三味線弾きさん のコメント
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第85号 2014.5.13発行 「小林よしのりライジング」
『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。
毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、よしりんの心を揺さぶった“娯楽の数々”を紹介する「カルチャークラブ」、『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてクリ!」、漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと紹介する「よしりん漫画宝庫」、珍妙な商品が盛り沢山(!?)の『おぼっちゃまくん』キャラクターグッズを紹介する「茶魔ちゃま秘宝館」、読者との「Q&Aコーナー」、作家・泉美木蘭さんが無限に想像をふくらませ、とことん自由に笑える「日本神話」の世界を語る「もくれんの『ザ・神様!』、秘書によるよしりん観察記「今週のよしりん」等々、盛り沢山でお送りします。(毎週火曜日発行)
【今週のお知らせ】
※「ゴーマニズム宣言」…現時点で死者275人、不明者29人という大惨事となった韓国船沈没事故。この悲劇で韓国人の「公共性のなさ」「利己主義」「拝金主義」が浮き彫りとなり批判されている。しかし、果たして今の日本は、韓国に対して優越感を抱き悦に入っている場合だろうか?
※よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」!「今週のAKB48」の復活は?結婚することの良さって何?映画『アナと雪の女王』、今までのヒロインの描かれ方と違うように思ったけどどう思う?ドラマ「花子とアン」に登場する炭坑王の伊藤伝右衛門をどう思う?自衛か侵略か判別できない場合でも、集団的自衛権は発動するのか?よしりんの回答や如何に!?
※『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて、一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてくり!」縁の下の力持ち、ぽっくんの下のカメ!いつも黙々とぽっくんを運んでクリるカメたちでしゅが、言いたいことがあるカメしゃんもおらしゃるようで…。ぽっくん、こわか~~~。
【今週の目次】
1. ゴーマニズム宣言・第86回「韓国船沈没の悲劇を、日本は他山の石とせよ」
2. しゃべらせてクリ!・第46回「ぽっくん、このカメしゃん怖か~!の巻<後篇>」
3. よしりん漫画宝庫・第66回「『ザ・樹海』今では描けない?挑発的実験作」
4. Q&Aコーナー
5. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど)
6. 読者から寄せられた感想・ご要望など
7. 編集後記
第86回「韓国船沈没の悲劇を、日本は他山の石とせよ」 韓国船沈没の悲劇が、韓国人の「 公共性 」のなさを浮き彫りにして、自分さえ助かればいいという「 利己主義 」、カネのために人の命も犠牲にする「 拝金主義 」が批判されている。
だが、韓国が新自由主義で突っ走り、経済が絶好調だったつい最近まで、日本企業はサムソンに負けた、日本も韓国を見習って規制緩和しろと経済評論家が論じ、テレビで特集していたものだ。
日本だって原発事故で甚大な被害を出したにも関わらず、国内では早くも安全神話を復活させ、原発ムラの「 拝金主義 」のために再稼働を進め、さらには海外にまで輸出しようとしている。
カネの為なら倫理も公共性も無視するのは、日本だって同じである。
韓国は非正規社員が55%だと言うが、日本だってもう40%以上になっている。
韓国は一度、財政破綻してIMFの管理下に入り、新自由主義に向かうしかなかった。
だが日本は内需でやっていけるのに、0.1%の大企業のために新自由主義を推し進め、TPP参入にこだわっている。
中間層を崩壊させ、地方経済を崩壊させ、分厚い貧困層を創出し、子供が産めない社会を作り、人口減を移民で埋め合わせようと考えている。
なんで韓国に優越感だけ持っていられるのか?
韓国社会がデタラメだということくらい、わしは「新しい歴史教科書をつくる会」で教科書運動をやってた頃から知っていた。
顏も整形で「修正」、歴史も反日で「修正」、民族の原点にコンプレックスを抱えた「恨」の国民性だから、自分の真の姿を直視できない「修正主義」の国なのだ。
慰安婦問題もその一つで、日韓併合の恥辱が「恨」になってるから、真実を見たくない。
真実がばれないように、世界中に慰安婦像を立てるという、哀れな悪あがきをやっているが、わしは腹が立つよりも、気の毒に思ってしまう。
顔の整形がいつかばれるように、歴史の修正もいつか世界の人々にばれると思うのだ。
支那からも、ロシアからも、日本からも、脅威にさらされる地政学上の弱みが、韓国人の「 事大主義 」を育ててしまった。
国の成り立ちを反日に頼るしかなく、反日なしでは国民の統合が崩壊するという脆弱なアイデンティティーしか持っていないコンプレックスの民は、実は憧れの日本に反発するしかなく、「事大主義」で中国に接近してしまう。
韓国船の事故に関しても、日本から差し伸べた手を払いのけてしまったが、日本の海猿に頼れば子供たちの命も何名か助かったかもしれない。
だが一方で貴重な海猿の隊員たちの命を犠牲にしたかもしれないので、断ってくれて良かったと思うエゴイズムもある。よっぽど感謝されて、日韓の友好に役立たなければ、我が国の優秀な海猿の命を危険に晒すことはできない。
韓国は沈没した船の引き上げで、中国に助けを求めたが、反日ポーズにそこまでしてこだわる幼稚さはやれやれというしかない。
だがそれを日本人が軽蔑して、優越感で「日本に頼ればいい」と上から目線で言ったって、韓国人はさらにコンプレックスを刺激されるだけだ。
みっともないよと忠告しても、それもこれも全部、日本が侵略したからだと言い出すだけで、「事大主義」で中国に接近する半島の民の姿は、明治から日本人が見てきたままである。
だから福澤諭吉の「 脱亜論 」でいいかと言えば、明治期の欧米帝国主義に対抗せざるを得なかった日本人の焦りの時代背景と、今とではまた状況が違う。
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!
韓国の旅客船沈没事故のニュースを見ると、小馬鹿にしたような論調が目立ち、モヤモヤ感が拭えずにいましたが、今号のゴー宣でスッキリ整理できました。小さな相手を馬鹿にしてチープな優越感に浸るような幼稚な国では、アジアの盟主どころか四流国家未満ですね。
昨今の利己主義・拝金主義政策をみても、他の洗練された歴史ある国々から見れば、日本は一体いつからこんな幼稚で恥ずかしい国になってしまったのだ? と不思議に思われているかもしれません。何より偉大な先人達はきっと猛烈に怒っているに違いありません。
「『脱亜論』を乗り越えるために、わしは『大東亜論』を描いている」とのお言葉、迫力ある絵やセリフで表現される血のたぎる熱い情熱からも、ひしひしと心に伝わってきています(「SAPIO」6月号の高場乱も格好良すぎます! 惚れました)。
「ザ・樹海」は発表から8年も前になるのですね。「わしズム」で読んで強烈に刺激され、手塚治虫や石ノ森章太郎が描いた生死観を思い出しました。いまでも是非読んでおきたい名作ですね。
子供の頃、大抵最後の方に掲載されていた実験作を目を丸くしながら読んでいました。そういった作品が一般誌に掲載されなくなったとは、随分と不幸な時代になったものです。
道場ブログも濃密ですね。
「安保法制懇」(安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会)
って、なんか、
「阿呆法制懇」(アンポンタンによる法的基盤の構築に関する懇談会)
のようです。
高森先生が書いて下さった、ヤギの言動には猛烈な怒りがこみ上げ、もはや人格としてすら否定したい勢いです(てか、もうしてますが)。尊敬する八木秀次博士(こっちが本物の学者。八木アンテナの発明者)と同姓同名なのが歯がゆい思いです。
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