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na85さん のコメント

>>70:カレー千衛兵さん
 カレーさんを通して西部老師の講義がもう一度聞けるとは!

 パンダグッズ収集に嵌るのは、AKBヲタ・アニオタと同じく、子供っぽさ・子供の心を失わないこと・子供の純粋さ、の表れでしょう。子供の心は大人の見栄を暴くパワーを秘めている場合もあり、これは侮れません。「ゴー宣」の「王様は裸だ」という指摘がパワーを持ち続けているのは、良い意味での子供の心を持った大人が減り、逆に幼児化した大人が増えているからでしょう。
 年齢的に大人であっても、男性において顕著な競争脳が高じれば「オレ様サイコー」病にかかり、幼児化の道をひた走ることになります。したがって男の方が幼児化率が高いと思われますが、最近では名誉男性の幼児化も目立ってきています。オレ様サイコー病は大人である自分の見栄やプライドを守ろうとするときに発症することが多いと思われます。つまり地位や名誉につながる世間での序列を固守する場合です。
 学者や知識人の論壇村も序列をホシュする世間ですが、この世間では多方面にコネがあるといった政治力や、空気を支配するタレント性が有効に作用します。空虚なネット世界においても序列は存在し、ネトウヨ世間がつくられて日々無意味な争いが繰り広げられています。これをコアな支持層とする安倍政権がいかに幼稚かが知れようというものです。
 このような、幼児化した大人が保守しようとする世間の序列を根底から覆すには、子供の目線からの指摘が有効です。つまり、竹槍で戦っていた論壇村に核兵器を持ち込んだと例えられた「ゴー宣」です。
 また、大人の欺瞞が結集したような戦後日本において、子供の心で作り出されたサブカルばかりがこれだけ隆盛しているのは、実は象徴的な出来事だと思われます。これは、米国の属領でしかない半独立国・日本が独立国家のような顔をして世界に対している欺瞞のため、国際社会において発言権がなくリーダーシップも発揮できないため、主に文化の面ばかりで目立っている現象だと言えます。
 しかし、この1点をもって「日本人は子供だ」と断じるのは乱暴です。なぜならサブカルを介した文化的侵略が世界中の民の意識を変えることも可能だからです。つまり大人の見栄や欺瞞で出来ていた国際社会という世間の共通了解や同調圧力も、子供心が作り出したサブカルが世界中を駆け巡り軽々と越えていく現象もあり得るのです。日本と世界を陰に日向に支配してきた「アメリカ様」も実は裸だったと世界中に知られる日がいずれ来ると思われますが、その契機は日本発のサブカルである可能性も高いのではないでしょうか。

 だから「ゴー宣」と「小林よしのり」を推しつづけるんです na85
No.79
123ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
第101号 2014.9.16発行 「小林よしのりライジング」 『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。 毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、よしりんの心を揺さぶった“娯楽の数々”を紹介する「カルチャークラブ」、『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてクリ!」、小林よしのりに関するWikipediaページを徹底添削「よしりんウィキ直し!」、漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと紹介する「よしりん漫画宝庫」、読者との「Q&Aコーナー」、作家・泉美木蘭さんが無限に想像をふくらませ、とことん自由に笑える「日本神話」の世界を語る「もくれんの『ザ・神様!』」、秘書によるよしりん観察記「今週のよしりん」等々、盛り沢山でお送りします。(毎週火曜日発行) 【今週のお知らせ】 ※(号外)「ゴーマニズム宣言」…安倍政権のコアな支持層である自称保守派やネトウヨは、「河野談話」を見直し「新たな談話」を出すことを期待しているが、それは不可能である!安倍政権が「女性活躍担当相」などを作り、女性の権利保護に力を尽くすかのように見せている、その意図は何なのか?世界に「性奴隷」の認識を広めたのは誰なのか!?慰安婦問題に関する世界の認識を変えたいと本気で願うのならば、朝日新聞を叩いて溜飲を下げている場合ではない! ※「ザ・神様!」…「一回だけ」「ちょっとだけ」「ちょっとやってみるだけ」と迫る弟ヤマサチに根負けし、しぶしぶ大切な釣り針を手渡す兄ウミサチ。気の進まない様子の兄に自分の槍を渡すと、ヤマサチは得意満面の笑みで、生まれてはじめての魚釣りに挑む!!大丈夫なのか!? ※よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」!テニスの全米オープン決勝戦を、視聴者の要望に応えNHKが急遽放送したことをどう思う?溜まったストレスの解消法は?ウディ・アレン作品の中で絶対に観るべきイチ推しの作品は?壇蜜はなぜあんなにエロいのか?朝日新聞の大誤報はなぜ起きた?視聴率苦戦といわれるNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」の最近の展開をどう思う?妻の不貞疑惑に悩む友人に何とアドバイスしたら良い?…等々、よしりんの回答や如何に!? 【今週の目次】 1. もくれんの「ザ・神様!」・第41回「A型根性炸裂!ウミサチ兄さんの釣り針執着 ~海佐知&山佐知 その2~」 2. しゃべらせてクリ!・第61回「時期遅れでうらめしや~っしゅ!の巻〈前編〉」 3. Q&Aコーナー 4. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど) 5. 読者から寄せられた感想・ご要望など 6. 編集後記 第41回「A型根性炸裂!ウミサチ兄さんの釣り針執着 ~海佐知&山佐知 その2~」 「お願い、一回だけやらせて! ちょっとだけだから!」  魚釣りをしてみたくて仕方のないイケイケドンドンのヤマサチは、兄のウミサチに熱烈アタックの末、ついに口説き落として釣り針を借りることに成功します。 「兄さん、代わりにおいらの槍を貸してあげるよ。楽しんで!」  ウキウキのヤマサチから槍を押しつけられたウミサチでしたが、山での獣狩りなどまったく気が進みません―― 「ヤマサチめ、本当にテキトーな奴なんだから。俺はむやみに責任感が強い長男だし、クソ真面目で几帳面なA型だから、いきなりこういうこと自由に楽しめって言われるとストレス感じるんだよ……」  勝手に予定を変えられて、まったく気分が乗りきらないネガティブなA型。 「あいつ、糸の結び方も釣り竿の使い方も知らないだろうに。どうせ、ちょちょいっと結んで海に投げ込めばいいとしか思ってないだろうな。しまったなあ。貸す前に実演して、しっかり絵に描いて使い方を説明すれば良かった」  貸した釣り針はどんな風に扱われているのやら、気が気でないA型。  やたら詳細に、やたら具体的に、きっちり細かくうるさく説明し尽くさないと自分自身が納得できないA型。 「あの釣り針、きのう下ろしたばかりの新品なんだよ。あいつ、脂まみれの汚い手でいじくってるんだろうなあ。はー、嫌だなあ。力加減もわからない奴だし、海底に針を引っ掛けて、馬鹿みたいにぐいぐい引っ張るんじゃなかろうか。もしも竿が折れたら……糸が切れたら……。はー、嫌だなあ」  自分の持ち物を他人に触らせることが本当にイヤでしょうがないA型。  悶々と最低最悪な事態ばかり考えて人知れずストレスを溜めてゆくA型。 「海にもどって監視しようかな……」  他人をほとんど信用していないA型。 「俺も、いい人ぶってあんないい針貸さずに、もっと古くて、いらなくなった針にすればよかった。やっぱり、今すぐ釣り針返せって言いに行こう」  たとえ「こんなに使ってないのがあるんだから、ひとつぐらいいいでしょ」と言われても、自分のなかではちょっとずつ違う種類のものをコンプリートして所有していることに満足しているから、その「ひとつ」すら渡したくはない執着心の塊のA型。  この自分様の世界を他人が理解できるわけがない、他人には踏み込まれたくないという一心から、ドケチっぷりを発揮するA型。   ……ぜんぶ、あたしだよっ!  A型・長女のあたくし、弟が入院したときに、何年も前に読んだきり本棚で埃をかぶっていた『デビルマン』全巻を手土産に、見舞いに行ったことがありました。 「退屈してるでしょ、これでも読みなよ~。全巻セットだー!」なんて言いながら、どさっと漫画の束をベッドに置く、妙に気前の良さを見せるA型の姉。  喜んでページをめくりはじめる、点滴につながれた青白い弟。  しかし、そんな弟を眺めているうちに、A型の姉は悶々と考えはじめるのです。 
小林よしのりライジング
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!