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magomeさん のコメント

 本日は年末の通常より早い原稿の締切と膨大な原稿量、そして今週開催予定のゴー宣道場の準備とこれまでにない超多忙の中での配信をありがとうございます。
 今回のライジングで取り上げていただいた在特会という日本の汚点であり恥に感化された「正論(詐称)」の記事について読むと論壇誌を通して崩壊寸前の国を表しているとしか思えないようになりました。支那事変が泥沼化し、日米戦が始まる直前の日本も今と同じように新聞などの論壇誌では「忠君愛国、暴支膺懲、撃ちてし止まん」という声がほぼ独占的に占められて叫ばれ、軍部を持ち上げていましたが、その一方でこれら言論界では尾崎秀美らコミンテルンのスパイが記者として入り込み、事変の泥沼化を煽っていました。
大東亜戦争開戦直前の日本の論壇界の状況をここで述べた理由は、実は、以前に小林師範の「天皇論」、「昭和天皇論」のアマゾンでのレビュー欄で気になる書き込みを見つけまして、その書き込みは既に削除されていますが、その削除された書き込みがどうも「天皇制打倒」をほざく極左が書いた書き込みで、今回のライジングにも共通する非常に気になる内容が書き込まれていたのです。以下、長文で申し訳ありませんが引用いたしますが、

「いまでは同志の間では裏切り者の中華人民共和国、朝鮮民主主義人民共和国、韓国を徹底的に指弾して攻撃し、日本帝国主義の戦争や日本軍国主義を絶賛して褒めてくれる正論、WILL、ジャパニズム、諸君や産経新聞は愛読書となっていますしチャンネル桜や同志田母神を応援してくれているKAZUYA CHANNELも欠かさず視聴して応援しまくっています。同時に、朝日新聞や毎日新聞、北海道新聞、沖縄タイムスや琉球新報、AERAなどの保守派が敵対視する雑誌や新聞は我々人民の理想を忘れて"伝統"という共産主義革命にとって唾棄すべき反革命思想的汚点を美化し始めたので我々もネットで保守派とともに攻撃していますし、不買運動も大歓迎なのです。
 それに、我々が直接干渉して介入しなくても我々の手足のごとく動いてくれる安倍自民党は我々が長年待っていた理想の内閣なので同志の大半もいまの自民党を支援しています。共産党や旧社会党の残党、社民党は力をなくしてしまったし地元のご機嫌ばかり伺い、平和主義という共産主義革命やユートピアからかけ離れた思想しか持たなくなったので、世界同時共産主義革命を目指す我々はもはや、見向きもしません。それに、天皇制打倒をそのまま叫んでもだれも見向きもしてくれなかった人民に"悠仁を天皇に!"とか"悠仁がいるから大丈夫!"と叫ぶだけで我々の天皇制を排除して打倒するという思惑通りに動いてしまうことがわかったので、これからも安倍の自民党に愛子と文仁と紀子の娘二人を天皇制から排除させて開放してやるためにどんどん、同志とともに応援しますのでよろしくお願いします。」

「悠仁を文仁とともに同志たちと熱烈に天皇制にふさわしい人として応援していますが、愛子、徳仁、雅子と文仁と紀子の娘二人を天皇制から排除して天皇制から開放させることに成功したら、同志とともに悠仁と文仁を雅子と徳仁への攻撃とは比べ物にならないくらいに攻撃して、彼らにこれ以上はないほどの地獄を味合わせてやるつもりです。同志崇仁の息子、同志寛仁は亡くなりましたが、まだ旧皇族の同志竹田がいますし、反革命主義の巣窟だった「新しい歴史教科書つくる会」の会長だった八木も会長に就任したときから実質上われわれの同志です。おかげでわれわれの願いどおり、「新しい歴史教科書つくる会」を分断させ、弱体化させることに成功させてくれました。ほかにも皇學館大學の教授、同志新田や同志小堀、同志谷田川、同志櫻井、同志田久保など、俺たち世界マルクス共産革命主義者の仲間内で同志と呼んで慕っている保守派の論壇で活躍する人がいっぱいいます。今では同志たちが保守派たちの講演会にいって熱烈な拍手を送り、保守派たちの嫌韓、嫌中を含めた出版本や出版雑誌の購買運動をして、応援レターをじゃんじゃん送り、メールでも保守派の振りをして世界同時共産主義革命への道へ導かせるために協力してもらっています。さらに、行動する保守運動家として活躍する同志も数多くまだいますので、到達すべき目標はもうすぐそばまで来ているのです。保守派が敵対視している革新勢力など"左翼”と呼んでいる連中たちは俺の同志が過去にやった演説や運動をそのままお古として使ってくれていますので、俺たちが今、熱烈に応援している安倍自民党や保守派たちを俺たちの思惑通りに行動させるための、打ってつけの当て馬になってくれています。」

http://megalodon.jp/2014-0222-1027-23/www.amazon.co.jp/gp/cdp/member-reviews/AGLBELK6UUSL/ref=cm_pdp_rev_all?ie=UTF8&sort_by=MostRecentReview

通常は言論界では保守、革新、もしくは左翼、右翼で程度の差はあれどだいたいは拮抗状態となっていますが、対立陣営や敵国、もしくは反社会主義勢力よる工作が成功するとこの拮抗状態は崩れて大東亜戦争直前の日本や現在の保守とはかけ離れた極右が支配する状況になると言われています。今回の論壇界に入り込んだ在特会の嘘や異常に持て囃される「正論(詐称)」や反韓、反中、親米の論壇界を見ていると、この異常性の背景に大東亜戦争直前の日本の論壇界で活躍していた尾崎秀美らコミンテルン、もしくは反社会主義の革命勢力(極左活動家)の工作が功を成していると思えてならないのです。
 以前に親しかった元ゴー宣読者の友人と在日朝鮮人について話し合う機会があったのですが、「2ちゃんねる」に感化されてしまったその友人は「在特会」の主張の正しさの根拠に「通名」を上げていたのですが、その理由は

「アメリカ人は通名を使えることが出来ても日本名を付けることはないが在日は日本名を付けているからなにか悪巧みをしているに決まっている」

というとても信じられない返事が返ってきて言葉を失いました。その人は米国で長らく暮らし、世界各国を飛び回って国際情勢にとても詳しい人だったので尚更です。在日三国人とアメリカ人とでは立場がまるで違うことは日本で生まれ育った中学生でもわかると思うのですが。今回のライジングを読むと、ゴー宣読者を止めたばかりに知性が劣化していく友人を思い出すと同時に、大東亜戦争直前の日本の論壇界が思い浮かび、本当に戦慄が走りました。

時浦師範代の「ウィキ直し」で「男系」と「女系」そして「双系」について取り上げていただき、解りやすく説明してくれてありがとうございます。皇統男系固執者は「父母両方から皇族の男系血統を引くのが双系」という珍説を数えきれないほどほざいてきたのですが、その根拠が「父親だけで神武天皇に遡れるから男系、母親だけで神武天皇に遡れないと女系にならない」という辞書や正史に記されている「双系」「男系」「女系」の内容からほぼかけ離れた根拠のない珍説でした。そのために、こちらは辞書や正史を用いて「双系」「男系」「女系」の本当の意味を述べたのですが、そうすると

「辞書や正史から引用されたからって事実とならない!」と逆上する始末。

自虐史観で「天皇制打倒」をほざく左翼、サヨクと全く変わらない態度にほとほとあきれ返りました。時浦師範代の根強い追及には日本の戦争冤罪研究センター所長就任以来、お世話になりっぱなしです。
No.56
120ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
第112号 2014.12.9発行 「小林よしのりライジング」 『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。 毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、よしりんの心を揺さぶった“娯楽の数々”を紹介する「カルチャークラブ」、『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてクリ!」、小林よしのりに関するWikipediaページを徹底添削「よしりんウィキ直し!」、漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと紹介する「よしりん漫画宝庫」、読者との「Q&Aコーナー」、作家・泉美木蘭さんが無限に想像をふくらませ、とことん自由に笑える「日本神話」の世界を語る「もくれんの『ザ・神様!』」、秘書によるよしりん観察記「今週のよしりん」等々、盛り沢山でお送りします。(毎週火曜日発行) 【今週のお知らせ】 ※「ゴーマニズム宣言」…在特会やネトウヨが撒き散らす「在日特権」デマは、自称保守論壇、そして政治家にまで浸透し始めている。「在日は納税を誤魔化している」「生活保護に関する優遇措置がとられている」「通名使用が認められていることは特権である」「特別永住制度により特別扱いされている」…これらは全て、在特会らが自らの「差別心」を正当化するために捏造したデマである!真の愛国者ならば在日差別を許してはならない! ※よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」!日テレアナウンサー内定取り消し問題をどう思う?金メダリストの羽生結弦選手は好き?女の方から床ドンされたことはある?彼女が突然「大学を辞めてお笑いに関わる仕事がしたい」と言い出した!どうすれば良い!?「大東亜戦争の失敗はドイツと手を組み英米を敵に回したこと」という吉田茂の意見をどう思う?…等々、よしりんの回答や如何に!? ※おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて、一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてくり!」。沙麻代ちゃ~ん♡ぽっくんの愛を受け止めてクリ~!元祖“ツンデレキャラ”の沙麻代ちゃんに茶魔の想いは届くのか!?   【今週の目次】 1. ゴーマニズム宣言・第110回「差別をするための虚構・在日特権」 2. しゃべらせてクリ!・第72回「沙麻代ちゃん、ぽっくんの愛を受け止めてクリ!の巻〈後編〉」 3. よしりんウィキ直し!延長戦・第3回「『ゴーマニズム宣言スペシャル・天皇論追撃篇(新天皇論)』過去版」 4. Q&Aコーナー 5. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど) 6. 読者から寄せられた感想・ご要望など 7. 編集後記 第110回「差別をするための虚構・在日特権」  やはり「在特会なんか放っておけ」なんて態度をとっていたら、大変なことになるということがはっきりしてきた。  今回の衆院選で「次世代の党」(と書くのも恥ずかしいジジィ世代の党)が掲げたマニフェストには 「特別永住制度の見直し」 と 「生活保護制度を日本人に限定し、困窮した外国人には別の制度を設ける」 というのが入っている。   明らかに在特会らが言う「在日特権の撤廃」に配慮した主張である。 「次世代の党」が自民党との違いを強調しようとしたら、自民党よりもさらに右旋回するしかない。そうして行きつく先は、 極右排外主義 なのだ。  いかに泡沫政党とはいえ、政党要件を満たしたれっきとした政党のマニフェストにまで在特会の主張が入り込んでしまったことは、やはり忌々しき事態である。  自称保守論壇には、在特会やその他のネトウヨが撒き散らす「在日特権」デマが信じられないほど浸透している。 「新しい歴史教科書をつくる会」理事の藤岡信勝は「在日特権」デマを集めたサイトを引用して 「在日特権について、大変わかりやすい解説に出合いました。ありがとうございました」 とフェイスブックに投稿した。  その在日特権デマは、 なぜ日本の長者ベスト40のうち20人が在日コリアンで、ベストテンの中には7人もいるのか?(2012年Forbes) まともに税金を払っていれば絶対金は残らないようになっている日本の厳しい税制の中では、在日特権が無ければ資産は作れません。在日の多くが帰化しないのはこれらの特権があるからだと言われています。 ・・として20人の「在日」長者の名前を列挙しているのだが、その中にはユニクロの柳井正や楽天の三木谷浩史などの名前がずらっと並んでいる。あまりにも幼稚な「在日認定」デマだが、藤岡はこんなもんにまで引っかかってしまうのだ。  余談だが、藤岡は中国のSMサイトの画像をトリミングして偽のキャプションをつけたブログにもコロッと騙され、フェイスブックに「写真は中国軍にとらえられたチベットの少女です。このあと何が起こるでしょうか。銃殺です」云々と投稿したこともある。  今や「在特会の主張にも正しいところはある」というのは自称保守論壇のポジション・トークになっているらしい。その典型が雑誌「正論」(自称)1月号に載った評論家・小浜逸郎の文章だ。  驚いたことに、小浜はこんなことを断言する。  まず私が知りえた限りでは、在日特権は存在します。その最も顕著なものは、生活保護に関する優遇措置です。一番新しいところで、二〇一四年の厚労省の調査によると、生活保護率は全体平均が千世帯のうち17世帯であるのに対して、在日韓国・朝鮮人は142世帯という突出した数字になっているそうです。約8.4倍ですね。もちろんこの資金は日本国民の税金です。  8.4倍、という数字で錯覚を起こすが、 生活保護受給者の97%は日本人であり、外国人はたった3%。在日韓国・朝鮮人は2%程度に過ぎない。  さらに「生活保護受給率が日本人の8.4倍」の表現にはトリックがある。   例えば2011年の生活保護受給率を都道府県別に比べると、最も高いのは北海道で2.94%、低いのは富山県で0.31%。約10倍の開きがある。 このデータから、「北海道民は富山県民の10倍優遇されている。北海道民には生活保護の特権がある!」と言い出すバカがいるだろうか?   これは貧困率の指標に過ぎない。在日は全体平均と比べて8.4倍優遇されているのではなく、8.4倍貧しい人がいるという数字なのだ!  また、「もちろんこの資金は日本国民の税金です」というが、 小浜は在日も納税の義務を負っていることを知らないのか!?  税金だけ収めさせておいて、困窮した際には保護しないとなれば、それこそ差別ではないか! 小浜のような無知識人が言うならまだしも、国会に議席を持つ(次で無くなるかもしれんが)政党が、公約としてこんなことを掲げているというのは恐ろしい話である!! 
小林よしのりライジング
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!