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na85さん のコメント

 「SRAP細胞はありまぁす!」という言葉が2014年の流行語にノミネートされました。そして、先頃の検証実験の結果、どうやら日本と世界の医学会においてはSTAP細胞は無いと断定されそうです。小保方晴子さんの例の会見前後は当コメ欄でも結構話題にされていましたし、先日は「よしりんに聞いてみよ」でも取り上げられました。ですので、今まだタイムリーなうちに、しばらく温めていたネタを投下しておきたいと思います。

 医学会の動向はどうあれ、STAP細胞が存在するかもしれないという論拠らしきものを見つけました。千島ー森下学説と呼ばれる、現代の医学会から葬られた説がそれです。私はこれを、船瀬俊介氏の『どれほど脅迫されても書かずには死ねない・日本の真相!2』で知りました。
※【注意】船瀬氏の著書の幾つかには3.11人工地震兵器説などの陰謀論も含まれているため、購読される場合は多少その辺りを勘案し、自分の中で割り引いてお読み下さい。

 現代医学においては、赤血球・白血球などの血球は骨髄で造られることになっていますが、この説は飢餓状態にした鶏の骨髄から赤血球や白血球がたまたま見つかったという理由で出たそうです。千島ー森下学説では、赤血球は腸管で造られ、これは肺から吸収された酸素を運ぶ以外に腸管から吸収された栄養(糖など)を身体中の細胞に運び、しかもこの赤血球がそのまま体細胞に変わるそうです。
 糖尿病の血液検査の数値にヘモグロビンA1cというものがありますが、酸素を運ぶ赤血球に含まれる成分であるヘモグロビンがなぜ糖尿病に関係するのか不思議に思っていたのですが、赤血球が酸素とともに糖を運んでいるとすれば納得がいきます。赤血球が腸管で造られているとすれば、わざわざ骨髄で造って血中に送るより余程効率的です。これが現代医学の「骨髄造血説」の常識を覆す「腸管造血説」です。
 そして次に、血球は体細胞にも変化するそうです。本体が飢餓状態になると、その体細胞が血球に戻り、この血球が残った体細胞の栄養として消費されるそうです。何日も飢餓状態に置かれた人がガリガリに痩せるだけで、普通に生きていられるのはこのためだと言うわけです。これが「細胞不可逆説」を覆す「細胞可逆説」です。飢餓などのストレス状態に晒されると、皮膚細胞でも他のどんな体細胞でもまず血球に戻り、それから別のどんな細胞にもなれる状態になるわけです。骨髄造血説の根拠となっている鳥の骨髄から血球が見つかった件は、飢餓状態の骨髄細胞が血球に戻った状態をたまたま見つけたというわけです。
 つまり、血球とは万能細胞なのです。ゆえに「STAP細胞はありまぁす!」と言って良いわけです。おそらく小保方さんがやったように、「酸に浸す」というストレスを与えても作れるのではないかと思われます。先頃の理研の検証実験では、STAP細胞が有っては困る何者かにより実験の前提条件に何らかの細工を施され、小保方さん本人がやっても再現できないようにされていたのではないかと勘ぐりたくなります。
 医学会のエライさんたちは、権威ある医学常識(造血は骨髄でしか行われない、一度分化した細胞はESやiPSなどの受精卵の状態に戻さない限り不可逆etc.)が崩れ去ることを絶対に認めないはずです。小保方さんが発表した説に対し、権威ある医学誌は「これまで積み上げられてきた医学の常識を愚弄するものだ」という評価を与えました。それ以後、過去の論文の不備を突っつかれて小保方さんは潰されました。おそらく、かつての千島氏・森下氏もこういう理由で追放されたのでしょう。
 また、山中伸也氏のiPS細胞がノーベル賞を取れたのは、「本物の万能細胞は(ニセモノのSTAP細胞のようには)簡単には造れない、遺伝子操作などの複雑な手順が必要だ」ということを医学界の強固な常識とするためではないでしょうか?それによって細胞可逆説(STAP細胞の存在)を完全に抹殺したかったのだと考えられます。
 iPS細胞発見より後にもっと良い代替物(STAP細胞)が現れ、しかもそれには全くカネがかからないとなれば、大きな儲けを目論んでこれまでiPS技術に先行投資してきた人々はどういう行動に出るでしょうか。各国の学者が持つiPS特許を元に、医療系グローバル企業が大量の資金を投じてしまっていた段階では、もはや小保方さんは潰される運命しかなかったと思われます。それは、笹井氏が自死せねばならぬほどの、そしてバカンティ氏も関わりを避けたいほどの圧力だったのだと推察されます。

 さて、輸血は最も簡便な臓器移植だと言ってよいそうです。臓器移植では大量の非自己が入れられるわけですから、移植された側では免疫細胞が移植片を攻撃し、これを抑えるため免疫抑制剤が大量投与されます。輸血血液の血球も非自己ですから当然攻撃され、これによって輸血性ショックが起こるようです。上記したように、赤血球細胞が体細胞に変わりうるものであるなら、これは当然です。実は、昭和天皇の死因は癌そのものより手術の際の輸血によるショックではないかと船瀬氏は見ています。
 ところで、細胞が可逆的なものであるなら、一度出来てしまったら切除するしかないと考えられてきた癌細胞も正常細胞に戻りうると考えられます。船瀬氏によると、血液の汚れこそが癌の正体で、これを一時溜めて置く場所が癌細胞なのそうです。食事に気を付けたり適度な運動を心がけたりという自然な対処を行い、その結果として血液が浄化されれば癌は自然に退縮するといういうわけです。
 これをオブラートに包んで言ったものが実は近藤誠医師の「癌もどき理論」と「癌放置療法」だと考えられます。「本物の癌」は0.1mmの大きさの段階から転移を開始し、早期発見されても既に多臓器へ転移して手遅れになっているのに対し、「癌もどき」は周囲の器官を圧迫するほど大きくなっても転移しない、だから転移しない癌なら放置しておけばよいという理論です。
 癌は早期発見・早期治療が良いと謳われていますが、手術や抗癌剤などの癌治療の多くは癌の再発を促したり、患者を弱らせてQOLを下げ、死期を早めている可能性があるわけです。放射線治療も数十年後の癌再発リスクのあることが徐々に知られ始めています。癌治療の多くは免疫力を下げるため、再発リスクが高まるということは免疫学者の安保徹氏も様々な著書で語っています。

 このように、小保方さんのSTAP細胞と千島ー森下学説は、積み上げられてきた権威ある医学常識を崩壊させるだけでなく、輸血・手術・投薬といった様々な医療行為、および万能細胞による今後の再生医療やゲノム創薬の研究、そして製薬・医療器メーカーによる医療ビジネスを揺るがすものであるため、とくに巨大なカネを動かす医療系グローバリストたちにとっては非常に邪魔な存在であり、それゆえ全力で潰される運命にあったと考えられます。

 全てを失った小保方さんの今後をとても心配します na85
No.109
120ヶ月前
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第113号 2014.12.16発行 「小林よしのりライジング」 『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。 毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、よしりんの心を揺さぶった“娯楽の数々”を紹介する「カルチャークラブ」、『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてクリ!」、小林よしのりに関するWikipediaページを徹底添削「よしりんウィキ直し!」、漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと紹介する「よしりん漫画宝庫」、読者との「Q&Aコーナー」、作家・泉美木蘭さんが無限に想像をふくらませ、とことん自由に笑える「日本神話」の世界を語る「もくれんの『ザ・神様!』」、秘書によるよしりん観察記「今週のよしりん」等々、盛り沢山でお送りします。(毎週火曜日発行) 【今週のお知らせ】 ※「ゴーマニズム宣言」…12月14日、衆議院総選挙投票日に開催された「第45回ゴー宣道場」。評論家の岡田斗司夫氏をゲストに迎え「道徳教育は可能なのか?」をテーマに刺激的な議論が行なわれた。安倍政権はなぜ「道徳」を「教科化」しようとしているのか?「損得勘定」で道徳は身につくのか?また今回の総選挙も徹底分析!果たして今の日本社会において「いい人に見られた方が得をする」という「道徳B」は成り立つのか? ※「ザ・神様!」…海の神・ワタツミから授かった、恐ろしい滅びの呪文と水を操る二つの玉で、兄・ウミサチを懲らしめ自分の家来にしてしまったヤマサチ。ようやく兄弟喧嘩は一件落着し山での生活に戻ったものの、何か大事なことを忘れていないか…!? ※よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」!18歳、初めての失恋、どうしたら良い?高橋みなみの卒業、今後も48グループに「総監督」というポジションは必要?石田ゆり子・永作博美・大島優子のうち誰か一人と不倫できるとしたら誰がいい?「再生可能エネルギー発電は自然を破壊する」説をどう思う?大晦日の『笑ってはいけない~』、一番面白かったのは何?…等々、よしりんの回答や如何に!? 【今週の目次】 1. ゴーマニズム宣言・第111回「道徳教育と総選挙」 2. しゃべらせてクリ!・第73回「茶ンタが街にやってきたぶぁ~い!の巻〈前編〉」 3. もくれんの「ザ・神様!」・第47回「女の豹変、エクソシスト ~豊玉姫と木蘭姫~」 4. Q&Aコーナー 5. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど) 6. 読者から寄せられた感想・ご要望など 7. 編集後記 【生放送予定】 http://live.nicovideo.jp/watch/lv203009042 「よしりんに、きいてみよっ!」 、本年最後の生放送は 18日(木)20時 から!   テーマ:『今年のいい人・悪い人をふり返る』 〈泉美木蘭談〉  道徳について考える先日の道場で、よしりん先生がネトウヨに対して、こうおっしゃいました。 「わしは富裕層だ! お前らは貧困層じゃないか!自分の置かれている立場をどうして考えないのか。もうどう思われようと構わないと思うようになった。この格差をわからせてやらねばならない!」  この時、よしりん先生は、「悪い人」でしょうか?  表面上の劣化した感情で「悪い人・小林よしのり」に支離滅裂な罵詈雑言をぶつけているうち、気がつくと、富は富裕層のもとにますます集まり、格差は物凄く広がり、貧困層だった自分たちはさらに貧窮…。 「ボクらの応援した政権は、なんでボクらをこうも苦しめる社会を作ってしまうんだ!? もともと富裕層だった奴が、ますます潤っていくばかり、ボクらは食うや食わずだよ!!」  こうなった時も、先生は「悪い人・小林よしのり」でしょうか?  シレッと勝ち逃げしてハワイで毎日楽しくハンモックに揺られ、好きな本や映画に浸って暮らしていられるはずなのに、わざわざ『差別発言!』『嫌味な金持ち!』という非難を引き受け、「自分の置かれた立場から、格差社会を眺めてよく考えなさい」というメッセージを発していた先生のことを、ネトウヨたちは一体どう思うのでしょう。  生放送では、2014年に起きた出来事をふりかえりながら、「いい人・悪い人」について考えていきたいと思います。  STAP細胞の小保方さんは「悪い人」だったでしょうか?  小保方さんをバッシングし続けた人達は「いい人」でしょうか?  ヤジ議員、号泣議員、LINE議員、キスセクハラの橋本聖子、金で票を集めてきた小渕優子など、とんでもない政治家の姿が顕わになった年でもありました。  それなら「興味が持てない」と投票しなかった有権者は? 「白票が自分の意志だ」と棄権した国民は、いい人? 悪い人?  ただ表面的に「いい・悪い」を決めるのではなく、そこにある道徳を捉えながら、そして、私的・身近な「いい人・悪い人報告」など、脱線もまじえての楽しい時間にできればと思います。    お楽しみに! 第111回「道徳教育と総選挙」  第45回ゴー宣道場は12月14日、衆議院総選挙投票日に開催された。  テーマは 「道徳教育は可能なのか?」 で、当日は小中学校の教師も多く参加し、現場の声を聞かせてくれた。  ゲストは『僕らの新しい道徳』という著書がある評論家の 岡田斗司夫氏 。同書は岡田氏と7人の論客の対談集で、その相手の1人としてわしも呼ばれて対談し、『市民―"庶民"が"大衆"になり果てるとき』というタイトルで収録されている。  わしや師範方の誰とも異なる感性を持つ岡田氏が参加した道場は、実に刺激的なものとなった。  岡田氏は「道徳」と「政治」や「経済」の問題が無縁だと思っているが、わしの考えではそれは間違っている。 「衣食足りて礼節を知る」 というが、現在子供の6人に1人が貧困状態にあり、カロリーの摂取が学校給食に頼るのみという深刻なケースもある学校で、「道徳」を教えて何になろう? 「礼節よりもまず食べさせる」それが国家、あるいは大人の「道徳」であって、「食わせず秩序感覚だけを教え込め」というのは、北朝鮮の独裁者の考えである。   そもそも「道徳」は、「知育」・「体育」と共に、「教育」の一つであって、国家が国民を育てる意図の下に行われる。  国家が世界市民のような普遍的な人間を育てるためのものではない。「国民形成」の手段でもあるのだ。  道徳教育は権力者の政治的意図が大きく関わるものなのだ。政治と経済ぬきの「道徳」はあり得ない。  しかも「 道徳の教科化 」という文科省の要請は、安倍政権の要請であって、わしは「新しい歴史教科書をつくる会」の会合に来ていた安倍晋三とは、左翼偏向教科書の問題点を話し合っていたのだ。  自民党の憲法草案には、表現・結社の自由に「公益や公の秩序に反しない限り」という制限がつけられているが、これについて自民党の憲法改正推進本部本部長代行を務める船田元衆院議員は、「公の秩序」を重視し、いきすぎた自由を制限する旨の発言をしている。  また、草案には憲法の本旨である「国民の国家権力に対する命令」に加え、国民に対する義務規定や道徳規制などが含まれており、船田は「 道徳的側面は現在の日本人の規範意識が薄れてきている実情を考えるとどうしても書き込まざるを得なかった 」と言っている。   日本社会の秩序が乱れてきたから、憲法にも「道徳」を書き込み、「道徳教育」も強化しようというのが、自民党が重要視する「道徳」の原点なのだ。  これから新自由主義の政策がさらに加速され、貧困層が膨大に増えていく。そこで権力や政治に対する不満が爆発すると、政権が覆されるかもしれない。  だから子供のうちから「秩序」を教え込み、権力に反抗できないような精神を植え付けてしまおうという魂胆の「道徳教育」という側面もあると警戒しておくのが大人である。  岡田氏の言う「道徳」と「政治・経済」は関係ないという考えは、実にナイーブなもので、わし自身の今までの政治的行動も、大いに関係しているのである。   権力に従順な国民を育てる装置として「道徳教育」が利用されうることは、中国を見れば明らかである。   中国の道徳教育は「社会科」と合科になっており、徹底した「愛国教育」を行なっている。  この愛国教育では日本の「侵略」を撃退した中国共産党の「功績」を徹底的に称賛することが行われる。  実際に日本軍と戦っていたのはほとんどが国民党軍であり、共産党軍はその間戦力を温存して「漁夫の利」を得ただけなんてことは、絶対に教えられない。  こうして「中国共産党を正統と認めよ」という教育が行われ、中国人は子供の頃から中国共産党への忠誠心を刷り込まれるのである。 
小林よしのりライジング
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!