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magomeさん のコメント

 時浦師範代のツイッター上における香山リカ氏の発言を読んで、以前に皇太子および皇太子妃両殿下の味噌製造所訪問について書いたブログのコメント欄に歪みまくった男尊女卑感覚丸出しの罵詈雑言を書き込んだ極左と思わしき人のことを思い出しました。結局は男女同権を唱えるはずの左翼リベラルが「女は所詮は依存しないと生きていけない生物だ」と認めてしまうほどに不真面目で無責任で、それでいて全く反省しないからこそ極左活動家ですら歪みまくった男尊女卑感覚を持つようになってしまうのだと思います。
 この不真面目で無責任、それでいて全く反省しない態度は自称保守も同じだからこそ、ネトウヨ、ネトバカの愚行を戒めることが出来ずにいたずらに権力の暴走を許し、日本の国際的信頼を失わせ、無意味な戦争へと駆り立てさせてしまうのだと思います。香山氏の愚行はリベラル左翼はおろか、自称保守も含む論壇界全般がいまだに「80年代的おちゃらけ」から抜け出していないのだとしか考えられません。もし真面目に自分の主張が世論に影響を及ぼす言論界で活動しているという認識があれば小林師範が「新戦争論1」で述べたようにイラク戦争など、過去の自分自身の主張とその結果を総括するでしょうし、もし間違っていたら文庫版「ゴーマニズム宣言」で「けんきょかましてよかですか?」と述べて自分の間違いを認めるぐらいのことはするでしょう。
 80年代ならば総括も反省もしなくとも許された、もしくはしない方が「世渡り上手」として楽な道だったのでしょうが、現在ではネットなどで発言や書き込み、記事の内容などが即座に知れ渡り、半永久的に残ってしまうことから愚行を含む過去の自分の主張や行動について総括して自省できない人は今回の川口中1殺害事件の加害者および被害者の母親、嫌韓、嫌中に熱意を入れて安倍政権を無条件で支援する自称保守、ネトウヨ、ネトバカ、そしてオウム事件の最中にオウム幹部に熱中して支援した人々と同じく、反省せず、真剣さがまるでない社会的に信頼が全くできない人と永遠に記録されていくほかはありません。
 これら輩は反省しない真剣さのない、「80年代的おちゃらけ」でしか物事を考えられないという点で見事に共通しています。
No.103
117ヶ月前
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第124号 2015.3.10発行 「小林よしのりライジング」 『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。 毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてクリ!」、小林よしのりに関するWikipediaページを徹底添削「よしりんウィキ直し!」、漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと紹介する「よしりん漫画宝庫」、読者との「Q&Aコーナー」、作家・泉美木蘭さんが無限に想像をふくらませ、とことん自由に笑える「日本神話」の世界を語る「もくれんの『ザ・神様!』」等々、盛り沢山でお送りします。(毎週火曜日発行) 【今週のお知らせ】 ※「ゴーマニズム宣言」… 川崎市の中学1年生、上村遼太君が惨殺された事件。加害者の少年らを少年法で保護する必要はあるのか?被害者の母親を含め周りの大人に責任はないのか?警察の対応に問題はなかったのか?どうすれば大人は子供を守れるのか?「いい人に見られた方が得」という損得勘定ではなく、あくまで道徳心を貫いた上村君の悲劇から、共同体と道徳心の問題についても考察します。 ※「ザ・神様!」…今週も、古事記にも負けない(!?)現代日本に存在するヘンてこな神々の登場!!めちゃめちゃ打たれ強い神話おじさん、シワシワの靴下を手に死んだ微笑みを浮かべるボランティア青年、そして女神ようこと全てを失ったカズオの物語!! ※よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」!先生が良いと思う本を紹介するコーナーを作って!新聞のどんな記事を重点的に読む?ホワイトデーはどう過ごす?人間は死んだらどうなると思う?なぜフランス文化が好きなの?「文官統制」の撤廃についてどう考えてる?…等々、よしりんの回答や如何に!? 【今週の目次】 1. ゴーマニズム宣言・第121回「川崎で殺害された上村くんの道徳心」 2. しゃべらせてクリ!・第84回「しぎゃびー!お父ちゃま大噴火!の巻〈前編〉」 3. もくれんの「ザ・神様!」・第52回「神様のいない玄関で――信じる者が救われない宗教勧誘事件簿」 4. Q&Aコーナー 5. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど) 6. 読者から寄せられた感想・ご要望など 7. 編集後記 第121回「川崎で殺害された上村くんの道徳心」  川崎市の中学1年生、上村遼太君が惨殺された事件では、上村君への同情が全国に広がっている。  不良グループと付き合ってしまったことが、最大の過ちだった。特に主犯の18歳少年Fの凶暴さは尋常ではないので、この男と知り合ったことは上村くんの不幸だった。  日頃から酒飲んで酔っ払ってキレてるような不良を、親が野放しにしていたのだから、家庭環境も問題があるし、鑑別所から出てきたばかりで、13歳の少年を惨殺したのだから、こんなのを少年法で保護する必要があるのかと、厳罰を望む声も圧倒的に高まっている。わしも同じ意見だが、ニコニコの規制に引っ掛かる恐れもあるので、名前はイニシャルにしておく。  Fは強い相手には弱いが、弱い相手にはとことん強く出る。一度キレたら限度を知らず、死ぬんじゃないかと思うほど殴る蹴るを続ける。  酒を飲んだら手がつけられない。以前から「人殺してぇー」と言っており、通りすがりの中年男性を全く無目的に鉄パイプで殴打、重傷を負わせて鑑別所に送られ、昨年末に出てきたばかりだったという。  こんな奴がまだ他にもいるかもしれず、同じような事件がまた起きても全くおかしくはない。そんな象徴的な事件なのだから、この事件に対する関心は絶やさない方がいい。  凶暴な不良グループと交流してしまった子供は、自力でそこから抜け出すことは不可能だろう。  大人がなんとか事態を把握して、抜けさせてやるしかない。  上村君自身は、グループを抜けたがっていたようだ。上村君が目の周りに青タン作って、顔中腫らしているのを見て、友達や別のグループがFに抗議もしている。  だがFのような卑怯な男は、その時だけ平身低頭で謝っておいて、後でそれを逆恨みして、リンチして殺してしまう。   いくら子供の世界で正義感のある者が守ろうとしても、守り切ることはできない。大人が出ていくしかない。大人が子供をどうやって守るのか、その方法をはっきり確定させなければならないのだ。  事件発覚直後、ネットでは上村君の母親を責める声が上がり、それに対して被害者の母親を責めるのは酷だという批判が起きた。  女性週刊誌などは母親に同情的で、5人の子供を抱えたシングルマザーで、働き詰めで余裕がなかったとか、息子の死に憔悴しきっていたとか書いていた。  また、母親のコメントとして「あの時、もっともっと強く止めていれば、こんなことにはならなかったと、ずっと考えています」などという文書が発表されると、同情の声はさらに高まった。  だが、わしは違和感をぬぐい切れない。  5人の子供の世話は大変だろうが、いくらなんでも息子が目の周りにあんな青タン作って顔中腫らして帰ってきたのに、対処しないのはおかしい。深夜に外出する子供を放置するのも、常識ある親とは言えない。子だくさんは言い訳にならない。  そんな中、週刊文春がこんな地元住民の話を載せた。 
小林よしのりライジング
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!