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つぼきちさん のコメント

『新戦争論1』の第22章何度読んでも、鳥肌が立ちます。
自己啓発本と嫌韓本愛読者の類似した心象を描いてあり
考えさせられました。
特に『脱正義論』の記述もあって、考えさせられました。

私は若い頃、自己啓発セミナーに先輩に連れられてかれた過去がありますから。
でも自己啓発セミナーに出会った原因は先輩ですが、
自己啓発セミナーで洗脳されることを選んだのは自分です。
自己啓発セミナーに通えば、平凡な自分が変わるんじゃないかと
淡い期待をしたのが、洗脳され、のめりこんだ原因です。
その精神たるや、まさに第22章の自己啓発本で自分に下駄履かせて
優越感にひたるネトウヨと同じ心象ですよ。
若い日の自分を重ね、反省することしきりですね。
当時の私は、セミナーの勧誘に疲れていた辺りに
小林先生の『戦争論』に出会ったことでしたね。

旧ゴー宣で小林先生は平凡に生きることの素晴らしさを
お父様の例を出されて、何度も説いておられました。
私は、『戦争論』を読んだ後、旧ゴー宣を一気読みした
ツワモノですが、あの時、平凡に生きることの素晴らしさを
知らなかったなら、今の公務員生活は無かったと思います。

また、『脱正義論』の「日常に帰れ」と「プロになって現場を変えろ!」の
名言にはまいったなぁ。
プロになって現場を変えろに関しては、後日談があります。

うちの職場に生意気な新人が配属されました。
役所の仕事に評論家みたいな目線で文句ばかり言う。
そこで、私が発した一言が
「プロとして、早く出世してから現場を改革しろ!」です。
その新人職員その一言が効いたのか、
「出世してから現場を改革しろ!か」と一言つぶやいた後
グウの音も出なくなり、真面目に地味な仕事をやり遂げました。
先生のゴーマニズムは、我が後輩の新人職員にも響いていますよ。

先生はオウム事件の加害者が当時自分は洗脳された、自由意思が無かった
などと甘える連中に、厳しかったのですが、
自己啓発セミナーで騙された私ですが、先生に全く同感なんです。
セミナーで変れると思ったのも、変えたいと望んだのも自分です。
幸い、勧誘下手と友人が少ないのが幸いしてか、被害者を造らなかったのが
唯一の救いですが、当時ガンガン勧誘もしていました。
私はその罪悪を一生身にまとって生きることにしています。

もう少し先生の著作に、早く出会っていればと悔やまれてなりません。
No.136
119ヶ月前
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第124号 2015.3.10発行 「小林よしのりライジング」 『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。 毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてクリ!」、小林よしのりに関するWikipediaページを徹底添削「よしりんウィキ直し!」、漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと紹介する「よしりん漫画宝庫」、読者との「Q&Aコーナー」、作家・泉美木蘭さんが無限に想像をふくらませ、とことん自由に笑える「日本神話」の世界を語る「もくれんの『ザ・神様!』」等々、盛り沢山でお送りします。(毎週火曜日発行) 【今週のお知らせ】 ※「ゴーマニズム宣言」… 川崎市の中学1年生、上村遼太君が惨殺された事件。加害者の少年らを少年法で保護する必要はあるのか?被害者の母親を含め周りの大人に責任はないのか?警察の対応に問題はなかったのか?どうすれば大人は子供を守れるのか?「いい人に見られた方が得」という損得勘定ではなく、あくまで道徳心を貫いた上村君の悲劇から、共同体と道徳心の問題についても考察します。 ※「ザ・神様!」…今週も、古事記にも負けない(!?)現代日本に存在するヘンてこな神々の登場!!めちゃめちゃ打たれ強い神話おじさん、シワシワの靴下を手に死んだ微笑みを浮かべるボランティア青年、そして女神ようこと全てを失ったカズオの物語!! ※よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」!先生が良いと思う本を紹介するコーナーを作って!新聞のどんな記事を重点的に読む?ホワイトデーはどう過ごす?人間は死んだらどうなると思う?なぜフランス文化が好きなの?「文官統制」の撤廃についてどう考えてる?…等々、よしりんの回答や如何に!? 【今週の目次】 1. ゴーマニズム宣言・第121回「川崎で殺害された上村くんの道徳心」 2. しゃべらせてクリ!・第84回「しぎゃびー!お父ちゃま大噴火!の巻〈前編〉」 3. もくれんの「ザ・神様!」・第52回「神様のいない玄関で――信じる者が救われない宗教勧誘事件簿」 4. Q&Aコーナー 5. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど) 6. 読者から寄せられた感想・ご要望など 7. 編集後記 第121回「川崎で殺害された上村くんの道徳心」  川崎市の中学1年生、上村遼太君が惨殺された事件では、上村君への同情が全国に広がっている。  不良グループと付き合ってしまったことが、最大の過ちだった。特に主犯の18歳少年Fの凶暴さは尋常ではないので、この男と知り合ったことは上村くんの不幸だった。  日頃から酒飲んで酔っ払ってキレてるような不良を、親が野放しにしていたのだから、家庭環境も問題があるし、鑑別所から出てきたばかりで、13歳の少年を惨殺したのだから、こんなのを少年法で保護する必要があるのかと、厳罰を望む声も圧倒的に高まっている。わしも同じ意見だが、ニコニコの規制に引っ掛かる恐れもあるので、名前はイニシャルにしておく。  Fは強い相手には弱いが、弱い相手にはとことん強く出る。一度キレたら限度を知らず、死ぬんじゃないかと思うほど殴る蹴るを続ける。  酒を飲んだら手がつけられない。以前から「人殺してぇー」と言っており、通りすがりの中年男性を全く無目的に鉄パイプで殴打、重傷を負わせて鑑別所に送られ、昨年末に出てきたばかりだったという。  こんな奴がまだ他にもいるかもしれず、同じような事件がまた起きても全くおかしくはない。そんな象徴的な事件なのだから、この事件に対する関心は絶やさない方がいい。  凶暴な不良グループと交流してしまった子供は、自力でそこから抜け出すことは不可能だろう。  大人がなんとか事態を把握して、抜けさせてやるしかない。  上村君自身は、グループを抜けたがっていたようだ。上村君が目の周りに青タン作って、顔中腫らしているのを見て、友達や別のグループがFに抗議もしている。  だがFのような卑怯な男は、その時だけ平身低頭で謝っておいて、後でそれを逆恨みして、リンチして殺してしまう。   いくら子供の世界で正義感のある者が守ろうとしても、守り切ることはできない。大人が出ていくしかない。大人が子供をどうやって守るのか、その方法をはっきり確定させなければならないのだ。  事件発覚直後、ネットでは上村君の母親を責める声が上がり、それに対して被害者の母親を責めるのは酷だという批判が起きた。  女性週刊誌などは母親に同情的で、5人の子供を抱えたシングルマザーで、働き詰めで余裕がなかったとか、息子の死に憔悴しきっていたとか書いていた。  また、母親のコメントとして「あの時、もっともっと強く止めていれば、こんなことにはならなかったと、ずっと考えています」などという文書が発表されると、同情の声はさらに高まった。  だが、わしは違和感をぬぐい切れない。  5人の子供の世話は大変だろうが、いくらなんでも息子が目の周りにあんな青タン作って顔中腫らして帰ってきたのに、対処しないのはおかしい。深夜に外出する子供を放置するのも、常識ある親とは言えない。子だくさんは言い訳にならない。  そんな中、週刊文春がこんな地元住民の話を載せた。 
小林よしのりライジング
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!