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リボンの騎士さん のコメント

今週も配信ありがとうございました。ゴー宣が2本も掲載されていて、サービスしすぎでは?と思ってしまったのですが、日頃誰よりも子供のことを考え、心配なさっているよしりん先生のこと、少しでも早く、警鐘を鳴らさずにいられなかったのではないかと推察いたしました。そしてそれを、子育て中の母親のひとりとして、しかと受け止めました。先生が「子供を持つ親は大変だろうが」とおっしゃるとおり、あれもこれも難しいと思うことしばしばです。大人である親自身も、「これは差別か?」「これは真っ当な警戒心か?」の狭間でバランスをとるのが難しい中、四六時中一緒にいるわけではありませんから、そういう感覚は子供にも教えていかなければなりません。
親が子供にケータイを持たせる場合、「子供が危険な目に合うリスクを減らす」という理由が一番多いと思います。でもそれは、先生がおっしゃるように、親がそう思いたいんですよね。最近だけでも、事件に巻き込まれ、被害にあった子供は必ずケータイ(スマホですが)を持っています。親は、子供がケータイを持ってて安心、子供は、自分の周りに闇があろうが、魔の手が自分に伸びようとしていようが、オンラインで誰かと繋がっていれば安心。これじゃ警戒心は育ちません。警戒心を持つきっかけになることがおこったときは、人生の終わりでもあった、なんてことになりかねない。
2本目のゴー宣。偶然だったのですが、ちょうど「昭和天皇論」を読み返しているときに、今月の朝生を見たので、田原氏が、この度のゴー宣で取り上げられた発言をしたときは本当にびっくりしました。でも今回、昭和天皇論を読み返したうえに、ライジングでこれだけ丁寧に検証していただきましたから、さらに納得しました。俗物人間のひとりである私が言う資格はあまりないのですが、俗物人間の中にはさらに、“私利私欲を超えた「公」の体現者であり、「無私」の存在”でおられる天皇のお気持ちやお考えを想像するなんてことは到底無理で、理解できるはずもない人がいるのだと思います。まあそういう人はせめて黙っててほしいし、ましてや本を書くなど発信はいっさいやめてほしいです。
長くなって申しわけありませんが、Q&Aにお答えいただきましてありがとうございました。今日もニュースで、50代の娘が70代の父親を殺して埋めたというニュースを見たばかりで、孫が祖父母を殺すなんてニュースもいまや珍しくありません。自分が死ぬとき、最後に目にするものが、自分が腹を痛めて生んだ子供や、かわいくて目を細めるしかなかった孫が自分を殺めるときの姿なんてことにならないよう、健全な愛情を注ぎ、程よい距離感を保ちながら、これからも子育て頑張ります。
最後に、あれもこれも難しく、苦しいことさえある子育てですが、子育てほどやりがいがあって、楽しいことはない、とも毎日感じております。
No.31
112ヶ月前
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第145号 2015.8.25発行 「小林よしのりライジング」 『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。 毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてクリ!」、著名なる言論人の方々が出版なさった、きちんとした書籍を読みましょう!「御意見拝聴・よいしょでいこう!」、漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと紹介する「よしりん漫画宝庫」、読者との「Q&Aコーナー」、作家・泉美木蘭さんが無限に想像をふくらませ、とことん自由に笑える「日本神話」の世界を語る「もくれんの『ザ・神様!』」等々、盛り沢山でお送りします。(毎週火曜日発行) 【今週のお知らせ】 ※「ゴーマニズム宣言」…大サービス!今回は2本立て!!(1本目)大阪・寝屋川で起きた中1男女殺害事件。容疑者は2002年にも同様の拉致監禁事件を起こしていたという。再犯を防げなかった司法の問題、子供の深夜徘徊を許してしまった親の責任、共同体の崩壊など様々な問題が語られている。子供を守るため、まずすべきこととは何だろうか? ※「ゴーマニズム宣言」…(2本目)昭和20年、GHQ最高司令官・マッカーサーと会見を行なった昭和天皇は、自ら「全責任を負う」という趣旨の発言をしたとされている。しかし実はこれはマッカーサーの嘘で、保守派の「神話」であると主張する者がいる。果たして、昭和天皇の「全責任発言」はあったのか?なかったのか? ※「ザ・神様!」…日本最古の女装&お○ま掘りをし見事、西の猛者クマソタケル兄弟を倒したオウスノミコトは、その名を取ってヤマトタケルノミコトと名乗ることに。父・景行天皇のもとへ復命を果たすため、大和への帰路につく…はずが、再び狂気の血の雨が降る! ※よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」!NHK朝ドラ『まれ』の視聴率低迷の原因は?スーパー銭湯の垢すりを試したいものの、係のおばさんに裸を見られるのが恥ずかしい…何か良い方法はない?日米関係を「ペリーの砲艦外交」から語るけど、日本側(江戸幕府)にも非があったのでは?「夢は哲学者」の彼女をどう見てる?子供が犠牲となる悲惨な事件が多発、不安を抱え迷うシングルマザーにアドバイスを!…等々、よしりんの回答や如何に!? 【今週の目次】 1.  豪華2本立て! ゴーマニズム宣言・第140回「近代化の闇に魔物の徘徊」 2. ゴーマニズム宣言・第141回「昭和天皇の『全責任発言』はあった」 3. しゃべらせてクリ!・第105回「チャマシック・ワールドの大激突ぶぁ~い!の巻〈後編〉」 4. もくれんの「ザ・神様!」・第63回「ヤマトタケル物語・その4」 5. Q&Aコーナー 6. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど) 7. 読者から寄せられた感想・ご要望など 8. 編集後記 第140回「近代化の闇に魔物の徘徊」  偏見は差別を助長する。  だが偏見が人間の警戒心として有効に機能する場合もある。  偏見という言葉の持つ両義性の間で、「これは差別か?」「これは真っ当な警戒心か?」とバランスをとる判断能力が必要になる。  大阪・寝屋川の中1男女二名誘拐・殺人犯は、2002年にも同様の監禁事件を犯していたとテレビで言っていた。  その時は男の子が監禁されてるから、どうやら今回の事件は男の子の方が目的だったようだ。女の子は一緒にいたから、先に始末したということか?  少年監禁性欲という極めて特殊な変質者もいるのだろう。  性的な変質者は再犯する可能性がある、これは一概に偏見とも言えず、性欲の問題だから抑制できずに暴走する危険性を考慮せざるを得ない。  だからアメリカでは「ミーガン法」で性犯罪者にGPS探知機の装着を義務付けて、近所の人々が追跡できるようにして再犯を防止している。  人権問題のようにも見えるが、被害者になり得る女子供の人権の方が大事だというのは、わしには理解できる。  しかし深夜に子供を徘徊させる親も問題だが、何度でも同様の事件が起こっているし、「親は何してるんだ?」とその度に思ってしまう。  それほど家族間の絆は切れてるのだろう。子供は家族共同性の綻びをツイッターやラインなどのSNSで繕って、誰かと繋がっていれば安心するようだ。  親は親で、ケータイを持たせているから安心と思うらしく、貧困層の親は仕事だけでくたびれて、子供を見守る余裕もないという状態なのだろう。  ケータイがあり、コンビニがあり、ファミレスがあり、漫画喫茶があり、近代化されて便利な社会だから、我が子を放っておいてもどこかで生きているはずとしか思わないようだ。     便利で近代化された時代にも、人間という獣は蠢いている。  今の時代は弱者が弱者を狙うから、男子も女子も関係なく、獣に狙われる。  
小林よしのりライジング
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!