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ランバダ稲荷さん のコメント

配信、ありがとうございます。
物ごころついた頃から「アメリカの物は素晴らしい」「民主主義は素晴らしい」と家庭や学校で教えられてきました。サブカルチャーの世界ではチェッカーズの「ソング・フォー・USA」、漫画の世界では「おーい竜馬」でこれでもかというほどアメリカ礼賛が描かれていたり…。バブルのころはアメリカの黒人がもてはやされたこともありましたね。自分なんかも洋楽にハマって眠い目をこすりながら「ベストヒットUSA」を見たり、深夜に放送されていた「アメリカンTOP40」を聞きながらいつの間にか朝まで眠っていたり(ちなみに英語は苦手だったのでLP(!)の歌詞カードを辞書を引きながら自分なりに翻訳してみたりしてました。日本語訳を後で見たら全然違ってショックだったけど)…。だから、自然とアメリカのモノって最先端でカッコいいと10代、20代前半のころはそう思っていました。
若者がそういったアメリカ物にあこがれてしまうのは世界共通なのかな、と思う一方、そんなアメリカがもたらした「民主化」や「改革」が世界をどれだけ不幸にしてきたのか、これからどんな不幸をまき散らしてゆくのか、そろそろ真剣に考えなくてはならないのではなかろうか?そんなことを思いました。
いいかげん「民主化」や「改革」が絶対善という考え方を改めないと、本当に意味で「成熟した大人」になれないのでは?

ヤマトタケルの「向い火」そんな科学的根拠があったなんて…。理数系が苦手な私でもよくわかる話でした。
No.24
112ヶ月前
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第150号 2015.10.6発行 「小林よしのりライジング」 『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。 毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてクリ!」、著名なる言論人の方々が出版なさった、きちんとした書籍を読みましょう!「御意見拝聴・よいしょでいこう!」、漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと紹介する「よしりん漫画宝庫」、読者との「Q&Aコーナー」、作家・泉美木蘭さんが無限に想像をふくらませ、とことん自由に笑える「日本神話」の世界を語る「もくれんの『ザ・神様!』」等々、盛り沢山でお送りします。(毎週火曜日発行) 【今週のお知らせ】 ※「ゴーマニズム宣言」…安保法制成立前、シールズなどによる国会前デモを、多くのマスコミ・言論人が過剰に、無責任に称賛した。中にはこれを「アラブの春」になぞらえた者までいた。では、その「アラブの春」とは一体どういうもので、大きな変革を経験した国々の現状はどうなっているのか、知っているのだろうか?SNSなどを駆使した「インターネット革命」という認識も正しいのか?「アラブの春」を巡る虚構から目を反らしてはならない! ※「ザ・神様!」…一目惚れした尾張のミヤズヒメと婚約したヤマトタケルは、再会を約束し、駒を東へと進めるのでありました。山や川の荒ぶる者たちを倒し続け、次の目的地は相模国。順風満帆かと思いきや、待ち受ける絶体絶命の大ピンチ!!どうなる!? ※よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」!NHK連ドラ「あさが来た」は児童ポルノ?「積極的平和主義」って「暴力的過激主義」じゃないの?WGIPの洗脳の解き方は?共産党の「国民連合政府」は信用できる?「拷問」に遭ったらどのように切り抜ける?満月の夜は男がオオカミになる!?先場所優勝した鶴竜をどう思う?ペットを飼いたいと思ったことはある?…等々、よしりんの回答や如何に!? 【今週の目次】 1. ゴーマニズム宣言・第146回「『アラブの春』に学ぶ若者デモの陥穽」 2. しゃべらせてクリ!・第110回「へぎゃおーっしゅ!ぽっくんの柔道一曲線ぶぁい!の巻〈前編〉」 3. もくれんの「ザ・神様!」・第66回「ヤマトタケル物語・その7」 4. Q&Aコーナー 5. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど) 6. 読者から寄せられた感想・ご要望など 7. 編集後記 第146回「『アラブの春』に学ぶ若者デモの陥穽」  安保法制成立前、シールズなどによる国会前デモを、多くのマスコミ・言論人が過剰に、無責任に称賛した。  中にはこれを「アラブの春」になぞらえた者までいた。例えば、ジャーナリストの田中龍作は、ツイッターで連日こんな煽動をしている。 昨日並みに10万人規模で20日間も国会前の占拠を続ければ、安倍政権は潰れる。タハリール広場を占拠し、ムバラク独裁政権を倒した市民革命(2011年)がそれを教える。(8月31日) 普通の人が20日間も休めるか? とのご指摘を頂いた。心配ご無用。入れ替わり立ち替わりで、国会前の占拠を続ければよいのだ。 エジプトの民はそれをやってのけた。「あれっ、今日ムハンマドさんは?」「ムハンマドだったら今日は仕事だよ」。こんな調子だった。夕方仕事が終わって来る人もいた(9月1日)  こんなことを言う連中は、そもそも「アラブの春」とはどういうもので、その結果、現在どうなっているのか知っているのだろうか? 「アラブの春」の発端は2010年12月17日、北アフリカ・チュニジアで失業中の26歳の青年が、路上で青果販売をして当局の取り締まりを受け、抗議の焼身自殺を遂げた事件だった。  …もう、この時点で日本のデモとは比較にもならない。日本で、政府への抗議のために焼身自殺するほど切羽詰まった青年が、一人でもいただろうか?  しかも、アラブにおける 「焼身自殺」 は、とてつもなく重い意味がある。  イスラム教では自殺が禁じられている。例外は聖戦(ジハード)と認識される自爆テロくらいである。  さらに、イスラムでは最後の審判の日に死者は甦ることが想定されており、甦るための身体を残すため、決して火葬をしない。まして自ら焼身するなど、考えられない。  焼身自殺はイスラムのタブーを二重に犯す、決してあってはならないことであり、その衝撃は大変なものだったのだ。  当時のチュニジアの経済は、成長率3.8%と決して悪くはなかったが、失業率は14%前後、特に若年層の失業率は25~30%程度と非常に高かった。  23年の長期にわたるベン・アリー独裁政権の腐敗に対する不満は高まり、しかも政権の後ろ盾と思われていたアメリカが、実はもう政権を見離していることをウィキリークスが暴露。国民が爆発する下地が出来上がっていたところに、焼身自殺事件は起きたのだった。  まず青年の親族が自殺現場跡の写真をフェイスブックに投稿、これを衛星放送アル・ジャジーラが取り上げ、情報は瞬く間に伝わり、政府への抗議デモが急速に全国へ広まった。  一方、政権では軍部や内部の寝返りなども重なり、青年の焼身からわずか1カ月足らずでベン・アリー大統領は国外逃亡し、政権は崩壊。これはチュニジアの国花にちなんで「ジャスミン革命」と呼ばれた。  盤石と思われていた長期独裁政権があえなく崩壊した「ジャスミン革命」の衝撃は、たちまちアラブ各国に広がり「アラブの春」といわれる未曾有の政治変動が巻き起こった。  エジプトでは「ジャスミン革命」のわずか1カ月後、大規模な反政府デモに圧される形で30年に及んだムバラク大統領の独裁政権が崩壊した。  リビアでは政権が反政府デモを弾圧、これに対してNATOが介入し、42年に及んだカダフィ独裁政権は崩壊、カダフィは殺害された。  イエメンでは政権と反体制勢力の対立が激化・長期化し、アラブ連盟の介入によりサレハ大統領が退任、33年に及んだ独裁政権に幕を下ろした。  シリアでは、政府軍と反政府派の武力衝突になる。だが、2代44年に及ぶアサド独裁政権は崩壊していない。   他にも「アラブの春」の影響は中東のほぼ全域に及んだが、上記の国以外は今のところ既存の政治体制そのものにまで大変革を及ぼすことはなく、沈静化している。  では、「アラブの春」で特に大きな変革を経験したチュニジア、エジプト、リビア、イエメン、シリアの5か国が現在どうなっているのかを見てみよう。 
小林よしのりライジング
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!