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magomeさん のコメント

皆様のハロウィン批評に少しばかり参加させていただきます。なんでもハロウィンに神輿が登場したようで。ハロウィンは発祥の土地、アイルランドではお盆と収穫祭、新年を兼ねた祭りだったそうで、日本で言えば正月、お盆、新嘗祭が同時に訪れた日といえば解りやすいでしょうか。
さて、農作業をしておりますと、現在は大豆の収穫と小麦の種まきなど冬野菜の栽培と来年の春野菜の準備に忙殺されている最中でとても祭事を行う余裕はありません。これが11月も下旬になると冬野菜の栽培と春野菜の準備も一通り終えて一年間の農業における栽培の結果が出る形となります。このころになると地元では大根、白菜、ネギなどの冬野菜の収穫が始まり同時に椎茸などの茸類の季節もこの時に始まりこの時に収穫された椎茸は干し椎茸として一年分が干されます。たくあん漬けなどの冬の漬物の生産もこの時期から始まります。よって、日本の収穫を祝う新嘗祭は一年間の農作業の結果が出る時期であり、農作業が一通り終わる時期と見事に合致しているわけです。
 農業人口が多かった昔はいまの時期はとても忙しく、どう考えても祭事を行う余裕などないわけで、結果としてこの農作業の一年が明治から近年に至るまでハロウィンが一般的にならなかった大きな原因なのではないのかと推測します。この点、クリスマスやバレンタインは農作業がほとんど行われない真冬の祭事だったために比較的に容易に行いやすく、農業人口が多かった時代でも広く普及しやすかったのではないのかと考えます。
 現在は農業を含む一次産業の従事者が減少し、都心部に人口が増えたことと、新嘗祭などの皇室の祭事から國民が遠ざかったことが原因で祭事がへり、結果として祭り不足からハロウィンが代わりに広まり始めたのではないのかと今回の國内におけるハロウィンを見て思います。地方の祭りでも祭そのものはあったとしても若い人々が減ってしまったために祭りが想う様に行うことが出来ずに、神輿も一年に一回の物が二年に一回、三年に一回と実施回数が減っていき、担ぐ時間も一日から半日、数時間を規模が縮小していき、祭事としての盛り上がりも以前とは比べることが出来ないくらいに小さくなってきているわけです。
 本来ならばそれぞれの地域に合わせて季節、都合に合わせてこれら祭事を含む行事を行うべきなのですが、学校区などの共同体が整っていない現在においては四季を認識し難く圧迫感を感じやすく虚無感に陥りやすい都心部においてはすこしでも多くの圧迫感を発散させる何らかの祭事などの行事を要求しがちとなることから、結局はハロウィンが誕生してもやむを得ないと考えます。
 コミケや終戦日の靖国神社だけじゃなく、すこしでも仮装を大規模に行える日と場所が欲しいのが大都市に住む人々の心情か?
 最期に、地元ではハロウィンは大型店舗でも片隅におまけで置いてある程度でいまは正月とクリスマスの準備を始めています。年賀状の受け付けも始まりました。ただ単に私が気が付かないだけなのかもしれませんが。ただ、コンビニは紙細工のカボチャが飾ってあったかな?
No.73
110ヶ月前
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第153号 2015.10.27発行 「小林よしのりライジング」 『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。 毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてクリ!」、著名なる言論人の方々が出版なさった、きちんとした書籍を読みましょう!「御意見拝聴・よいしょでいこう!」、漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと紹介する「よしりん漫画宝庫」、読者との「Q&Aコーナー」、作家・泉美木蘭さんが無限に想像をふくらませ、とことん自由に笑える「日本神話」の世界を語る「もくれんの『ザ・神様!』」等々、盛り沢山でお送りします。(毎週火曜日発行) 【今週のお知らせ】 ※「ゴーマニズム宣言」…今年も憲法9条信者は、憲法9条がノーベル平和賞を取るかどうかと、から騒ぎしていた。そもそも「憲法9条にノーベル平和賞を」という運動は、神奈川県の38歳の主婦が2年前に思いつきで始めたものだ。彼女を始め憲法9条信者は「9条には人類の理想が書かれている」と思っているが、そもそもこれが根本的な間違いなのである!一方、右は右で憲法に「道徳」を書き込もうなどと言い始める。右も左も「憲法」とは何か一切知らないのである!こんな状態では「立憲主義」は成り立たない!! ※よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」!うどん派?それともそば派?選挙権を18歳以上に引き下げる件をどう思う?人口減少は本当に悪い事なの?親に対して「うるせーなー」と言った7歳の息子は叱るべき?武道とダンスの必修化は必要?春画は藝術?それとも猥褻?…等々、よしりんの回答や如何に!? ※著名なる言論人の方々の立派な御意見を思いっきり褒めそやす「御意見拝聴・よいしょでいこう!」。 今回からは新シリーズ!今年上半期の流行が「ラッスンゴレライ」なら、下半期は「SEALDs」!扱えるうちに扱っておかなければもったいない!ということで時代の一発屋…もとい、時代の寵児・SEALDsと高橋源一郎氏の御本『民主主義ってなんだ?』を紐解いて参ります!さぁ、民主主義について教えて頂きましょう!! 【今週の目次】 1. ゴーマニズム宣言・第149回「憲法に理想や道徳は要らない」 2. しゃべらせてクリ!・第113回「貧ぼっちゃま!こりが格差社会ぶぁ~い!の巻〈後編〉」 3. 御意見拝聴・よいしょでいこう!・第8回「『民主主義ってなんだ?』①結局、民主主義ってそれか?」 4. Q&Aコーナー 5. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど) 6. 読者から寄せられた感想・ご要望など 7. 編集後記 第149回「憲法に理想や道徳は要らない」  それにしても、「憲法9条」がノーベル平和賞をとらなくて本当によかった。  チュニジアの民主化団体が受賞したのは、「アラブの春」がもたらしたシリアなどの惨状も顧みず、相変わらず中東の歴史・文化を無視して、民主化こそが至高の価値だと信じ切っている西洋の傲慢を感じさせられるので不愉快ではあるが、それでも憲法9条がとるよりはまだましである。  しかし、これからも毎年毎年、村上春樹のファンと憲法9条信者がから騒ぎするのを、この時期の風物詩としてながめなければならないのだろうか? そう思うと、なんだかうんざりする。 「憲法9条にノーベル平和賞を」というのは、神奈川県の38歳の主婦が2年前に思いつきで始めた運動だ。  彼女は20代でオーストラリアの大学に留学したとき、スーダンの難民から、小学生の時に両親を殺され、正確な年齢も知らずに育ったと聞き、平和や9条の大切さを実感したという。  おいおい、スーダンは憲法9条がないから内戦をやってるのか?  その後、二人の子供の母親となって「子どもはかわいい。戦争になったら世界中の子どもが泣く」と思ったが、子育てで家を空けられず、集会やデモには参加できないので、自宅でできることはないかと思って始めたのが、この運動なのだそうだ。  まずはインターネットで見つけたノーベル委員会に、英文で「日本国憲法、特に第9条に平和賞を授与して下さい」とメールを計7回送ったが、なしのつぶて。  そこで署名サイトを立ち上げ、集めた約1500人の署名を添えてノーベル委員会に送信すると、ノミネートの条件を記した返事が来たという。  それを読んで初めて、ノーベル平和賞の受賞者は人物か団体に限られ、「憲法」は受賞できないことや、「立候補」は受け付けておらず、国会議員や大学教授、平和研究所所長、過去の受賞者など、ノーベル委員会が依頼する推薦人によって候補者がノミネートされる仕組みであることを知ったそうだ。  それで、候補者を「憲法9条を保持している日本国民」にして、どっかの推薦人の協力をとりつけて、ノミネートにこぎつけたらしい。  なんだかツッコミどころ満載の話で、この異常な「ノーベル賞信仰」にもひとこと言いたくなるが、ここで問題にしたいのは、この主婦が憲法9条にノーベル平和賞を受賞させたいと思った理由だ。  彼女は2012年の平和賞を欧州連合(EU)が受賞したのを見て、 「EUには問題もあるが、ノーベル平和賞は、理想に向かって頑張っている人たちを応援する意味もあるんだ。日本も9条の理想を実現できているとは言えないが、9条は受賞する価値がある」 と考えたのだそうだ。  憲法9条信者は全員、このように 「9条には、人類の理想が書かれている」 と思っているのだろう。   そもそも、これが根本的な間違いなのである。   憲法は、「理想」を記すものではない!!   憲法は、国民が権力を縛る「道具」にすぎない。 道具に「理想」を込めてどうなるんだ? 
小林よしのりライジング
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!