<12月25日モーションブルー横浜公演に関するお知らせ>
菊地です。皆さま今年のクリスマスには何をしてらっしゃいますかね?ま、勿論ですよ。こんな凄まじいご時世「クリスマスにひとりぼっちだから負け組」とかですね、こうしてキーパンチしていても寒々しい、日本の戦後を総動員した結果、もう何の色合いも無い様な事を考えている御仁はもはやいらっしゃいますまい。そんなもう勝ちだの負けだの言ってる場合ではないですよねー。次おっぱじまったりしたらですよ。そんときゃ本当に勝ち負けしか、、、おっと口が滑りました。フィギュアスケーターのように。一句詠みましょうか。
滑る口 ローション相撲のスリルと似て
ダメですね。どの新聞にも載せてもらえない。ま、そんなワタシですが、どういう訳だかここ10年ほど、クリスマスにライブのオファーがあった試しがなかったんですが、今年はどういう風の吹き回しか、モーションブルー横浜さんからオファーを頂きまして、あすこは同じブルーノート系列でも、フードの旨さとリカーの詳しさは突出しているので、まあ、スペシャルディナーとしてシャンパンと一緒に、いろいろなアーティストが楽しめる一週間、みたいな事になるのでしょうが(一切検索無しで書いています・笑)、ワタシも25日、つまりクリスマス当日ですね。に出演させて頂くことになりました。
知ってるよそんなの。ツィッターで見たもん。と仰るでしょうが、それって「ダブセプテット」での出演。という告知ですよね?
一切の動画が無く、音源も無く、まだ地球上でライブを聴いたことがある方が500人ぐらいしかいないという幻のバンドですが、噂によれば、パードン木村さんの電子音楽のソロと、ジョージ・ラッセルの曲が交互に演奏されるという、真ん中に若くて物凄くカワイイ女の子のトロンボーンがいて、その子も揃いのスーツ着て、菊地や類家と同じぐらい吹けるんだ。と、俄には信じ難い50年代のSFみたいな話なんですが、驚くべき事にコレ全部本当なんですねー。ヤバいでしょうコレ。どうやったらシャンパンや鴨やケーキなんかと合うんだっていう話しですよね。
なんですが、このトロンボーン奏者、駒野逸美ちゃんというのですが、ちっちゃい身体で頑張りすぎたか、この秋ぐらいからちょっと患いまして、顎関節症というんですが、あれはもう管楽器奏者殺しといいますか、口が使えなくなりますから、お手上げなんですね。一時は公演中止も止むなしか。という所まで行きまして、ワタシも事務所社長として胆を冷やしました。
しかしお陰さまで、これもワタシの日頃の行いの賜物でしょうか、治りまして、治りました。ところが、治るは治ったんですが、こっれっが、びっみょーうなタイミングでですね。まだリハビリ中で、演奏出来るし、本人のモチベーションも高いんですが、演奏用の筋肉が整いきっておらず、ワンステージ連続で演奏出来ないんですよ。これもワタシの日頃の行いの賜物でしょうか。
という訳で、関係各位と協議を重ねました結果、こういう事に成りました。
今年のクリスマスは、<ダブセクステット>が再結成して、横浜で皆様をおもてなし致します。
つまり久方ぶりの黒スーツ、ワタシはテナーでですね、「ジャズ界最高のホストクラブ」の名をほしいままにしたあのグループが帰って来る。そして駒野ちゃんは、ゲストプレーヤーとして、もうこの際なので、ペコちゃんサンタみたいなコスプレで、時折「メリークリスマース」と鈴を鳴らしながら現れて(注*「ペ」からここはウソです。ただ、駒野ちゃんが不二家のペコちゃんに似ているのは本当ですが)、登場し、ワタシがアレンジしたクリスマスソングなんかも数曲ご披露したいと思います(注*「登」からここまで本当です)。
まとめますと、ちょっと長いですが
<久しぶりのダブセクステットが、お馴染みのナンバーに加えて、この日の為だけにアレンジされたクリスマスソングなど演奏する聖夜。駒野ちゃんがゲストプレーヤーとして数曲参加しちゃったりなんかして絵に描いた様なスペシャル。これこそ瓢箪から駒。野逸美>
という事に成りました。駒野さんは将来ある身ですし、ワタシの組がどうこうではなく、日本ジャズ界の為にも確実にリハビリを進めて頂き、来年のダブセプテットのライブにはガッツリ元気で参加して頂く訳ですが、この日ばかりは、とにかく特別が重なりすぎまして、古来、12月25日というのは、とかく奇跡が起こり易いシュチュエーションですから、何かこう、ちっちゃくて良いので、お越し頂く皆様と共に体験したいものだなあと、今、動画サイトでクリスマスソングを聴き倒し、胸をしめつけられまくっています。なんでこんなに締め付けられなきゃいけねえんだ!!
という訳で、ワタシのバンドの演奏は、この日が今年で最後に成ります&まだシートは残っております&あなたを愛しています(ホストクラブの店長として)