• このエントリーをはてなブックマークに追加

記事 4件
  • 「鬼滅の刃」感想20210104

    2021-01-04 14:29  

    「鬼滅の刃 無限列車編」の感想を書いてみた。 
    【印象】この映画がめったにないくらいアニメ表現の仕上がりが素晴らしいという事は分かった。アクションシーンのアニメーション、背景含めた画面構成とその繋がりの美しさ、キャラクター表現の派手さ、セリフの決まり具合が、ストーリーの単純さを忘れさせ豪華な映画の印象を残している。メロディの繊細さが情景を深め感情を増幅させるBGMの心地よさ、画面から来る感覚と聴覚のいずれの効果も目と耳を楽しませてくれることも分かった。どの一つの画面にも作り手の熱と思いが詰まっていて、すばらしい迫力を感じさせてくれる。なのでなぜヒットしたのか、という理由もよく分かる。でも感動したとか面白かったとは僕には思えなかった、個人の趣味の問題だろうと思う。 
    【テーマ】死をテーマにしたかったのだろうが、それはかなり無理があると思った。冒頭の「お館様」が鬼殺隊員の墓標の並ぶ墓場の中で

    記事を読む»

  • テニミュ仕掛け人が語る「空耳」と「2.5次元」誕生 J-CASTニュース20190105

    2021-01-04 08:03  
    2
    平成日本で大きく飛躍したエンターテインメントの一つに、「2.5次元舞台」がある。マンガ・アニメ・ゲームなどを原作さながらのビジュアルで俳優が演じる舞台で、その興行規模は150億円を超え(ぴあ総研調べ)、年々右肩上がりになっている。平成30年(2018年)のNHK紅白歌合戦では、「刀剣乱舞」の刀剣男士が登場、大きな話題を呼んだ。
    その先駆者となったのが、平成15年(2003年)初演の「ミュージカル テニスの王子様」(以下、テニミュ)だ。上演を繰り返し、今やプラチナチケットと化したこのシリーズは、観客動員累計250万人以上を記録し、多くのトップアーティストをも輩出するコンテンツに成長した。
    また「テニミュ」で特筆すべきは、ニコニコ動画に投稿されたこの公演の模様が「空耳」で大流行し、舞台を観たことがないネットユーザーにもよく知られた存在となったことだ。初演当時の思いや、ニコニコ動画などのネット文

    記事を読む»

  • 2.5次元ミュージカル~スタンダード化と世界普及への挑戦(2020/06/25)日本規格協会HPへ寄稿

    2021-01-04 07:07  
    僕が、どうしていわゆる2.5次元ミュージカルを僕の独自の方法で作り始めたのか。
    どうして2.5次元ミュージカルが、僕が作り始めた方法がベースになって今や日本の娯楽の一つのジャンルとして定着し、年間300万人ともいえる観客を動員するまでになった、のかを僕なりの仮説としてここに提示しておきたい。
    初めに言いたいことは、僕は舞台つくりの常識は破ったが、ミュージカルの型式=フォーマットは守った、だ。
    僕が1991年8月にSMAP主演で作った「聖闘士星矢」@青山劇場、 1993年12月草彅剛・長瀬智也・入絵加奈子主演「姫ちゃんのリボン」@博品館劇場、
    2000年12月竹内順子・甲斐田ゆき・三橋加奈子らのアニメ声優に声で演じたキャラクターを舞台上でも演じてもらった「HUNTER×HUNTER」@新宿スペースゼロも、そしてついにブレイクして一般の人も観に来てくれるようになった 2003年4月の無名の新人

    記事を読む»

  • 「ローマの休日」感想20201013

    2021-01-04 06:10  






    ミュージカル「ローマの休日」ある日のマチネを観た。


    加藤和樹くんが、一段、演技の階段上がった、すばらしかった。はっきり分かった。自然体、リラックスしてる、体にリキミがない、アン王女を優しく見守る感あふれていた。
    もともと和樹は心優しい人、伊達孝時くん、鎌苅健太くんとガラスの心持った友人たちを励まし、見守り、いつも背中押している。ミュキャスの〇〇〇君はこの世界から消えたけどずいぶん面倒見てた。
    そうした彼の本来の人間性に重なる部分があったからリラックスしたのか、演出家の山田和也さんの役者が出すものが演出の方法に合致してくるまで出てくるのを待つスタイルが気持ちよかったのか、何にしても舞台上の和樹はとても静かで自然で素敵な男前に見えた。
    アン王女への愛情を包み隠し見せないでいる優しさもよく分かった、その態度も好感持てて、言うことなかった。


    太田基裕くんの帝劇初出演、どんなに緊

    記事を読む»