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  • かわら版 10号 2013.04.10

    2013-04-10 23:30  
    262pt
    アメリカの連邦最高裁で、同性婚をめぐるふたつの訴訟が審理されています。ひとつは、結婚を異性間に限定するとしたカリフォルニア州の住民投票をめぐる訴訟で、同性婚の否定は、憲法が認める「法の下でのすべての人の平等」を妨げる憲法違反ではないかが、争点です。現在までに全米 50 州のうち、 9 つの州が同性婚を合法化しています。ところが、「結婚防衛法」という国の法律のため、せっかく結婚できても、相続や配偶者控除など、異性婚でなら認められる連邦法上の権利と利益を同性婚の人々は手にすることができません。ふたつめの訴訟では、この「結婚防衛法」の合憲性が問われています。 アメリカは国として同性婚を認めるのか。認めるのなら、異性婚と同性婚との間に権利の差があって良いはずは、ありません。最高裁の判決は、今年 6 月にも言い渡されるとみられており、なりゆきが注目されています