昨年大晦日RIZINのクロン・グレイシー戦で衝撃的なMMAデビューを飾った山本アーセン。9月25日のRIZIN GP開幕戦では才賀紀左衛門相手に待望のMMA第2戦を迎えるが、なんと同大会に母親である山本美憂がMMA電撃デビュー! 現在は叔父の山本KID徳郁の指導のもと、母と共にMMAトレーニングを積んでいるアーセンに話を伺った。
――ご飯を食べに行かれていたそうですが、YSA(Yamamoto Sports Academy)周辺に食事処ってあまりないですよね。
アーセン いや、日本で住んでる家がここの近くなんですけども。歩いてだと20分、チャリだと5分くらい。ご飯はハンガリーから来てる彼女が作ってもらってるんです。全部自炊。安いし、栄養価も高いし。
――アーセン選手はレスリング修行でハンガリーに長期間滞在してるんですよね。
アーセン いまは日本とハンガリーを行ったり来たりで。ハンガリーにいるほうが長い。6年も住んで言葉もペラペラになっちゃったから。
――ハンガリーにMMAはあるんですか?
アーセン ありますよ。たぶんバケモノが隠れていますね(笑)。
――東欧系は人材の宝庫ですね(笑)。アーセン選手は9月の才賀紀左衛門戦でMMA2戦目を迎えますが、先日の記者会見で発表された際「カードが決まってるとは聞いてなかった」と驚いてましたね。
アーセン ねえ。ビックリしましたよ。あのときは座ってるだけって聞いてて。油断してたから「ホントっすか?」って。薄々は聞いてたんですけど。
――本決まりとは知らなかった。
アーセン はい(笑)。
――相手にはどんな印象がありますか?
アーセン いやあ、もう変則だし、凄くやりづらいだろうなって。でもクロン(・グレイシー)のときは寝技に持っていかれるのが怖いから、重心が引き気味だったんですけど。今回は重心を前にして軸をまっすぐに置けるから、もしかしたらやりやすいかもしれない。面白い試合になると思いますよ。どっちかが倒れてるんじゃないですか。
――大晦日のデビュー戦の反響は大きいですね。ツイッターでもほかの格闘家から対戦要求されたり。
アーセン 気にしてませんよ。軽く流す感じで。ボクはオールドスクールというか、いまのボスが「こいつとやれ!」って言うならやりますけど。簡単に「大晦日盛り上げよう」なんて甘い甘い。だいたいボクが出られたのはラッキーだったし。第1試合目がRIZINの大晦日なんて奇跡。ボクがバッと出たから、簡単に出られたり、盛り上げられると思ってる奴が多いんですかね。
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