極悪同盟コスプレでグラップリングマッチに挑んだときの
二階堂さん。本文との関連性はまるでありません。
スーパーササダンゴマシンの「プ女子」関連ツイートが炎上し、DDTの高木三四郎社長を含めて処分が下された今回の騒動。そのツイートはすでに削除されているので詳しくは各自調査していただきたいが、女性ファンはどう捉えたのか? Dropkickチャンネルでコラムを連載中の二階堂綾乃さんに話を聞いてきました!
http://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar1095857
■「久しぶりにターザンが面白い!」と大絶賛!
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――それはどういう「へえ〜」なんですかね? 「へえ〜」にもいろいろな感情があると思うんですけども(笑)。
二階堂 ササダンゴさんが「そういうデータが出てます」と説明されていたんで「ああ、女性のほうがお金を落とさないのか」っていう「へえ〜」ですね。
――でも、詳細なデータは出していないんですよ。
二階堂 そうなんです。そのデータをプレゼンしてほしかったです(笑)。あのツイートはDDTさんの戦略じゃなくて、ササダンゴさんの顧客やファンに女性が少ないから30代40代の男子を狙っていく……ってことなんですよね?
――そうですね。だから高木(三四郎)さんがリツイートしなかったら、ここまで騒ぎにならなかったのかもしれないんですけど。
二階堂 DDTさんは女性ファンがメッチャ多いですから。リツイートしたことでDDTさんの総意だと捉えられてしまったんですよね。
――あれってササダンゴさんの長文原稿の中から抜き出してツイートしたから誤解を受けやすいですよね。ただ、自分が気になったのは、無条件にササダンゴさんの「言ってることは間違ってない」としてる方がけっこういたことなんですね。
二階堂 あー、ササダンゴさんのつぶやきに賛同して「女はお金を使わない」「すぐに熱が冷める!」って思い込んでる男性の方はいるっぽいですね。
――数字を見たわけでもないのに同意するということは、「プ女子」にどういうイメージを持ってるんだろうと。実際に女性ファンはお金を使ってないんですかね?
二階堂 私は「一部の女性ファンはメチャクチャお金を使ってる」ってことはみんな理解してると思ってたんですよ。ビッグマッチがあるときに地方から密航してくる女性ファンを知っていますし。あと自分が好きになった選手や団体の情報は絶対に見逃さないところは男子と変わらない。雑誌も買うし、DVDも買うし、選手がお店を経営していたら行きます。
二階堂 そうかもしれないですねぇ。「女性ファンは選手や関係者と親しくなるとチケットを買わなくなる」とか言われますし(笑)。
――招待券をもらってるんじゃないかと。
――でも、それって男も変わらないですけどね。知り合いになって関係者として観戦してるプ男子は昔からたくさんいますよ。
二階堂 あー、そうなんですか。噂によると、◯◯さんはどこでも無料で見てるって聞きましたけど(笑)。
――……突然ビーンボールを投げてきますね。
二階堂 あくまで噂です(笑)。私はポリシーとして、プライベートでは選手と親しくならないというのがあって。あんまり親しくなりすぎると、仲がいいから応援しなきゃいけなくなるじゃないですか。そうなると純粋な気持ちで「今日の後藤洋央紀はダメだったな!」って言えなくなるので。
――立派です! 二階堂さんがプロレスファンになった時期と現在では、女性ファンを取り巻く空気に違いはあるんですか?
二階堂 私がプロレスを見始めたのは2010年なんですけど、あの頃の会場には女性ファンは少なくて。2012年に新日本の親会社がブシロードに変わって、どんどんと選手たちがメディア露出するようになって女性ファンが増えたあたりから……。
――「プ女子はどうせ……」とか言われがちになってきた。
二階堂 昔は女性ファンが少なかったんで、男性が優しかったんですよ!(笑)。
――昔のプ男子は優しかった!(笑)。
二階堂 私は昔から後楽園ホールのバルコニーで見てたんですけど。女性がひとりでそんな場所に来るのが珍しかったんでしょうね。バルコニーが混んでるときも「あ、女の子がいる。前で見てもらおう!」ってバルコニー前列を空けてもらうことがあったんですよ(笑)。
――後楽園バルコニーのレディファースト(笑)。
二階堂 オタサーの姫状態じゃないですけど、異様にチヤホヤされたことはありましたね(笑)。いまは女性ファンがあたりまえのように会場にいるので、そんなこともなくなりましたけど。
――女性ファンを取り巻く空気も変わっていったんですね。
二階堂 一般的な「プ女子」のイメージってキャピキャピ系だと思うんですよ。以前、あるテレビ局の有名な番組から「プ女子の実態を知りたいから取材をさせてほしい」という依頼があったんですね。でも、私はそのときはもう「プロレスが好きだから身体を鍛える系」になっていたので、テレビ局のイメージするキャピキャピ系の「プ女子」とは違ったんでしょうね。面談したあとその企画は立ち消えになりました(苦笑)。
――「プ女子」失格!(笑)。ササダンゴさんが言う「広告代理店やテレビ局が作った幻想」というのは、そういうことなんでしょうね。