入場からインタビューまで徹底して“北斗の男”になりきっている格闘家、
北斗拳太郎インタビュー!! キャラ優先ではなくシュートボクシングの日本スーパーウエルター級王者に就く実力者の謎にヒャッハーと迫ってみた!
――今回はシュートボクシングの日本スーパーウエルター級王者に就いた北斗拳太郎選手の謎に迫りたいと思います。
北斗 うむ……。
龍拳 お客人、ご足労であった。ワシが拳太郎の師父・龍拳じゃ。拳太郎は無口がゆえワシがいろいろとご紹介しよう。
――龍拳……『北斗の拳』でケンシロウの師父だったリュウケンではなく?
龍拳 違うぞ。ワシは「ボス神拳」の龍拳じゃ。
――な、なるほどぉ……。まずお伺いしたのは「北斗拳太郎」という名前なんです。格闘技ニュースサイトによれば、本名は「貫井拳太郎」であると記されています。
龍拳 彼が「北斗拳太郎」を名乗り出したのはボスジムに入ってからじゃ。ボスジムで格闘家・北斗拳太郎として生まれ変わった。ボス神拳を極めてもらいたいという願いを込めて「北斗」というリングネームを与えたのじゃよ。
北斗 うむ……。
――貫井拳太郎時代は、デーモン小暮閣下で言うところの「世を忍ぶ仮の姿」みたいなもんですかね……。拳太郎さんはマンガ『北斗の拳』はご存知なんですか?
北斗 私はいま…26歳…。『北斗の拳』直撃世代ではないが、北斗というリングネームを付けられた縁から全巻読んでみた…じつに面白かった……。
――一番面白かった場面はどこですか?
北斗 連れ去られたリンを助けるため、金色のファルコがたったひとり修羅の国へ向かったところだ…。ファルコよ、無理をするな……。
――ああ、ファルコと、名も無き修羅との対決は燃えますよね(笑)。
龍拳 本当じゃったら「ケンタロウ」というリングネームでもよかったんだが、それだと北斗を連想しづらいと思ったんじゃよ。
――ケンタロウだと美味しい料理を作りそうですもんね。
北斗 ……うむ。母親は小林カツ代だな…。
龍拳 拳太郎がボスジムを訪れたのは高校3年のとき。浦和にボスジムの支部があってな。拳太郎はその近所に住んでいたんじゃ。
――拳太郎さんは埼玉出身なんですか。
北斗 うむ。いまでも埼玉から赤坂のボスジムまで通っている……。北より、悪党たちに死を告げるために!!
――た、たしかに埼玉は北だ!(笑)。
北斗 ボスジムの浦和支部に入会した理由は…。それはK-1WGPを4度制したアーネスト・ホースト拳法家を輩出したジムであり、その師であるヨハン・ボス大老子から免許皆伝を受け渡された、SenseiツヨシとSenseiヒロシが指導していると聞いたからだ。修羅の国のヨハン・ボス大老子からボス神拳の免許皆伝を享受された者は、数万人いる弟子の中で、現ボスジム・アムステルダムの会長のSenseiイワン・ヒッポリットとSenseiツヨシ、Senseiヒロシだけだ。修羅の国の暗殺拳を学びたい。その気持ちを俺は抑えることができなかった。
――ボス神拳は修羅の国の暗殺拳!
龍拳 “ニホンオオカミ”と呼ばれた伝説の空手家・黒澤浩樹氏のジムも近くにあり、拳太郎の父親は黒澤氏のほうを薦めたらしいが、拳太郎は北斗七星に導かれるようにボスジムジャパンを選んだというわけじゃ。
北斗 うむ。俺は真の強さを求めている。
――ケンタロウ選手はGパンのまま戦っているんですか?
龍拳 あれはただのジーンズではない。特製素材のGパンスパッツなのじゃよ。
――特製素材のGパンスパッツ(笑)。そこはケンシロウのイメージに合わせたんですか?
龍拳 そうじゃ。シュートボクシングもロングスパッツを推奨しておる。拳太郎はSB王者になる運命だったのかも知れん…。
――スパッツ禁止の団体もあると思うんですが……。
龍拳 問題ない。拳太郎の実力で黙らせればいいことじゃ。
――師父・龍拳からすると、“北斗”と名付けたくなるほどオーラはあったんですか?
龍拳 拳太郎は才能はあった。ただ問題がひとつだけあってな。ボスジム入会当初にワシが技術的な指導をすると、拳太郎が噛み付いてくることがあったんじゃ。
――えっ、噛み付くとは?
龍拳 たとえばハイキックの防御方法を説明するため、拳太郎に蹴らせたとする。すると途中からブラジリアンキックの軌道に変えてワシを倒そうとしてくるんじゃよ。
――うわっ、それは師父・龍拳の命を狙って……?
龍拳 おそらくそうじゃな。
北斗 あのときの私はまだ若かった……(遠い目で)。
――あ、命を狙った自覚がある(笑)。
龍拳 わしを倒し、ボス神拳伝承者の座を狙ったのだろう。若いのう、フォフォフォ。
――ラオウがリュウケンにやらかしたアレと同じですね(笑)。
この続きも読める「14万字・詰め合わせセット」がお得です!
シャーク土屋、世志琥、KINGレイナ、渕正信、ドナルド・トランプとWWE、DEEPvsパンクラス……など20本以上の記事がまとめて読める「記事詰め合わせセット」はコチラ
この記事だけをお読みになりたい方は下をクリック!