Dropkick
メイウェザー対マクレガー情報総まとめ…勝敗の意味が薄れていく時代のキャラクター対決
Omasuki Fightの北米MMA抄訳コラム――今回のテーマは……「メイウェザー対マクレガー情報総まとめ…勝敗の意味が薄れていく時代のキャラクター対決」
最初のジャブは2015年7月2日、テレビのトークショーでコナー・マクレガーが、「チャンスがあればメイウェザーとボクシング戦をしてみたい」と口走ったことだった。
そこからわずか2年。フロイド・メイウェザー対コナー・マクレガーのボクシング戦が8月26日(現地時間)にラスベガスのT-Mobile Arenaで実現されることが発表された。そして先週、両選手は世界4都市を回るプロモーションツアーを敢行し、各地でトラッシュトークの雨を降らせた。本稿では、米国でいまだに大量の報道が止まらないこのメガファイトについての情報を、おそらく何度かに分けて、わかりやすくご紹介してみたい。この試合についての日本語で読める一番詳しい情報源を目指そうと思うので、楽しみにしていただきたい。
●大会概要
大会タイトルは“The Money Fight: Floyd Mayweather vs. Conor McGregor”。主催メイウェザー・プロモーションズ、共催マクレガー・スポーツ&エンターテインメント、T-Mobile Arena。
プロモーション資料には、主催者・共催者としてUFCの名前は掲載されていない。UFCは、マクレガーとの専属契約のオーナーとして、マクレガーの取り分の一部を得るという立場だ。業界筋情報によると、UFCの取り分はマクレガーのファイトマネーの33%である模様だとされる。
PPV制作・配給は米Showtime。実況マウロ・レナロ、解説アル・バーンスタイン、ポール・マリナッジ。ただしFox SportsやUFC.comなどUFC系のメディアでも、あおり番組やアンダーカード中継など関連番組が放送・配信される。
試合は3分12ラウンド、10オンスグローブを着用。契約体重は154パウンド(69.8 kg)となった。メイウェザーは147パウンド級のチャンピオン、マクレガーは155パウンド級のチャンピオンであるので、どちらかといえばマクレガーに寄せた体重設定である。メイウェザーがこれまでに戦ったことのある最大体重は152パウンドだった。
アンダーカードはボクシング戦のみで、UFCファイターは出場しない。
薬物検査はUSADAが担当、両選手に対して抜き打ちの血液検査、尿検査を行う。
メイウェザー対マクレガー戦には、リマッチ条項は定められていない
チケット売り出しは7月24日。チケット価格は500ドル、1,500ドル、2,500ドル、3,500ドル、5,000ドル、7,500ドル、10,000ドルの7種類。
米国でのPPV価格は、標準画質版が89.95ドル、HD版が99.95ドルとされた。これはメイウェザー・パッキャオ戦の時と同じ価格設定である。ちなみに米国ではほとんどの人がHD版を買うのだそうだ。
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