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左から石井氏、アメリカン・トップチームヘッドコーチのマイク・ブラウン、堀口恭司、ボクシングコーチのマイケル・ロッド。

堀口恭司を始めとして朱里、阿部大治など多くのMMAファイターのマネジメントを担当している石井史彦氏が至近距離から見た堀口恭司RIZINバンタム級GP完全制覇の道のり――UFC離脱からケイプ戦バッティングの裏側までを激白。UFC離脱の決断はこうして下された!!


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史上最高の大晦日! 堀口恭司から始まり、堀口恭司で終わった2017年のRIZIN――!!



――バンタム級GP開幕戦の所英男戦から決勝の石渡伸太郎戦まですべて一本・KO勝ち! 堀口選手、完全優勝でしたね。

石井 ありがとうございます。完全優勝……と言いたいところですが、準決勝のマネル・ケイプ戦が……。

――ああ、バッティングのアクシデントが起きちゃいましたねぇ。

石井 あのまま試合が終わってもおかしくないアクシデントでしたし、予想より難しい試合になりましたね。いや、あの試合はあそこまでは堀口選手のゲームプラン通りだったんですよ。ただセコンドとして見ていて、UFCのデメトリアス・ジョンソン(以下DJ)戦のイヤな感じを思い出していたんです。もちろんDJとケイプでは実力は全然違うんですけど。

――おお、興味深い!(笑)。ちなみに堀口選手がケイプ戦を振り返ったときにDJの名前を出してたんですが、石井さんとはちょっとニュアンスが違います。その話はおいおい伺うとして、堀口選手がUFCを離脱してからまだ1年も経ってないですが、マネジメントの立場からこうやってRIZIN大晦日の大トリを飾ることは想像してました? 

石井 まったく思ってなかったですね。

――あら! 移籍先としてRIZINは選択肢の中にあったんですよね?

石井 上がるとしたらベラトールかRIZINのどちらかでした。ぶっちゃけて言えば、ベラトールは保険で、本命はRIZINだったんですが、RIZINはMMAイベントとして中身が見えなかったんですね。

――中身と言いますと?

石井 ベラトールはイベントとしてやり方がわかるじゃないですか。でも、RIZINはどういうふうにマッチメイクしていくのか、どうやって運営していくのかをイマイチ把握できないところがあったんですね。

――ベルトを巡る争いというわけでもないですし……交渉時に今回のバンタム級GPの話はあったんですか?

石井 まったくなかったですね。

――では、RIZINに決めた決定的な理由はなんだったんですか?


・UFCというブランドを取るか、試合機会を取るか――?
・想定内だった新体制UFCの停滞
・「堀口恭司は英語もしゃべれないし、日本を背負ってない」…UFCから突きつけられた現実
・計算が狂ったケイプ戦…バッティングはなぜ起きてしまったか?


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