Omasuki Fightの北米MMA抄訳コラム「MMA Unleashed」――今回のテーマは
「中年の危機!」「X世代とともに老いゆくのみ!」「まだUFCなんか気にしているの?」米メディアに渦巻くUFC悲観論まとめです!!


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2013年4月、人気沸騰でチケットが入手困難になっていた『UFC 159:ジョーンズ vs. ソネン』に先立って、UFCプレシデントのデイナ・ホワイトは次のように語っていた。

「オバマが来ても席がない。どうしても見に来たいのなら、私のヒザの上に座ってもらうしかない」

当時のホワイトは、「ブラジルではUFCの人気がサッカーを越えた」「アメリカ以外ではNFLのことなど誰も気にしていない」「UFCが2020年には世界最大のスポーツになる」などと大言壮語をぶっ放し続けていた。

あの頃のホワイトはひどくごう慢で、魅力的だった。まさか本当にUFCが世界最大のスポーツになるとは思わなかったが、その言葉にはそれなりの勢いや説得力があった。何より、UFCは若くてクールだった。

ところがここ数か月、米国メディアでは次のような見出しの記事が相次いで掲載されている。

『あなたが見ているスポーツは、中年の危機のさなかにある』(MMA Fighting)
『2018年になって、UFCを気にしている人などまだいるのか』(Deadspin)
『MMAを別次元の高みに導いてくれるはずだったUFC on FOXが、いま低視聴率記録を塗り替えている理由』(MMAJunkie)
『ボクシングを殺すはずだったUFCが、今やボクシングを命綱にしている』(Bloomberg)
『タップアウト! UFCは老いゆくX世代の流行にすぎなかったのか』(BloodyElbow)
『視聴率低下、タレント不足のUFCは、それでもTVディールでKO勝ちできるのか』(Deadline)

UFCの視聴率が低下していることは数字を見れば明らかだ。2017年のデータを振り返って見よう。





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