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――金原さん、日大アメフトのタックル映像ってご覧になりました?
――それくらい危険なんですねぇ。
金原 だって後ろから膝カックンされただけでも「うわっ!?」って驚くでしょ。不意打ちのタックルがどれだけ危険なことか。「タックルが来た」と判断できると、身体が反応して筋肉が固くなるからダメージは軽くなる。背後から突然やられるとダメージが本当に凄いよ。強度のムチウチ、ヘタしたら頚椎損傷、脊髄損傷で動けない身体になっちゃう。
――今回は大事に至らなかったのは不幸中の幸いだったんですねぇ。
金原 あの危険行為が監督やコーチの指示だったわけでしょ。加害者という立場だけど、選手がかわいそうだよね。20歳といってもまだ子供だよ。上から「潰せ!」と言われたらやっちゃうだろうし、命令を無視したら試合に干されちゃうわけでしょ。
――かつてのプロレス界も上下関係は超厳しかったじゃないですか。
金原 厳しいなんてもんじゃないよ〜。アメフトとプロレスじゃケースが全然違うけど、上の人に従うしかないところはあったよね。現に俺もUインターで上の人間の言うことを聞かなくて干されたことがあるから。
――アメフトじゃないですけど、上から「相手を潰せ!」と命令されたことってありますか?
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