この記事は新生K−1の「那須川天心訴訟」問題の感想を語ったDropkickニコ生配信を編集したものになります(語り:ジャン斉藤)


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今日は緊急放送です! 新生K-1を運営する「M-1スポーツメディアが、那須川天心選手、その父親の弘幸氏、那須川選手が主戦場とするRISE代表の伊藤隆氏、RIZIN運営会社などに対して損害賠償請求訴訟を起こしていた……と『週刊新潮』が報道しました。

民事訴訟に至った理由については、那須川選手が武尊選手に対戦を煽ったことが他団体の興行に対する不当な介入にあたると。那須川選手は昨年大晦日、お客さんに「誰と戦ってほしいですか?」と呼びかけ「武尊!」と言わせたことなどが挙げられています。それによりSNSで「武尊は那須川選手から逃げている」と誹謗中傷されたことでK−1プロデューサーや運営会社のイメージがダウンし、新生K−1からスポンサーが離れたと原告代理人の弁護士は『週刊新潮』でコメントしていました。

ここ数年のあいだ那須川天心vs武尊の実現を巡る騒動は絶えなかったわけですが、SNS等で可視化された時代だからこそ刺激的なやり取りがリアルタイムで目撃できているところもあると思うんですね。高田延彦本部長の「大罪」や「封印」発言とか、編集されるテレビや雑誌じゃ絶対にカットですよ!(笑)。

本題に入る前に今回の訴訟問題の件から「旧K-1のほうがよかった!」と言ってる人が多いんですけど、ちょっと落ち着いてください。旧K-1の方が断然ヤバかったですよ!(笑)。そもそも脱税で団体が傾いたわけですし、試合の中身そのものをねじ曲げるケースも多かった。謎判定、試合途中にルール変更、もっと言っちゃうと片八百長っぽい試合もあったよーな、なかったよーな……(笑)。

今回の訴訟は異例のケースということもありますが、天心vs武尊の関しては選手・関係者は基本的にダンマリなんですよね。火薬庫と化してるからなのか、みんな様子を伺っている。それとたとえば選手や関係者によるツイッターの批判や煽りはどうなるんだってことになりますからね。はたしてどういう決着がつくのか。

とりあえず今回の騒動をイチから振り返りたいんですけど、そもそものきっかけは2015年11月21日の新生K−1代々木大会に那須川選手が観客として会場を訪れ、試合後花道を引き上げてくる武尊選手に対戦を申し込んだところから始まるわけですね。那須川選手がなぜそんな行動に出たかといえば、先日出版された『覚醒』という本ではこう書かれてるんです。



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