UFCとWWEの売上で大きな部分を占める米国でのテレビ放映権料の契約が、今年5月に相次いで更新されたことは本欄でもすでに詳報した。UFCは 、契約期間5年、放映権料総額15億ドルでESPNと契約を締結(年間平均3億ドル)、WWEは契約期間5年、総額23億5000万ドルで、RawについてはNBC Universalと(年間2億6,500万ドル)、SmackdownについてはFOXと(年間2億500万ドル)の契約を締結した。

その後米国のメディアでは、これらのビッグディール交渉の経緯や背景について論じる記事が散見された。筆者も興味を持って目を通しているのだが、読めば読むほど強く思うことは次のようなことである。つまり、UFCとWWEといえば、確かにパンツ一丁で行う試合を売っているという大きな共通点はあるものの、競技としては実のところは全く正反対の作業をしており、かたやスポーツ、かたやエンターテインメントを標榜(ひょうぼう)しているはずなのだが、少なくともテレビ放映権交渉の世界では、完全に競合商品・ライバル・代替品として扱われているということだ。

そのことを示すエピソードには次がある。


この続きと、マサ斎藤、マシン引退、天心vsロッタン、北原光騎、WWEvs新日本……などの記事がまとめて読める「11万字・記事19本の詰め合わせセット」はコチラ http://ch.nicovideo.jp/article/ar1639388


この記事の続きだけをお読みになりたい方は下をクリック!