(2017/12/11 追記: 元記事ではすべての電動アシスト大型ベビーカーが対象という意味に取れる内容でしたが、その後、ある電動アシスト大型ベビーカーについてそのように判断されたということがわかり訂正されたそうです。条件を満たせば電動アシスト大型ベビーカーも歩道を走行できるそうです。政治家が出るまでもない案件でした。

情報をくださった方ありがとうございました。

参考記事:電動アシスト付ベビーカーは「軽車両」になる場合も…車道を通行し、警音器を設置 グレーゾーン解消


 経産省、保育園の幼児車に「車道を走れ」と判断(国沢光宏) - Y!ニュース 

 保育園の大型ベビーカーに電動アシストがついたやつは、軽車両なので車道を通るべきという判断が経産省から出たそうです。

 で、この記事はそれを非難しています。

 でも、お役所は法律にしたがって動くところで、法律に照らしたらそうなりますという話で、それが国民感情に沿わなくても、今の法律がそうなっていることは事実で、それを経産省に文句言っても仕方ありません。

 で、不思議なのは、なぜこれをまだ政治家が取り上げていないかです。

 法律がおかしくなっているのですから、これは政治家の出番です。少子化とか保育士さんの待遇改善とかがホットな話題の昨今ですから、「これはおかしい、いますぐ法律を改正すべき」と活動始めれば、めちゃ目立てますよ? このくらいなら多分大して障害なく法律改正できて、名を上げられますよ?

 根本的な問題は、これが政治家の仕事って世の中に知られてないことです。

 元記事の著者さんは経産省非常識じゃね?と非難するだけで、政治家を一言も出しません。この著者はPV稼ぎにあえて触れてないのかもしれませんが、この著者さんもこれが政治家の仕事というのはご存知のはずで、最後に一言「政治家なんとかしろ」と言うくらいはしてもいいと思うのですが。

 でも、一般の人は、これは政治家の仕事ということから、あまり意識にないと思います。経産省にこう言われた今、保育所の人は地元の議員に言うべきです。なんとかしてと。

 それはこれからの話ですが、その前に、議員にそういうのが伝わってないのがなんだかなーと思います。市民から、あるいは経産省から、そういう情報が届いていないのか、届いていてもスルーされてるのか。

 明日以降はすみやかに政治家たちは騒ぐのでしょうか? 取り組めばこんなに票を稼げそうな案件はなかなかないと思うのですが、実はそんなことないのでしょうか? 

 国民と政治家がまだまだ噛み合ってないなーと感じるお話でした。


《ワンポイントミライ》(

ミライ: とりあえず東京で都民Fがポイント稼げそうですよね。

フツクロウ: ホウじゃな。

ミライ: 今まで知らなかったのは百歩譲って仕方ないとして、もうこうやって経産省の見解が出てしまった以上は、政治家も知らないとは言えないし、これからは意図的にスルーしているとみなされます。