行く年来る未来 2015 〜誰も信じない真実〜(その7)  の続きです。 

ミライ: こんにちは! 「誰も信じない真実」シリーズ、(その8)です!

フツクロウ: ホホイ。

ミライ: 前回の「誰も信じない真実」は、「出生数は増加に転じる!」でしたが、今回はなんでしょうか。

フツクロウ: ホウじゃのう。今回は、これでどうじゃ。

 東京は一度衰退して再び大発展する 

ミライ: ああ、こんなのありました。同じタイトルで記事にしましたね。

 東京は一度衰退して再び大発展する  

フツクロウ: ホウじゃった、ホウじゃった。少なくとも、地方移住はそれほど珍しくなくなってきとる。

ミライ: はい。このシリーズ(その1)でも話題になりました。

フツクロウ: 今の東京は不寛容が横行するほど、過密になりすぎておる。妊婦やベビーカーや高齢者が疎まれるくらい電車が混んでいるのに始まってな。地方移住の流れがこのまま続けば、そんな状況に耐えられない人はどんどん地方に移住するじゃろう。

ミライ: そしたら東京の電車も少しは空くかもしれませんね。

フツクロウ: イヤ、ホウはならんのじゃ。

ミライ: ならないんですか?

フツクロウ: それに耐えられない人が減った分、それに耐えられる人がまた増えるんじゃな。

ミライ: ……。なるほど。

フツクロウ: 今までは仕事の選択肢やらで、イヤイヤ耐えていた人たちが、いなくなっていく代わりに、混んでも耐えられる人が、都会の便利さを享受しようと密集する。

ミライ: ふむふむ。

フツクロウ: そうやって、東京はどんどん多様性を失うんじゃ。「耐えられて当然」な人が増えるほど、さらに、妊婦・ベビーカー・高齢者は疎まれるじゃろう。

ミライ: あ、悪循環。

フツクロウ: まさにホウじゃ。そうやって価値観の多様性が失われていけば、当然東京のクリエイティビティは落ちる。一方多様な人材は地方に広がり、どんどんイノベーションが生まれることじゃろう。そのとき、東京は色あせ、地方が輝いて見えるようになるじゃろうな。

ミライ: ですね。

フツクロウ: そして、地方も東京とおなじように魅力的だという認識を日本社会が共有したとき、再び東京は大発展を始めるんじゃ。

ミライ: ごくり。

フツクロウ: つまりじゃ。