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北の多弾頭ICBMを迎撃する米国の新型ミサイル - 『NEWSを疑え!』第588号(2017年5月29日特別号)
コメ0 NEWSを疑え! 91ヶ月前
北朝鮮が米本土を射程に収める大陸間弾道ミサイル(ICBM)を完成させた場合、米国のミサイル防衛の効果を低下させる目的で、複数の弾頭とデコイ(おとり)を大気圏外で放出する機能を搭載することは確実だ。...
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ボディアーマーの基礎知識 - 『NEWSを疑え!』第587号(2017年5月25日号)
コメ0 NEWSを疑え! 91ヶ月前
Q:中東やウクライナ取材で知られるジャーナリスト常岡浩介さんに、静岡県立大学ジャーナリズム公開講座で「防弾チョッキは着ないのか」とたずねたら、「現地の人びとが警戒するし、彼らと同じでいたいから、よほどの場合以外は着ない。欧米メディアは着用を義務づけているところが多い」といっていました。ニュースで...
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米国最大の核廃棄物貯蔵施設で陥没事故 - 『NEWSを疑え!』第586号(2017年5月22日特別号)
コメ0 NEWSを疑え! 91ヶ月前
米国の核兵器用プルトニウムを生産したワシントン州のハンフォード・サイトで5月9日、高レベル放射性廃棄物を貯蔵しているトンネルの陥没が発見された。放射性物質は放出されなかったが、今回の陥没事故は、米国の高レベル放射性廃棄物の3分の2以上が貯蔵されているハンフォード・サイトで、最終処分がまだ始まってさえ...
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参加25年になる国連PKO - 『NEWSを疑え!』第585号(2017年5月18日号)
コメ0 NEWSを疑え! 91ヶ月前
Q:2017年は、自衛隊が初めてカンボジア国連PKO(平和維持活動)に派遣されてから四半世紀という節目の年です。南スーダンの国連PKOも、派遣されていた自衛隊の主力の陸上自衛隊施設部隊の活動終了が決まり、5月末までに撤収を完了する見込みです。このタイミングで、国連PKOの基礎知識をまとめてください。...
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北朝鮮がICBM第1段を試射した可能性 - 『NEWSを疑え!』第585号(2017年5月15日特別号)
コメ0 NEWSを疑え! 91ヶ月前
防衛省によると、北朝鮮が日本時間5月14日5時28分ごろ、北西部の亀城《クソン》付近から発射した弾道ミサイルは、2000キロを超えた高度に達し、30分ほど飛翔し、発射地点から約800キロ東北東の日本海北部に落下した。...
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知っておきたい生物兵器 - 『NEWSを疑え!』第581号(2017年5月11日号)
コメ0 NEWSを疑え! 91ヶ月前
Q:前回メルマガでは化学兵器についてうかがいました。今回は生物兵器の基礎知識を解説してください。...
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北朝鮮が弾道ミサイルに化学兵器を搭載する可能性 - 『NEWSを疑え!』第582号(2017年5月11日特別号)
コメ0 NEWSを疑え! 91ヶ月前
安倍晋三首相は4月13日の参議院外交防衛委員会で、北朝鮮の弾道ミサイルへの備えに関する質問に、「サリンを弾頭に付けて着弾させるという能力については既に北朝鮮は保有している可能性がある」と答弁した。米政府当局者はNBCテレビの取材に対し、安倍首相の懸念は正しいとしながらも、米政府は北朝鮮が保有している化...
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北朝鮮の対艦弾道ミサイルにもシリア・コネクション - 『NEWSを疑え!』第581号(2017年5月1日特別号)
コメ0 NEWSを疑え! 92ヶ月前
北朝鮮は4月15日の軍事パレードで、スカッドに似た一段式液体燃料ミサイルの再突入体(弾頭を格納して保護する機材)に、4枚の動翼があるものも公開した。再突入体の動翼は、弾道の終末段階の大気圏内で再突入体を誘導するため必要であり、米政府は、北朝鮮が対艦弾道ミサイルの開発をめざしていると分析している。
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化学兵器を知っておこう - 『NEWSを疑え!』第580号(2017年4月27日号)
コメ0 NEWSを疑え! 92ヶ月前
Q:2017年2月13日、北朝鮮の第2代最高指導者・金正日の長男で3代目・金正恩の異母兄である金正男がマレーシアのクアラルンプール国際空港で暗殺され、現地警察は化学剤VXが使われたと断定しました。4月4日にはシリア北西部イドリブ県の反体制派支配地域でサリンと塩素ガスの攻撃被害が発生。米軍は7日、攻撃機が発着し...
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軽量化が進む北朝鮮の弾道ミサイル - 『NEWSを疑え!』第579号(2017年4月24日特別号)
コメ0 NEWSを疑え! 92ヶ月前
北朝鮮が4月15日の軍事パレードで公開した弾道ミサイルについて、筆者は4月17日号のテクノ・アイで、「モックアップ(実物大模型)の特徴があるかないかは、高解像度画像の分析を待たなければならない」とした。...
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「ロックオン」の仕組み - 『NEWSを疑え!』第578号(2017年4月20日号)
コメ0 NEWSを疑え! 92ヶ月前
Q:東シナ海上空で航空自衛隊のF-15戦闘機が中国空軍機に妨害弾を発射うんぬんと中国側が発表した(2016年12月)ことを受けて、当メルマガでは緊急発進(スクランブル)の手順や滞空時間、妨害弾などについてうかがいました。これに「ロックオン」が出てきます。改めて詳しく解説してください。...
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北朝鮮の軍事パレードから見えたもの - 『NEWSを疑え!』第577号(2017年4月17日特別号)
コメ0 NEWSを疑え! 92ヶ月前
北朝鮮は4月15日、故金日成《キムイルソン》主席生誕105周年を祝賀する軍事パレードを、平壌《ピョンヤン》の金日成広場で実施した。戦車、長距離砲、多連装ロケット砲、地対空ミサイル、地対艦ミサイルに続いて、弾道ミサイルのモックアップ(実物大模型)および発射筒(キャニスター)を搭載した車両が行進した。...
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当事者として歴史を編む - 『NEWSを疑え!』第576号(2017年4月13日号)
コメ0 NEWSを疑え! 92ヶ月前
Q:南スーダンPKO(国連平和維持活動)に派遣された自衛隊の日々の活動記録、いわゆる「日報」問題は、結局、なにがまずかったのかうやむやなまま、森友学園・籠池騒動の陰に隠れてしまったように見えます。どう考えますか?...
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携帯電話基地局に偽装するロシア軍無人機 - 『NEWSを疑え!』第575号(2017年4月10日号)
コメ0 NEWSを疑え! 92ヶ月前
ロシア軍は、携帯電話の電波を妨害して基地局になりすます装置を、小型無人航空機に搭載して、周囲の携帯電話に偽のメッセージなどを送る機能を、シリアの反政府勢力に対して使用している。この通信妨害システム「RB-341Vレエル3」について、米陸軍外国軍事研究所の月刊誌『OE(作戦環境)ウォッチ』3月号がロシアのメデ...
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海外領土を持つ国の軍隊 - 小川和久の『NEWSを疑え!』 第574号
コメ0 NEWSを疑え! 93ヶ月前
Q:日本政府は2017年3月10日、アフリカの南スーダン共和国で国連PKO(平和維持活動)に派遣している陸上自衛隊の施設部隊350人を、5月末をメドに撤収する、と決めました。同PKOは新任務「駆け付け警護」の付与、16年夏の治安悪化、それを記した「日報」の開示問題など、すったもんだがありましたね。小川さんの考えは?...
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米国の核兵器用トリチウムについて語ろう - 小川和久の『NEWSを疑え!』 第573号
コメ0 NEWSを疑え! 93ヶ月前
水素の同位体のトリチウム(三重水素)は、米国などの核兵器に欠かせない材料となっている。核兵器に注入されているトリチウムは、半減期が12年と短いので、数年ごとに交換しなければ、核爆発のエネルギーは桁違いに小さくなり、抑止力は失われる。...
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ミサイル燃料──液体・固体の違い - 小川和久の『NEWSを疑え!』 第572号
コメ0 NEWSを疑え! 93ヶ月前
Q:北朝鮮が2017年2月12日、3月6日と立て続けに弾道ミサイルを発射しました。安倍晋三首相は3月7日にトランプ米大統領と電話会談。北朝鮮の脅威が「新たな段階」に入ったという認識で一致した、と報じられています。小川さんの考えは?...
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北朝鮮はミサイルの固体燃料を国産している - 小川和久の『NEWSを疑え!』 第571号
コメ0 NEWSを疑え! 93ヶ月前
北朝鮮は潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)「北極星1号」を昨年8月までに11回試射したが、即応性の高い固体燃料弾道ミサイルを、陸上の自走式発射機に配備し、核報復能力を早期に備える目的で、2月11日に「北極星2号」を試射した。仮に北朝鮮の固体燃料調達を国際社会が妨げることができれば、今後の弾道ミサイル戦力を制...
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準軍事組織で国境を守る思想 - 小川和久の『NEWSを疑え!』 第570号
コメ0 NEWSを疑え! 93ヶ月前
Q:中国海軍の艦隊がどこそこの海峡を通過した、中国空軍の航空機が自衛隊機に接近したといったニュースを最近、よく見聞きします。小川さんの考えを聞かせてください。...
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リメイクされる日本映画 - 小川和久の『NEWSを疑え!』 第569号
コメ0 NEWSを疑え! 93ヶ月前
Q:2017年正月に映画『ヒトラーの忘れもの』を見た小川さんは、終わって入った蕎麦屋で中国人たちに睨まれた、という話がありましたね。映画好きの軍事アナリストは、最近どんなものをご覧になったのですか?...
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南シナ海の力学を変えるか、ベトナムのイスラエル製兵器 - 小川和久の『NEWSを疑え!』 第568号
コメ0 NEWSを疑え! 93ヶ月前
イスラエル・ミリタリー・インダストリーズ(IMI)は、ウージー短機関銃など有名な小火器をはじめ、長距離ロケット弾「エキストラ」や巡航ミサイル「デリラ」を製造している国有企業である。...
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トランプの心理学 - 小川和久の『NEWSを疑え!』 第567号
コメ0 NEWSを疑え! 93ヶ月前
Q:トランプ米大統領が2017年1月20日に就任して1か月余り。矢継ぎ早に連発した大統領令による混乱、自身の失言やホワイトハウス高官の辞任といった失態、メディアとの相変わらずの対立などが報じられる一方、訪米した安倍晋三首相とはとても和気藹々で、ちぐはぐさも目立ちます。トランプ氏の心理面もあれこれ論じられ...
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攻撃のハードルを下げる無人機搭載兵器の小型化 - 小川和久の『NEWSを疑え!』 第566号
コメ0 NEWSを疑え! 94ヶ月前
オサマ・ビンラディンの娘婿のアルカイダ最高幹部アブ・アルハイル・アルマスリは2月26日、シリア北西部のイドリブ県で、乗っていた自動車を米国の無人機にミサイルで攻撃され、死亡した。ロイター通信は3月1日、米情報当局者の話として、CIA(中央情報局)の無人機がヘルファイア・ミサイルを発射したと報じた。...
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映画『スノーデン』が問いかけるもの - 小川和久の『NEWSを疑え!』 第565号
コメ0 NEWSを疑え! 94ヶ月前
Q:2017年1月27日に日本で封切られた映画『スノーデン』の評判がいいようですね。興味あるメルマガ読者も少なからずいるでしょう。今回は、スノーデンとサイバー戦の話をお願いします。...
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イエメン武装勢力が無人艇でサウジ軍艦を自爆攻撃 - 小川和久の『NEWSを疑え!』 第564号
コメ0 NEWSを疑え! 94ヶ月前
紅海のイエメン沿岸で1月30日、サウジアラビア海軍のフリゲート艦「アル・マディーナ」が、シーア派武装勢力・フーシ派の自爆ボートに背後から衝突され、乗員2人が死亡、3人が負傷した。フリゲート艦上から撮影された映像では、突入してくるボートに対する射撃は行われていない。...
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蕎麦をすすったら中国人に睨まれた(笑) - 小川和久の『NEWSを疑え!』 第563号
コメ0 NEWSを疑え! 94ヶ月前
Q:小川さんのツイッターを見ていたら、2017年の正月明けに銀座で蕎麦を一口食べたら中国人の団体からにらまれたというツイートに、リツイートやいいねがたくさんついていました。たまには当メルマガでも、そんな話はいかがですか?...
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ロシアが条約違反の巡航ミサイルを配備 - 小川和久の『NEWSを疑え!』 第562号
コメ0 NEWSを疑え! 94ヶ月前
ニューヨーク・タイムズは2月15日、米当局者の話として、ロシアが中距離核戦力全廃条約(INF条約)に違反する、射程500キロ以上の地上発射巡航ミサイルを配備したと報じた。[1]このミサイルには、NATO(北大西洋条約機構)によるバルト三国の防衛を妨げる効果があるが、西側諸国がなんら対応しない場合も、過剰に反応す...
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人工衛星が時代後れになる - 小川和久の『NEWSを疑え!』 第561号
コメ0 NEWSを疑え! 94ヶ月前
Q:毎日新聞が2017年1月、「中国 ミサイル防衛開発へ 南シナ海上空に飛行船」という見出し記事を掲載しました。どういうことですか?...
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「ドローン・テロの時代」が幕を開けた - 小川和久の『NEWSを疑え!』 第560号
コメ0 NEWSを疑え! 94ヶ月前
武装勢力・テロ組織による自爆攻撃は、1982年にレバノンのヒズボラが開始したが、その後はさまざまな宗教や民族の100以上の組織が、40以上の国・地域で行っている。自爆攻撃のほとんどのケースは、特定の地域から国家を撤退させるという目的のもと、組織的に行われており、その手段は、相手の政治的状況や警備体制に合わ...
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トランプの対中政策を握る男 - 小川和久の『NEWSを疑え!』 第559号
コメ0 NEWSを疑え! 94ヶ月前
Q:2017年1月20日にトランプ米大統領が誕生。TPP離脱、難民受け入れ停止、メキシコとの壁建設といった大統領令を連発し、世界を震撼させていますね。...
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オスプレイ──琉球新報の悪質な誤報 - 小川和久の『NEWSを疑え!』 第558号
コメ0 NEWSを疑え! 95ヶ月前
昨年12月13日に沖縄県名護市の東海岸に不時着水した、米海兵隊のオスプレイ輸送機から流れ出したとみられる、米海軍航空機運用規程手順書(フライトマニュアル)が、同21日、同じ沖縄本島の宜野座村の海岸に漂着した。...
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いまロボットスーツは - 小川和久の『NEWSを疑え!』 第557号
コメ0 NEWSを疑え! 95ヶ月前
Q:建設現場にロボットスーツが導入され、作業員が重量物を運ぶとき腰への負担が大幅に軽減されるというニュースを聞きました。海外では軍用ロボットスーツの研究開発も進んでいるでしょう。ロボットスーツのいまを解説してください。...
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トランプ登場──いま「普天間」を問う - 小川和久の『NEWSを疑え!』 第555号
コメ0 NEWSを疑え! 95ヶ月前
Q:2017年1月20日、ドナルド・トランプ氏が第45代アメリカ大統領に就任しました。就任時70歳はレーガン大統領の69歳を超え、米国史上最高齢の大統領ですね。小川さんは、トランプ新政権のどんなところに注目しますか?...
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ノドンにも有効、イスラエルの新型迎撃ミサイル - 小川和久の『NEWSを疑え!』 第554号
コメ0 NEWSを疑え! 95ヶ月前
イスラエル空軍は1月18日、弾道ミサイルの弾頭を100キロ以上の高度で直撃し、破壊する迎撃ミサイル・アロー3を、国防省ミサイル防衛機構から受領し、配備を始めた。アロー3が備える脅威は、イランのシャハブ3(原型は北朝鮮のノドン)、セッジール(固体燃料二段式、開発中)など、射程1000‐3000キロの準中距離弾道ミサ...