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【NECがスマホ撤退。ケータイ事業だけで生き残れるのか】石川 温の「スマホ業界新聞」Vol.045
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【NECがスマホ撤退。ケータイ事業だけで生き残れるのか】石川 温の「スマホ業界新聞」Vol.045

2013-08-03 23:50
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    石川 温の「スマホ業界新聞」

                       2013/08/03(vol.045)

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     今週は月曜日に2.5GHz割り当ての認証式が開催され、さらに火曜日にはKDDI、ソフトバンクが相次いで決算会見を実施。水曜日にはNECがスマートフォン事業からの撤退を発表するなど、話題の多い週となった。

    《目次》
    1.UQ野坂社長&田中会長が総務省で2.5GHz認定式に参加
    ━━「5年後には1Gbpsを目指す。固定網との関係も変わる」
    2.KDDI田中社長、決算会見囲み取材
    ━━TD-LTEとFDD-LTEのデュアルサポートスマホはあり得るのか
    3.NECカシオがスマートフォン事業からの撤退を発表
    ━━果たして、ケータイだけで生き残っていけるのか
    4.今週のリリース&ニュース
    5.編集後記

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    1.UQ野坂社長&田中会長が総務省で2.5GHz認定式に参加
    ━━「5年後には1Gbpsを目指す。固定網との関係も変わる」
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     7月29日、総務省はUQコミュニケーションズに対し、2.5GHz帯の割り当てを正式に認定した。16時から総務省で認定式が行われ、UQコミュニケーションズ・野坂章雄社長とUQの会長でもあるKDDI・田中孝司社長が参加した。 
     認定式終了後には記者との囲みが開催されたが、認定式の告知がプレスにはなかったようで(問い合わせた人だけが参加できた模様)、野坂社長と田中会長を4人の記者で囲むという贅沢な状態になった(いつもの通り、個人的な感想を★で突っ込んでいく)。

    ■7月29日 16時14分頃 総務省7階 蒸し暑いエレベーターホール

    ━━ようやく認定といった感じですかね。
    野坂社長
    「ホッとした感じです。とにかく、いただいた電波を有効に活用して早くサービスを開始して、国民のみなさんのお役に立つようにしていきたいと、副大臣の前で申し上げてきたところです」

    ━━計画では10月からサービス開始とありますが。
    野坂社長
    「できるだけ早くやりたいと思っています。かなりタイトなスケジュールでありますけれど、今回は既存のWiMAXの基地局に併設という形になりますので、そういう意味では現行のものがつかえることもあり、早期展開できます」
    (★こんなスピードで認定からサービス開始をするのは異例かも。ソフトバンクのプラチナバンドだって、5カ月ぐらいかかっていたし)

    ━━10月の段階でそこそこ使えるネットワークになりそうか。
    野坂社長
    「詳細についてはご勘弁いただきたいが、首都圏の混んでいるところがまずは中心になる。今回、(周波数を)要望したのは混んできているのでということもありますので、そういうところをサクサク行きたいと考えている」

    ━━その段階で端末はあるんですよね。
    野坂社長
    「当然、そのための新しい端末を考えていきたいと思っています」
    (★端末を間に合わせるとなると、すでに発注していてもおかしくないタイミングかと)

    ━━2つのシステムを併用すると言うことは両対応の端末になるということか。
    野坂社長
    「常識的にはルーターというのが最初になる」
    (ここでうんうんと頷いていると)
    田中会長
    「そこで、なんでうなずいているんですか」

    ━━いきなりスマートフォンが来るかと思ったんですが。
    田中会長
    「いやいやいや」
    野坂社長
    「それは私の口からは何とも」
    (★うなずいていたのは自分。やはりTD-LTE対応iPhoneが最初になるかと思ったんだけど)

    ━━仕組みとしては新しい周波数帯はリリース2.1となるが、いままでのシステムも含まれたシステムということか。
    野坂社長
    「そういうことですね」
     
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