━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
石川 温の「スマホ業界新聞」
2012/09/22(vol.002)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
《目次》
1.iPhone5発売。孫社長vs田中社長「LTEをめぐる攻防」
2.「最終的な決断は昨日。検討は2年前からしていた」
ーー 9月19日、発売2日前に行った孫正義「緊急テザリング会見」
3.「今春、ソフトバンクに追いついた。そしてiPhone5で追い抜いた」
ーー9月21日、iPhone5の「本命」を誓う田中孝司KDDI社長
4.「LTE基地局免許数は来年3月で1万5000。うちのほうが進んでいる」
ーー9月21日、LTEで勝利を宣言する孫正義社長
5. 今週のリリース&ニュース
6.編集後記
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1.iPhone5発売。孫社長vs田中社長「LTEをめぐる攻防」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
どうも。ケータイジャーナリストの石川温です。
なんとか「スマホ業界新聞」も2号目を迎えました。おかげさまで創刊号発行直後からチャンネル会員登録が急増。一気にブロマガ有料購読ランキングでも5位につける結果となりました。みなさまには本当に感謝です。
今週号は21日にiPhone5が発売となったため、iPhone5の魅力とダメなところをたっぷりと解説しようかと企画していたのですが、19日になって孫社長が「やっぱりテザリングやるもんっ」と言い出してからというもの、業界は騒然。21日の発売に向けて、慌ただしい展開となりました。そこで、今回は孫社長、田中社長による「囲み」の発言を振り返り、発言に対して、いろいろ突っ込んでいこうと思います。
「囲み」とは、記者会見でプレゼン、質疑応答、フォトセッションが終了した後に、登壇者が別の場所で記者の質問に答えていくというものです。質疑応答は、壇上に登壇者と記者が離れているため、どうしてもかしこまったやりとりになるのですが、「囲み」では、登壇者と近距離で囲んで話すため、質疑応答よりも和やかな雰囲気となり、本音を引き出せる絶好の機会だったりします。
自分はUstreamなどで中継されている質疑応答では、質問してもその場でみんなに知られて共有されてしまうため、自分の知りたいことは囲みでこっそり聞いたりします(ほかの記者に知られないときには、囲みが終わって、登壇者が帰る瞬間に聞きます)。真っ先に手を上げて何問も質問しても、みんなに共有されてしまっては、自分が記事に書いたときは鮮度が落ちてしまいますからねぇ。
あまり質疑応答で質問しないのはそのためです。囲みの時間が無い会見は仕方なく質疑応答で手を上げますが。
話がそれました。
今回は記者たちの質問に孫社長と田中社長がどう答えているかをじっくりとチェックしてもらえばと思います。
質問と答えの後に(★)で、石川温がその時どう思ったのか、ここツッコミどころがあるなというコメントを加えて、単なる囲み会見全文書き起こしではない内容にしてみましたので、そちらもお楽しみください。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
2.「最終的な決断は昨日。検討は2年前からしていた」
ーー 9月19日、発売2日前に行った孫正義「緊急テザリング会見」 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
この記事は過去記事の為、今入会しても読めません。ニコニコポイントでご購入下さい。
(★)で取材した際に感じたことなどが読めるのはとても楽しいです。素人である読者の私では記事から掘り下げることは難しいし、感想の多い記事は誘導されているような気がして流してしまう。
発売から数日遅れてiPhone5(KDDI)がやっと手に入りました。iPadをテザリングで4日間、ポケットWi-Fiで使っている時と同じように普段使いしたら1G使っていました。パソコンならともかくiPadでの通信でも結構な通信量なんだなぁと。(使いすぎるかも)とか考えながらでは活用の幅も狭まりますし、まだまだテザリングは始まったばかりだと感じました。定額で気兼ねなくいつでも使えるという点で3G契約はまだまだ必要ですね。