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考えろ。考えろ。そう胸の中で繰り返す。
――オレが素直に行動するなら。
まっすぐに、正解のコインロッカーの前に移動する。
もし八千代がその場所を捜しあてられたとしても、多少は時間がかかるはずだ。先回りできることになる。
――なら、八千代はどうする?
オレの後をつける、というのが、正しいように思った。
姿をくらませて、オレを焦らせて、正解のコインロッカーに向かわせる。あいつはそのあとをついてくる。
オレはもう一度、辺りを見回してみる。だがやはり八千代の姿はない。今もどこか、物陰からこちらをみているのか? それとも本当にひとりで歩いて行ってしまったのか? 食事会の待ち合わせ時間までは、あと40分ほどだ。たった40分で、どの駅にあるのかもわからないコインロッカーをみつけだせるものなのか?
――最悪に備えよう。
とオレは考える。
たとえば知識があれば、鍵やタグの形状から、駅がわかるかもしれない。
オレは一度カフェに戻り、聖夜協会員の名簿をつかんで会計を済ませてから、まっすぐに駅の方向へと走る。
マコト @mako_3dbell
とりあえずなんかコインロッカーのある駅探すことになるのかな
空飛ぶ蜥蜴 @karashimiso477
3d小説すごく動いてて参加したいけど、そろそろご飯なので1〜2時間離脱します…一番いいところで!!
みや@さとみちゃん愛 @staknnds
食事会の待ち合わせまで18時の段階であと何分?
※Twitter上の、文章中に「3D小説」を含むツイートを転載させていただいております。
お気に召さない場合は「転載元のアカウント」から「3D小説『bell』運営アカウント( @superoresama )」にコメントをくださいましたら幸いです。早急に対処いたします。
なお、ツイート文からは、読みやすさを考慮してハッシュタグ「#3D小説」と「ツイートしてからどれくらいの時間がたったか」の表記を削除させていただいております。