という声を頂きました。なるほど。
※プライバシー保護のためモザイクを入れておりますご了承下さい。
というわけで今回はそこについて、真っ白な紙にゼロから描く段階について考えていきます。
まずこの方のツイートがかなり的確なんじゃないかと思いました。この1枚目です。
https://twitter.com/xx6946xx/status/727076480274980864
描けない原因としてはおおまかに2つあるわけですね。
その1
ぱっと見だけでは見逃してしまうような細部まで観察しましょう。裏から見てみたり、視界に入らないところまで観察すると後々役に立ちます。今回は一本のボールペンを例に進めていくことにします。
誰でも見たことのあるスタンダードなボールペンですね。あまりに見慣れているから特に細部まで観察しようとはしないでしょう。こういう物を様々な角度から見てみるわけです。
分解して中身まで見たりできるとさらに良いですね。
構造を知るということは重要で、例えば人体を描く際に骨や筋肉の勉強をしていると絵に説得力が生まれます。まぁ正直めんどくさいのでそこまでするのは後回しでいいです。
その2
❖ 今度は描くために必要な情報を整理する。
前回の講座で描きましたが、僕が絵を描くにあたって一番重要だと考えているのは「全体のバランス」です。パーツの位置関係もそうですが、描き込むべき箇所、ある程度手を抜いたほうが良い箇所のメリハリをつけられると尚良いです。僕が普段どのように考えているかを先ほどの写真に描き込んでいきますね。
ハイ、こんな事を考えてます。今回は3次元のボールペンを例に出していますが漫画やアニメのキャラを模写する場合も同様のステップを踏みましょう。
その3
❖ いざ出力
僕ならコレを模写する場合まずは全体像のラフを入れます。題材がシンプルなのでこれだけでも充分それっぽく見えますね。
この段階で「だからそれをどう描くんだよ!」って人についてはもう「手を動かして慣れろ」としか言い様が無いです。さらにここからどこを描き込めばアクセントになるかを考えつつ細部を描き込みます。
グリップに入っているライン部分を消しゴムを使うことで表現してみました。もうこの段階でだいぶ完成形に近いのでこのままでもいいのですが、あとは時間等と相談しながら完成度を上げる作業です。
ペン先の方の尖っている部分をあまりに省略しすぎてさみしかったので芯だけ描きました。それから地面に落ちている影をいれています。その際に本体の中にも少し影をいれることで「ここの素材は透明だよ」というアピールをしてみました。
この観察から模写の一連の流れを何度か続けて訓練することで見ないでも描けるように、
さらには頭の中で回転させて別の角度から描いたりできるようになったりします。
さらにさらになんと。構造を理解しているとこんなことだってできちゃいます。
実際に壊さないでも頭の中でパーツを整理することによって「こんな感じになるだろうな」という想像からイラストを描く事ができるようになります。
ファンタジーやSFの世界観を表現する場合、現実に無い物を描く事になるわけなのでこういう想像力が大事になるわけですね。
そう、実際に壊すこと無く…
アッ…!ゴメンナサイ…!!
描けなかったんで資料のためにぶち折りました…!!
さてさて、実際自分で改めて考えながら模写したことで見えてきたことがありました。
僕は人を描くときの描き順は結構バラバラで、目からだったり輪郭だったり…頭から描いたりもしますが、これは僕が描き慣れてるから出来ることな気がします。
これから描き始める人はまず全体像をしっかりとらえましょう。全てはバランスなのです。
…勝手にツイートからの引用で話を膨らませましたが元はコレ書籍っぽいですね。興味が湧いたので今度買ってこようと思います。
読んでみて良い内容だったらレビューなんか交えつつまた改めてステマ記事つくりますね。チャンネルってアフィリエイトできるのかなあ。あと僕もこの講座書き溜めてたらいつか書籍化できねえかなー。( 」^∀^)」<カドカワさーん!
オマケ
❖ 観察のすゝめ
観察については「描くぞ!」って時に初めて意識して見るのも良いのですが、普段の生活から意識して物の構造を考えたりしていくとさらに良いです。日常での観察の仕方等について解説します。
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