・・・というわけで(^_^)
「だいぶ弦が古くなってきてそろそろ弦交換しなくちゃなぁ…」ってことで、今回はHeadwey HCJ-50Sの弦交換+掃除の巻。
☆ギター紹介☆
【Headwey HCJ-50S 2010年製】
あの有名な百瀬氏がいらっしゃるHeadweyギターと言えば皆さんもご存じでしょう。
日本製では、結構評価の高いメーカーですよね。この型番「HCJ-50S」は、そのHeadweyが中国で生産したもので、値段はかなり手ごろでした。(今はもう販売していません)
仕様は、(トップ)スプルース単板、(サイド、バック)マホガニー合板、(指板、ブリッジ)ローズウッド、(ネック)マホガニー です。
音は、形だけではなくGibson系のジャキジャキ感があり音色も似ているように思います。
サイド・バックが合板の為、音量は他のギターに負けてますが、マホガニーの軽やかな音がします。
ありがちなコードを押さえてのチューニングの狂いはほとんどなく、ハイコードまで和音バランスがとても良いです。
かまぼこ型ネック、短い弦長の関係でテンションも弱くとても弾きやすいギターです。
① まずは掃除と弦交換の準備(クロス、ポリッシュ、オレンジオイル、ニッパ等々)して弦を外しましょう。
② ボディトップの汚れを確認。まだ新しいギターなのとポリ塗装なのでツヤッツヤです。日頃拭きづらい弦の下辺りを重点的にフキフキ。
③ ナットは、リペアサイトの真似をして取り外し、ナット下の接着剤を除去しました。接着がないので弦を外すとポロリと取れてしまいます。(笑)
④ 今回の弦は少しテンションが上がることを想定し、ネックのアジャスタをちょっとだけ締めました。(締めすぎは注意が必要だそうです)
⑤ ボディのホコリを落としたら、指板・ブリッジにオレンジオイルをたっぷりと塗ります。
⑥ 指板やブリッジはローズウッドに黒く着色されているようで、良く押さえるところだけ脱色しています。オレンジオイルで磨くとクロスが黒くなります。最初から色を付けなきゃいいのに…。
⑦ トップの木目は中心が狭く両脇に行くほど広い木目ですね。音に良いのか悪いのかは不明です。Gibsonモデルはこのサンバーストでなくっちゃ…ね。
⑧ ネックは2枚のマホガニー板を合わせていますね。安いからしょうがない。バックはとてもきれいな木目。
⑨ 型番、シリアル№。「10・・・」となっているので2010年製らしいです。ラベルは簡単なものが貼ってありますね。
⑩ そろそろ弦を張りましょう。今回は同じエリクサーのフォスファー弦からブロンズ弦にします。色が赤っぽい物から白っぽくなりました。
⑪ チューニングして、ネックの状態と弦高を確認します。ネックは真っすぐっぽい。
※弦高は12フレットで6弦が2.8㎜位、1弦が2㎜位、思ったほど下がらなかったな。
⑫ 購入時、ピックガードが曲がって接着されていて、これは変だなぁと思って自分で貼り直しました。他にもアジャスタのカバーが6弦と1弦の真ん中にない、ネックジョイント部分に接着剤のはみ出し、バック塗装にムラ、良く見ればやはり中国製、作りは雑なところがありますね。(でも音がいいからOK)
⑬ 元々はブロンズ弦だったんですが、前回、フォスファー弦に変えてみました。でも、やはりこのギターにはブロンズ弦の方が合っているようです。テンション感も少しアップしてストローク向きの音になりました。音の特徴としては中音域が良く出て「ジャリン」という感じ。
⑭ 和音バランスが良く、とにかく弾きやすい。スタイルも音色も気に入っています。良いギターだと思います。
次回に続く・・かな?