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音楽制作プロジェクト「On-premises」提供による『黒子の音源』シリーズ第49弾です。
この『黒子の音源』シリーズはオンプレミスのBOSS君こと湯浅稔氏が、過去に作曲・編曲・サウンドプロデュース・サウンドディレクション等を行ったゲームタイトルの中で実際に使用した音源、また企画の段階にプレゼン用として作られたデモ音源などを氏の所有する膨大なマスターライブラリーの中からセレクトし当時の制作秘話や制作現場での様々な逸話などを織り交ぜ紹介していこうという試みです。
当の本人は「終活」とか「遺言」などと申しておりますが、まあそれはそれとしてレトロゲームの音源とその開発にまつわるお話は私たちスタッフもとても楽しみにしていますし子供の頃 実際に遊んだゲームの曲もあるので懐かしい思い出がよみがえります。
それでは、『黒子の音源』第49話をお楽しみ下さい。
--湯浅氏 談--
『黒子の音源』シリーズ第49弾は、前回に続き日本テレネットさんより1990年に発売されたPCE-CD-ROM2用アクションゲーム「GOLDEN AXE」のBGMです。
今回のBGMも、セガさんよりお貸りした「MD版」のスコアをPCエンジン用にリアレンジしたもので DAT 48kHz SPモードで録音された保管用のマスター音源です。
...というわけで、前回第3話で明らかになった?ゲーム中BGMのお仕事が、何故クレジットにはSE制作と掲載されていたのか?...についての諸事情その1は、発注時のゲーム中BGMがそもそもSE扱いだった事、また、その2は、ビジネスサポートのオーナー社長さんが郵送した見積書(添付の単価表)には、ナレーションと効果音の項目しか記載がされていなかった...というのがその理由だったわけですね。(^_^;
さらに、私自身もゲーム中のBGMについてはSEと同じ扱い(この業界では効果音として納品されるモノ)だと信じて疑わなかった事、それが今考えてみれば「君、バカなの?」...って事になるのですが、正直そんなノホホ~ンとした時代だったのだと思います。
...と、今思えばものすごく恥ずかしいお話なんですけどね。
いや~ん!(/∇\)キャ~~恥ずかしい♪...みたいな?ww
いや~ん!(/∇\)キャ~~恥ずかしい♪...みたいな?ww
まあ、そんな感じのゲーム業界デビューでしたから、その後もしばらくの間は、BGMのお仕事がSE業務としてクレジットされていたりしておりました。
ただ、CMや劇伴をやっていた時にはクレジットに名前を掲載していただける事など殆どありませんでしたから私にとってはとてもありがたい事だったんですね。
あと、内蔵音源系のBGMの場合には諸事情あって会社名しか載らなかったタイトルもありましたけど(※MDガイアレスとか、PCEパズルボーイとか、MDイースⅢ等々...)そういう事も含め、全てが手探り状態で進んで行くしかなかったコンシューマーゲーム創成期の懐かしい想い出なんですよね。 ゞ(^o^ゞ))))あらあら...
てことで、今回は以下の4曲(4ショット?)を倉庫から引っ張り出してきました。
1:SHOWDOWN(※ゲームには未収録の激レアバージョン!)
2:戦斧マーチ
3:SELECT すたこらさっさ
4:CONCLUCSION
1:SHOWDOWN(※ゲームには未収録の激レアバージョン!)
2:戦斧マーチ
3:SELECT すたこらさっさ
4:CONCLUCSION
で、1のSHOWDOWN(原曲名)ですが、この曲がPCE版ゴールデンアックスのどこに使用されていたのかは覚えていないのですが、実はいちばん大好きな曲だったりします。
ただ、譜面では途中半音で音がぶつかる箇所があったので下の音を1オクターブ下げようか...とも考えたのですが、原曲が内蔵音源のBGMなので、同時発音数や音域の縛りでこうせざるを得なかったのか、あるいは意図した上であえて音をぶつけているのか凄く悩んだ記憶があります。
で、元々テンションコード系を使う事が大好きだった私は、エーイ!って、そのまま行っちゃいました。
だってカッコイイじゃないですか!
でも、二十代の頃コーラスの仕事でスタジオ入りした時に、スタジオミュージシャンのバンマス的な先生?が(たぶん編曲された方に対し)...
「半音で音をぶつけるな!アホ!」とか「お前ロー・インターバル・リミット知らんのか!ボケ!」とか「ハモリの主旋律を真ん中に挟むな!カス!」とか「歌モノのオケを安易に(ストリングスの音域とか考えずに)移調するな!(ボコッ)←打撃音?w」等、お怒りになっている姿を何度か目の当たりにし...
編曲ってマジで大変な仕事だな...と、その辺りの楽典的な部分だけはしっかりとメモしていたというトラウマ?はあったのですが...
ゲームミュージックなんやから、曲中にサンプリングした効果音で和音鳴らしたり、そいつをピッチベンドやモジュレーションホイール使って「ウニャ~↑ン・ウォww~ン~ww」て鳴らしてもエエやんけ!最終的には打撃音とか爆発音とかレーザービームの音とかそういった効果音と一緒に鳴らすんがゲームなんやき!(←なぜ、諸国の方言を使う? by いんど)
...と、なにかにつけてそういう事をしたかったお年頃でもあった為か、当時はニコニコしながらそのまま譜面どおりに打ち込んだ事だけはしっかりと覚えておりました。w
なにより、2・3・4の曲についてもそうですがゴールデンアックスの原曲ってホント全部がカッコ良かったんですよね。
...と、最近ネットで購入した昔の内蔵音源バージョンを聞いて改めてそう思った湯浅なのでございます。
皆様、最後までご視聴頂きどうもありがとうございました。
因みに、今バックで流れている曲は「ときめいて・ルージュ」という曲で、こちらのチャンネルにも掲載されていますのでよろしければ私の歌声も聞いてみて下さいね。
それでは、また!(^0^)/
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あきばっぱら四方山ブログ
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