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委員長の任にふさわしくない
川口氏帰国延期問題 市田書記局長が会見
日本共産党の市田忠義書記局長は8日の記者会見で、川口順子参院環境委員長が中国への出張からの帰国を延期し、予定されていた環境委員会が中止された問題について問われ、「国会軽視もはなはだしい問題であり、川口氏は環境委員長の任にふさわしくない」と述べました。
国会開会中の委員長の海外出張は原則として認められておらず、川口氏の中国外遊は4月23~24日に限り例外的に認められたものでした。川口氏は、要人との会談を理由に参院議院運営委員会の同意を得ないまま帰国を延期し、25日に予定されていた同環境委員会が中止になりました。
市田氏は、川口氏が参院環境委員会に示した経過書の内容は、「国益に背を向けることができなかった」と居直り、ルール違反を合理化したものだと指摘。「外国要人の予定に合わせるために、自ら設定した環境委員会の日程をつぶしてもかまわないという態度こそ国益に反する行為にほかならない」と批判しました。また、川口氏の行為を認めた自民党について、「国会のルールを自ら破って恥じない。その行為に対する反省が全くない。自民党の慢心の表れであり、許しがたい行為だ」と批判しました。