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「10・13行動」―共同の力で原発再稼働許さず
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「10・13行動」―共同の力で原発再稼働許さず

2013-10-08 11:04

    主張

    「10・13行動」

    共同の力で原発再稼働許さず

     原発をなくす全国連絡会、首都圏反原発連合、さようなら原発1000万人アクションがよびかけた「10・13NO NUKES DAY」が13日東京で行われます。

     福島第1原発の放射能汚染水問題は深刻な事態にあります。それにもかかわらず、安倍晋三首相は「コントロールされている」「完全にブロックされている」と事実に反する発言に固執し、原発の再稼働・輸出にむけて暴走しています。

     「10・13行動」を大きく成功させることは、福島原発の危機打開に総力をあげさせ、再稼働を許さず、「原発ゼロの日本」への大きな一歩になります。

    福島原発事故対策こそ

     汚染水問題で政府は、「国が前面に」といいますが、実際には、「東京電力まかせ」のままで、東電に指示を出すだけにとどまっています。東電は、あいかわらずその場しのぎの対策に終始し、日々、手抜きによる新たな汚染水漏れや困難が生まれています。

     他方で東電は、柏崎刈羽原発の再稼働審査を申請しました。「電力不足」の心配はなく、今回の審査申請は自らの「経営」のためだけでしかありません。東電を存続させたままでは「コスト優先・安全なおざり」をあらためることはできません。東電は「破たん処理」し、国が全責任を負う体制を早急に構築すべきです。

     原子力規制委員会も、汚染水危機の進行にもかかわらず、柏崎刈羽原発を含め再稼働審査のための人員だけを増員しています。政府も原子力規制委員会も、こうした逆立ちした姿勢をあらため、再稼働・輸出のための活動をただちに停止し、汚染水問題の解決のために、人的・物的資源を集中するのが当然です。

     「10・13行動」は、何よりも安倍政権の原発推進の暴走にたいする抗議の民意を示すものになります。どの世論調査でも安倍首相の汚染水問題の発言への批判、また再稼働反対の世論の方が高くなっています。こうした世論を結集し、大きく成功させましょう。

     「10・13行動」は、参議院選挙前に行われた「6・2行動」につづいて、再稼働反対、「原発ゼロ」をかかげ3団体の共同で行われます。「原発ゼロ」の一点での共同をいっそう強めるとともに、保守無党派の団体・個人まで共同を広げていく画期としましょう。

     さらに、「10・13行動」は、その後の全国的な行動の“狼煙(のろし)”となります。11月2日には福島で、11月10日には福岡で、12月1日には愛媛で、1万人をこえる大集会が計画され、福島と首都、再稼働が狙われる原発立地県などで、連続的に大集会が開かれます。

     大飯原発4号機が停止し、日本は「原発稼働ゼロ」となっています。「10・13行動」を大きく成功させ、全国のたたかいを広げるなか、安倍政権を包囲し、再稼働を断念させ、「原発ゼロの日本」を実現しましょう。

    国会直前の行動として

     「10・13行動」は、臨時国会開会直前の日曜日に開催されます。その点でも「10・13行動」を大きく成功させることが重要です。

     日本共産党は、国会での新たな地歩を生かして、安倍政権への追及を強めるとともに、再稼働反対、「原発ゼロ」の草の根のたたかいと結び、「10・13行動」を成功させるために全力を尽くします。

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