日本共産党の志位和夫委員長は7日、国会内で記者会見し、NHK経営委員5人(新任4人、再任1人)の人事案について問われ、「特定の立場、首相との関係に異常に偏った人選になっている。公共放送の私物化になりかねない人事だと危惧しており、反対だ」と表明しました。
志位氏は、人事案には、安倍晋三首相の再登板を求める「緊急声明」を出した民間人有志のメンバーや、首相の少年時代に家庭教師を務めた人物が並んでいることを指摘。再任の石原進氏も「『原発再稼働』を求める発言を繰り返している」ことをあげました。
志位氏は「NHKの経営委員は公正な立場で活動することができる者との規定がある。5人全員を吟味したが、この基準に合わない」と述べました。