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東京都の猪瀬直樹知事は10日の都議会総務委員会で、医療法人「徳洲会」グループから5000万円の裏金を受け取る前日(2012年11月19日)に、妻名義で貸金庫を借りた事実を明らかにしました。日本共産党の徳留道信都議の質問に答えました。
徳留氏は、都から補助金を受けている徳洲会からの無担保・無利子、返済期限のない5000万円提供は「贈与を受けたも同然だ」と追及しました。
「いつ、どのような目的で貸金庫を借りたのか」との質問に、猪瀬氏は「徳田毅議員が11月19日に5000万円を用意するから明日取りにきてくれという電話をかけてきたので、妻に、入れ物がないので貸金庫を借りてくれと言った」と答えました。記録に残る銀行口座に預ける意思はなく、当初から現金のまま保管する予定だったことを認めました。貸金庫に入金したのは翌21日か22日だったと答弁。議場から驚きの声が上がりました。
猪瀬氏は、今年9月26日、特別秘書を通じて徳田虎雄前理事長の妻・秀子氏に返金した時に、受領書も受けとっていないとし、借用書を返送した人物は、仲介した右翼団体「一水会」の木村三浩代表だったと答えました。
徳留氏は、知事が会見で示した借用書と、貸金庫の利用記録の提出を要求しました。