日本共産党の志位和夫委員長は18日の会見で、東京都知事選(23日告示・2月9日投票)にどうのぞむかについて問われ、「争点は明瞭です。宇都宮(けんじ)候補の勝利に全力をあげます」とのべました。
このなかで志位委員長は、都知事選で問われる二つの争点―(1)安倍政権の一連の国民無視の暴走に都民的審判をくだす(2)暮らしと福祉を切り捨て、都民の税金を巨大開発に熱中する「逆立ち」政治をただす―を指摘しました。
志位氏は、「原発は重要ですが、同時に秘密保護法、憲法、消費税など全体について都民的審判をくだす必要があります。その願いを託せるのは宇都宮さんだけです。『逆立ち』都政をただせるのも宇都宮さんだけです」と強調しました。
志位氏はまた、「脱原発」をめぐって候補者の一本化が指摘されていることについて見解を問われ、「一本化はありえないことです。原発問題は確かに重要な争点ですが、さまざまな国政問題、都政をどうするかという大問題があります。私たちは正々堂々たる政策論戦で都民に審判を仰ぐ立場をとります。宇都宮氏もその立場だと思います」とのべました。