「沖縄頑張れ」「日米両政府に負けるな」「日本のどこにも基地はいらない。沖縄と心一つに」「空と海はつながっているよ」。名護市宮里の共同センターの壁には、北海道の新日本婦人の会小樽支部や全日本年金者組合札幌女性の会かたくりの会などから届けられた寄せ書きが飾られています。
■現地を案内
「共同センターを中心に全国の仲間との交流ができ、『オール沖縄』が『オール日本』に発展する力になっています」。共同センターのスタッフで、近く開設する瀬(せ)嵩(だけ)交流センター所長の屋良博一さん(70)はこう実感を込めます。
「たたかいの実態を知って発信してもらえれば」と屋良さん。共同センターでは「辺野古への行き方がわからない」「たたかいの歴史を知りたい」との声に応え、全国から訪れた人たちの現地案内・ガイドも行っています。
共同センターの宮里昇所長は「多くの方に声をかけあって来ていただき、励まされています。ガイドブックもつくって案内の内容を充実させたい。ぜひ大浦湾の美しい海も見てもらいたいので、船も出せるよう準備しています」と笑顔です。
■世界に発信
手紙やファクスでも激励が。「沖縄県民の声は日本国民の声。頑張ってください」(高知県)、「沖縄の腹のすわったたたかいが日本を世界を変えている。さらなる前進を」(静岡県)、「日本政府のありように憤慨しています。遠くから闘争の成功を祈念しています」(新潟県)、「沖縄から日本から米軍基地をなくしましょう」(東京都)。
共同センターでは、現地に行きたくても行けない人たちのために情報発信もしています。新基地反対のたたかいを映像で紹介するDVD「美(ちゅ)ら海辺野古」(同編集委員会制作)が好評です。今月中旬には第2号が完成します。英語版も制作し、世界に向け発信します。
辺野古行きの専用の小型バス購入準備もしています。