主催は「安保関連法案に反対するママの会」。「だれの子どもも、ころさせない」を合言葉に、京都市在住の西郷南海子(みなこ)さん(27)、神奈川県座間市の鷹巣直美さん(38)、東京都大田区の坂井和歌子さん(37)ら6人が13日に記者会見をして呼びかけ、1万7000人を超える賛同が寄せられています。29都道府県に「ママの会」がつくられたことも報告されました。
この日は「戦争立法反対! ママの渋谷ジャック!」と銘打ち、渋谷駅ハチ公前で7人のママがリレー演説。人の輪が何重にも膨れ上がりました。
デモでは、ピンクの風船やガーベラの花(花言葉は「希望・前進」)を身につけ、子どもを抱っこしてベビーカーを押す母親たちが戦争法案反対を訴えると、手を振ったり写真を撮ったり、飛び入り参加する人も。
4歳の息子と2歳の娘を連れた女性(38)=千葉県八千代市=は、フェイスブックで行動を知り、初めてデモに参加。「何かしたいと思っていました。行動する親の姿を子どもたちも見ていると思う。戦争では何も解決しない。70年間守られてきた平和をつないでいきたい」
夫と11歳、1歳、2カ月の3人の娘と参加した女性(35)=川崎市、看護師=もフェイスブックで知ったといいます。「絶対に子どもたちに戦争を経験させたくない。いま頑張らなければ、取り返しのつかないことになる」と話しました。