(写真)「辺野古新基地建設断念!」「工事再開を許さない!」と道路の両側を埋め尽くした県民集会参加者=5日、沖縄県名護市
沖縄県名護市辺野古への新基地建設に反対する県選出野党国会議員や県議会与党会派などでつくる「止めよう辺野古新基地建設! 実行委員会」は5日、米軍キャンプ・シュワブゲート前で県民集会を開きました。新基地建設工事の1カ月中断期限の9日を目前にして、工事を永久停止させようと約3800人(主催者発表)が集まりました。戦争法案廃案や安倍政権の退陣も訴えました。
集会直前まで大雨が降り続けましたが、開始4時間以上前から続々と人々が集結。県内各地の「島ぐるみ会議」の大型バスが何台も連なり、国道を挟んだ両側の歩道は参加者でびっしり。「国の横暴・工事強行絶対許さん」などと書かれたプラカードを掲げる参加者も。
同実行委共同代表の衆参国会議員5人があいさつし、日本共産党の赤嶺政賢衆院議員は「戦争法案と辺野古新基地反対のたたかいは表裏一体で同じ性質のもの。独裁の安倍内閣を倒すたたかいです」と訴えました。
稲嶺進名護市長は「1カ月でも工事を止めることができるということは、これから後も可能だということ。最後の最後までチバラナヤーサイ、グスーヨー(みなさん、がんばりましょうね)」と呼びかけました。
ヘリ基地反対協議会の安次富浩共同代表は「今日のたたかいは、埋め立て承認の取り消しに向けて、翁長雄志知事頑張れのエールになる」と訴えました。
高良鉄美・琉球大学法科大学院教授らがあいさつしました。
若者らでつくる「SEALDs RYUKYU」(シールズ琉球)のメンバーがコール。「辺野古を守れ」「高江を守れ」「工事をやめろ」の声が雨上がりの青空に響きました。