この日の行動は、首都圏反原発連合(反原連)、原発をなくす全国連絡会、NPO法人アジア太平洋資料センターなどでつくる実行委員会が主催したもの。今回で3回目です。
満席となった野音集会では、「安倍政権NO!」と書かれた大きな垂れ幕が目を引きます。上智大学教授の中野晃一さん、沖縄統一連代表幹事の中村司さん、精神科医の香山リカさんが登壇。SEALDs(シールズ)(自由と民主主義のための学生緊急行動)のスピーチや、自由の森学園の合唱に大きな拍手が起こりました。
主催者あいさつした反原連のミサオ・レッドウルフさんは「戦争法は強行されたが、誰も落胆していない。安倍政権ノーの声をさらに大きくする契機にし、安倍政権を打倒するため、がんばりましょう」と呼びかけました。
戦争法、原発、憲法、沖縄米軍新基地建設、秘密保護法、環太平洋連携協定(TPP)、消費税増税、社会保障、労働法制、農協解体、ヘイトスピーチ(差別扇動行為)、教育の各分野から12人が発言。「地震国で火山国の日本に原発はいらない」「戦争法廃止の政府をみんなでつくろう」「沖縄に基地はいらない。安倍政権は沖縄の声を聞け」などと訴えました。
「何よりも戦争法が許せない」と話す東京都新宿区の大学1年生(19)は、今年からデモに参加するようになったといいます。「野党共闘は必ず実らせたい。戦争法を廃止させるために、行動し続けます」
埼玉県に住む女性(27)は仕事帰りに参加しました。「安倍政権は、なぜ国民の声を無視するのか。声をあげるのは苦手だけど、何もしないのはもう嫌です」と話します。
東京都渋谷区の自営業の女性(39)は「原発や農業問題にしても、安倍政権では日本の未来に責任をもてません。将来の子どもたちのためにも、声をあげ続けます」。
集会とデモ行進には、日本共産党の池内さおり、藤野保史両衆院議員、田村智子参院議員が参加しました。
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