報告に立った山下芳生書記局長は、「参院選は『国民連合政府』という政府の提唱をし、一致する野党で選挙協力を行うことを提唱して初めてたたかう国政選挙です。党全体が初めてのことに挑戦する選挙でもあります。その最前線でたたかう予定候補者のみなさんと党中央が心を合わせて道を切り開く選挙にしましょう」と訴えました。
山下氏は、「国民連合政府」提案から2カ月で、かつてない注目と影響が広がっていること、国民の世論と運動が「提案」実現の最大のカギだと強調。そのうえで、来年の参院選にどういう心構えでのぞむのかを提起。自公を少数派に転落させ、「国民連合政府」の実現と日本共産党の躍進に全力をあげることを呼びかけました。
発言では、「国民の本気の思いに、本気で応える攻勢的なたたかいが求められている」(比例・いわぶち友予定候補)、「安倍政権を打ち破る8人の比例候補を必ず通してほしいと訴えている。全国で大波をつくりたい」(比例・春名なおあき予定候補)、「共産党の議席がどうしても必要だ。(定数が)増えた1議席を与えてほしいと訴え、北海道をかけまわっている」(北海道選挙区・森つねと予定候補)、「党の訴えを聞いてもらうためにも、自分らしい自分の言葉で訴えたい」(長野選挙区・唐沢ちあき予定候補)など、党に寄せられる熱い期待に応えるため、先頭に立ちたいという決意が次々に表明されました。
志位委員長 閉会あいさつ
参院選予定候補者会議では、志位和夫委員長が閉会のあいさつを行い、来るべき参院選挙は、党の93年の歴史のなかでも初めての「歴史的チャレンジ」の選挙になることを力説しました。それは、(1)「戦争法廃止の国民連合政府」を実現する第一歩として、自民・公明を少数派に転落させる(2)同時に、日本共産党自身の躍進をかちとり、「国民連合政府」に向けた力にするという、「二つの大目標」を達成するたたかいです。
志位氏は、この目標をやりきるためには、お互いに「新しい探求」が必要になると指摘。とりわけ、国民一人ひとりが主権者として自発的・自覚的に立ち上がる新しい国民運動が発展するなかで、それぞれの候補者が、個性を存分に生かし、自分の言葉、自分の思いを大切にし、自身の人生に誇りをもって、のびのびと活動を発展させることが大事になることを強調し、ともに知恵と力をつくしてたたかい抜くことを訴えました。