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(写真)「新基地いらない」と声を上げる座り込み参加者=18日、沖縄県名護市
沖縄県名護市辺野古の米軍新基地建設に反対し、米軍キャンプ・シュワブゲート前で続けられている抗議の座り込みが18日、開始から500日を迎えました。早朝の抗議行動に約1200人が結集し、新基地建設中止を訴えました。
ゲート前の座り込みの輪は、午前6時ごろから県内各地の「島ぐるみ会議」が運行するバスなどでやって来た人たちで何重にもなりました。国会議員、県議や市町村議も参加しました。
行動参加者は、安倍政権が代執行訴訟を起こした暴挙に抗議。「翁長知事、政府に負けるな」「県民がついているぞ」と唱和しました。
待機していた機動隊は動かず、工事車両が入るのも確認されませんでした。参加者は「私たちの勝利だ」と声を上げ、歌や踊りも交えながら、ゲート前をデモ行進しました。
本部(もとぶ)町から早朝行動に通い続けている男性(76)は「沖縄戦を経験した私たちにとって基地は絶対に許せないもの。県民の声に耳を傾けない政府に対する怒りが大きくなっています」と語ります。
南城(なんじょう)市の男性(23)は「僕たちは微力であっても無力ではない。声を上げ続けることが一番の近道。みんなが集まれば勝てることを示した」と拳を突き上げました。
うるま市の男性(73)は、1000人以上の座り込みに「勝利の展望が見えてきた。人を思いやるやさしい愛に裏打ちされたたたかいだから必ず勝てると確信しています」と話しました。