日本共産党の志位和夫委員長、民主党の岡田克也代表、維新の党の松野頼久代表の3氏が一堂に会し、共産党が提案した「戦争法(安保法制)廃止の国民連合政府」などについて語り合った3党首鼎談が、11月30日発売の週刊誌『AERA(アエラ)』(朝日新聞出版発行)に掲載されています。

 題して「安倍政権の暴走を止める 野党3党首が“激論”120分」。4ページにわたる特集です。「提案」発表後、志位、岡田両党首会談は行われていますが、松野氏を含め3党首そろっての討論企画は初めてで、注目される内容です。

 鼎談は11月20日に実施。司会は、野党研究を専門にしている吉田徹・北海道大学教授が務めました。

 「国民連合政府」や野党協力のあり方をめぐって3氏がそれぞれ発言。沖縄・米軍基地建設問題や経済政策など、野党間の政策上の違いがあるなかで「いろんな分野で一致点はつくれる」との志位氏の提起を受け、岡田、松野両氏が考えを述べています。

 鼎談の中で岡田氏は志位氏に「政治家として信頼している」、志位氏は「私も同じような信頼を感じています」、松野氏も「志位さんという政治家は魅力的だと感じました」と感想を語るなど、話し合いを続けていく立場を表明しています。