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アニメ評論家・藤津亮太のアニメの門ブロマガ 第97号(2016/9/9号/月2回発行)
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アニメ評論家・藤津亮太のアニメの門ブロマガ 第97号(2016/9/9号/月2回発行)

2016-09-13 05:23

     週末にちょっと想定外のトラブルがあって、メルマガ発行の時間がとれませんでした。『この世界の片隅に』のムックも大詰めなのに……。といわけで発行、大幅に遅れてすみませんでした。  では、いってみましょう。

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    1.最近のお仕事紹介
    2.Q&A
    3.前回のアニメの門
    4.連載「理想のアニメ原画集を求めて」


    最近のお仕事紹介

    1.朝日カルチャーセンター新宿教室「アニメを読む」(東京)
     9/17  『交響詩篇エウレカセブン』
     10/15 『アリーテ姫』『マイマイ新子と千年の魔法』
     11/19 特別講座『動きのおもしろさを体験しよう』
         ※ゲスト講師 演出・アニメーター 数井浩子
     12/17映画『ラブライブ!The School Idol Movie』
     https://www.asahiculture.jp/shinjuku/course/dbf50167-77f5-f85e-c98c-577de73c53f2

    2.朝日カルチャーセンター新宿教室特別講座
     12/3「僕はこんな作品を見てきた。'80年代 バブルの喧噪と昭和の終わり」
     アニメーション監督・幾原邦彦氏をゲストに招き、氏が触れてきたアニメ・文学・映画・演劇作品を振り返る講義の第二弾。今回は'80年代の作品を中心にうかがいます。幾原監督が、どのような作品に接することでクリエイターとしての地盤を形成してきたかが垣間見える内容です。聞き手は僕と上智大講師・上田麻由子さんです。
     【取り上げる予定の作家】
      森田芳光、相米慎二、池田敏春、吉本ばなな、村上龍、村上春樹etc
      https://www.asahiculture.jp/shinjuku/course/348243ee-1ee0-ba9b-141a-577daebf06e8

    3.SBS学苑「アニメを読む」
     映画『機動戦士Zガンダム A New Translation』三部作
     '85年に放送されたTV「Zガンダム」と「新訳」と銘打たれた劇場版では、どこがどう違うのか。その根本を見極め、TV「Zガンダム」が目指したものと、映画「Zガンダム」が目指したものを比較します。
     http://www.sbsgakuen.com/Detail?gakuno=2&kikanno=175886

    4.中日文化センター
     10/22 『心が叫びたがってるんだ。』
     この作品の繊細な心理描写を追いながら、映画を解題します。
     https://www.chunichi-culture.com/programs/program_166148.html


    Q&A

    「なぜなにアニ門」で質問を募集しています。「件名」を「なぜなにアニ門」でpersonap@gmail.comまで送って下さい。文面にハンドル(名前)も入れてください。
    あるいは、アニメの門チャンネルの有料会員は、アニメの門チャンネルページの掲示板サービスが使えますので、そこに質問をしていただいてもよいです。メルマガの下にあるコメント欄でも結構ですよー。

    Q:以前よりアニメ配信が主流になるとして、作品作りに影響は今後出てくるのでしょうか。私はアメリカのドラマの一部のように「引き」が強く重視されすぎるとちょっと嫌かなあと思っていましたが、現在は一話ごとに課金する形態はあまりないため、特にそのような影響は感じられないように見えます。また配信のお金の流れがわからないのですが、より多くの配信媒体に、より長く採用されることが収益に繋がるのでしょうか。(PN.キンプリおじさん)

    A:最近のSVODサービスは連続視聴(流しっぱなし)を想定しているっぽく、ひとつのシリーズの中での引きは、なくなることはないと思います。(たらシーズンラストの引きは、アメリカドラマのようにはならないのでは? と想像しています。日本のアニメはおおむね1クールとか2クールできっちり完結することを想定しているので)。配信の売上げはおそらく「一定期間、配信してよい」という形で契約され、まずMG(ミニマムギャランティ)が支払われ、想定よりさらによく見られた場合に、プラスαがつく――という仕組みではないかと想像してます(間違ってたらごめんなさい)。だから、多くの媒体で長くかかる(=定番化)のは当然、収益に繋がると考えています。

    Q:『君の名は。』の動員がはた目にも凄いと感じています。公開前後のTwitterでも盛り上がりも感じていましたが、それを遥かに上回る動員で、ごく普通の若い層にどうやって届いているのでしょうか。(PN.キンプリおじさん)

    A:まさかこんな大ヒットになるとは。初動はやはりTVCM(というかネットでの視聴も含め)による周知が大きいと思います。東宝300館を埋めるための宣伝ですから、手数は多いですよね。あと、ライバルの不在。中高生がこの時期に見る「1本」になっていたのも大きいかと思います。

    Q:今年に放送されたアニメの中で、登場人物が使っていたガジェット・アイテムで、「2~3年前には殆どみかけなかったもの」は、スマホ以外では何かありますか。そろそろ、電気自動車の「エンジン音無き発進」が出るかと思ってましたが…まだですね。(PN.匿名希望)

    A:アニメはもともと空想アイテムのほうが登場しているので、あんまりそういうものはないと思います。実際のハイブリッド車も、事故防止のためわざわざ走行音を流すようにしてたりするので、「エンジン音無き発進」はアニメには登場しないと思います、


    前回のアニメの門

     小原篤記者@アニマゲ丼をゲストに『君の名は。』について語り合いました。
     トークは「これまでの作品と同じところ/変わったところ」をお互いに挙げていくスタイル。それはこんな感じでした。

    【同じところ】

      藤津1 喪失感大事
      藤津2 恋愛感情大事
      藤津3 音楽シーン大事
      小原1 すれ違い
      小原2 代々木
      小原3 実は自信家

    【変わったところ】

      藤津1 「普通」のアニメ監督に
      藤津2 マンガっぽい演出登場
      藤津3 前向きなラスト
      藤津オマケ 犬
      小原1 元気玉
      小原2 笑い
      小原3 オヤジ

     『君の名は。』の大ヒットを受けて、TS配信期間は終わりましたが、近日中にアニメの門配信の録画を再配信する予定です。


    連載「理想のアニメ原画集を求めて」

    文・水池屋(コーディネート:三浦大輔)

    第25回『スタジオジブリ・レイアウト展 図録』

    原画をはじめとしたアニメの制作資料を展示するイベントは、最近でこそ多くなってきましたが、2008年の「スタジオジブリ・レイアウト展」の開催当時、そういった資料、それも「レイアウト」を大々的に展示するイベントはなかなか物珍しいものでした。

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    それまでは、アニメの素材の中でも「背景美術」を目にする機会が多かった気がします。
    背景美術は風景画のように鑑賞することもできますし、何より、描かれたものが比較的直接画面に反映されるので、アニメを一枚の絵として分解した場合に、完成画面で見たのと同じ絵を、実物の絵として展示することができます。
    それに対して、原画は描かれた後に、動画や仕上げなどの工程を経るために、その線が直接画面に現れることはありません。また、レイアウトで描かれた絵はさらにそれ以前の工程の素材で、セル画、背景美術として改めて描き直されるためのものです。

    つまり、この連載で触れてきたような本に掲載されている絵は、どれもアニメを見ている人たちがアニメの画面の中で直接見る機会が無いものです。
    セルで動くものならまだしも、背景などに関しては、アニメーターが描いた絵が直接画面に現れることはまず無いでしょう。
    そのような、アニメの完成画面に映ることのない、紙の中の設計図がアニメのレイアウトの役割です。

     
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