ようやく『リメンバー・ミー』を見てきました。ちょっと特徴的な題材を感動的なお話に落とし込むあたり、さすがピクサーだなぁと。詳しくはいませんが、実質『キンプリ』と言ってもいいかも、という部分もある映画でした。
 これに限らず、仕事が久々に一段落しているので『パシフィック・リム アップライジング』『レディ・プレイヤー1』も見ました。
 『レディ・プレイヤー1』は大変おもしろかったのですが、これが「未来に繋がるのだろうか」と考えるところもあり、それも含めておもしろかったです。
 では、いってみましょうか。

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1.最近のお仕事紹介
2.連載「理想のアニメ原画集を求めて」
3.前回のアニメの門チャンネル 4.連載一覧

最近のお仕事紹介

1.朝日カルチャーセンター新宿教室「アニメを読む」(東京)
 6月16日『DEVILMAN crybaby』(+旧作)【受講申込】

2.5月のSBS学苑(静岡)
 5月27日は『君の名は。』を取り上げます。大ヒット作の隠れた魅力にフォーカスします。
 【受講申込】

3.5月の「オタクの学校」(東京・浅草)
 5月26日の「オタクの学校」の「アニメを読む」(15時)は「高畑勲の太陽(ホルス)と月(かぐや姫)」と題して、高畑監督の最初と最後の監督作を取り上げます。予約は近日中に始まると思います。【受講申込】


連載「理想のアニメ原画集を求めて」

文・水池屋(コーディネート:三浦大輔)

第65回『忍たま乱太郎アニメーションブック』付録『「忍たま乱太郎」オープニング&エンディング レイアウト・原画集』

 『忍たま乱太郎アニメーションブック』シリーズは4冊出ていて、その内2冊に付録として原画集が付いています。
 「付録」とは言っても、それぞれ80ページと50ページの資料集です。付録単体でも原画集同人誌に引けを取らないレベルの充実ぶりで驚きました。

 元々は、最初に出た『忍たま乱太郎アニメーションブック』に当時の第16シリーズから使われていたOPの原画が掲載されたことがきっかけなのだと思いますが、ここまでしっかりとした内容の付録原画集は見たことがありません。
 以前、『電撃G's magazine』の付録として『フタコイオルタナティブアートワークス』というユーフォーテーブルのアニメ『フタコイオルタナティブ』の原画集が付いているのを見たことがありますが、これはかなり特殊な例だと思います。
 他にも、『月刊アニメージュ』に宮崎駿さんの描いた『未来少年コナン』第1話の絵コンテが付録冊子として付く例は見たことがあります。探せば他にもあるのかもしれませんが、原画集や絵コンテ集が付録として付くようなこと自体が、なかなか珍しいことだと思います。

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 最初に出た『忍たま乱太郎アニメーションブック』に原画が掲載されているページは6ページと少なめですが、第19期OPは『忍たま乱太郎』のキャラクターデザインや劇場版の監督として活躍されている「藤森雅也」さんが特に力を入れて制作したOPなので、原画も見応えがあります。
 忍たまキャラクターの中でも人気のある、上級生が入れ替わり立ち代わり画面を所狭しと動き回るパートの原画が掲載されており、生き生きと動き回る絵を見ることが出来ます。

 一方、別冊付録に掲載されている原画は、『忍たま乱太郎アニメーションブック とくもり!』が『第20シリーズ「忍たま乱太郎」オープニング&エンディング レイアウト・原画集』、『忍たま乱太郎アニメーションブック メガもり!』が『第22・24シリーズ「忍たま乱太郎」オープニング&エンディング レイアウト・原画集』となっています。
 忍たまのOP曲は『勇気100%』という曲は変わらず、その時代時代のジャニーズのグループが歌う別バージョンとして変化していく形式ですが、主にそれに合わせてOPの作画も一新されていっています。

 別冊付録の原画集の内容ですが、まずOPの絵コンテがフルカラーで掲載されている、なかなかに豪華な内容です。この絵コンテ自体が綺麗に色鉛筆で塗られたイラストのような絵になっていて、フルカラーで掲載されることで見応えがあります。抜粋ではなく、絵コンテは全てが掲載されているので、絵コンテ集として欲しい人にとっては嬉しい内容だと思います。
 原画パートは白黒での印刷ですが、画像はかなり見やすい状態です。掲載されている原画は抜粋ですが、動きのあるカットでは連番での掲載がされており、購入してみるまでは止めの絵だけの掲載なのかなと恐る恐る買ったのですが、見ごたえがあってよかったです。
 第20シリーズの方では、原画や修正などの表記、パート担当者の表記が細かく付いており、これも意外でした。

 キャラクターの絵が見たい人向けの原画集という傾向は感じられますが、付録としては豪華すぎる内容で、2冊合わせてみると100ページを超えるボリュームと思うとなかなかのものです。
 原画集の巻末や、ムック本自体にも、忍たまを制作している亜細亜堂の人達へのインタビューやアンケートなどが数多く掲載されており、アニメ制作スタッフに寄った内容のものも多かったのも意外でした。
今後、こうしたムック本が続くかどうかはよく分かりませんが、忍たまには他にも見てみたい資料などがあるので、続いてほしいと思います。欲を言えば、TVの良い回の原画や劇場版の資料なども、なにかの形で見れないかなあと思うのですが。

(『忍たま乱太郎アニメーションブック 忍たま忍法帖 』1620円、『忍たま乱太郎アニメーションブック 忍たま忍法帖 とくもり!』 2052 円、『忍たま乱太郎アニメーションブック 忍たま忍法帖 メガもり!』2052円/KADOKAWA)


前回のアニメの門チャンネル

 前回のアニメの門チャンネルは、「コレ見た? 4月新番組+α」をお送りしました。ゲストはライター高橋克則さんと、高橋さんと同じサークル出身という宣伝プロデューサー戸田力良さん。戸田さんは4月新番組『重神機パンドーラ』の宣伝担当ということで、パンドーラの宣伝ビジュアル、キャッチコピーの展開を解説しつつ、作品の紹介をしていただきました。
 「コレ見た?」のほうは 以下5作品をそれぞれ挙げつつ、トークを展開しました。