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諫議大夫さん のコメント

長期休暇中のさ中でも、配信ありがとうございます。

『はがき』だからこそ生まれたのが茶魔語─この視座は盲点でした。
ネットでは表現力が活かされない─昨今のネットによるゴミみたいな意見には表現力があからさまに欠如しているのは、先生のゴー宣から繰り返し学んできたことですが、なぜネットでは表現力が欠如するのか私には今一つつかみ切れないでおりました。
しかし今、その答えが分かってきました。「絵」だったのですね。
百万の語よりも、読者がこれだったら絶対笑わせられるだろうとひと手間もふた手間もかけた、一枚の絵。
きっと当時の読者は、へたでも一生懸命だったに違いないし、苦労して、それこそ汗と涙と血のにじむような思いで絵を描いて、採用されるようポストに向かって祈る読者がいたことが容易に想像がつきます。
よしりん先生はそういう子供の心を大切にしていたのですね。
今号のゴー宣でまた大事なことを学びました。
「きれい」と「美しい」は違う。なるほどです。そういえば昔のコロコロやジャンプ、サンデーやマガジンだって「きれい」な漫画はなかったように思います。
先月、『コロコロアニキ』を買ったのですが、私の知っている漫画家さんに較べて知らない─新しい漫画家さんの絵は総じて「きれい」でした。
女の子の胸がボインすぎ(←そこか笑)て、却って違和感がありました。いや、女の子だけでなく男キャラも、子供キャラでさえ、イケメンすぎて違和感アリアリです。
漫画だけではないのかもしれません。郊外の町へ行くと、消防署とか地域の児童館とか公共施設の掲示板に張られているポスターの絵だって、子供が描いているのでしょうが、昔は素朴な雰囲気でそれなりに味のある絵(←ぶっちゃけて言えばヘタクソな絵)が多かったのに、今では少年ガンガンとかアキバや有明とかで売られているような「きれいな」絵が貼られて
いて「これ本当に子供が描いたのか?」と私は戸惑いを隠せないでおります。
私の頭が古いのでしょうか?


容姿ばかりでなく、心までも美しいもくれん先生、『ミエテル・ヲ・ミチャッテル』そのネーミング・センスに大爆笑しました!どーしてこんなにハイセンスな、しかも当意即妙的を得た命名を思いつくのか、「しゃべクリスト」の私でも敵いません!
そして本文のミエテル・ヲ・ミチャッテルさんの行為ですが、私の中では「あるある」です!嫌いな人・苦手な人を意識しすぎて、ついその人の行動の一挙手一投足が気になってしまうんですよね。
嫌だったら見なければいい。
頭では分かったつもりでいても、そしてその嫌な人から直接嫌なことをされた(ミチャッテルさんの場合はマーブルチョコですか)り、嫌な言葉を直にかけられたりした時ほど、ますますその嫌な人の行動が気になるものです。
この嫌いな人は次に何をしてくるだろうか、とかね。
私のような小心者はビクビクしてつい身構えそうになります(笑)。そんなにおどおどせず堂々としてればいいのでしょうが、これも人の性というものなのでしょうかね…。

それにしても、もくれん先生のとこの大家さん、超やさしい~。

それにひきかえ、4番目に意見を言った人、超ひど~い(爆)。
きっとその人は頭の中が性悪説で埋め尽くされて、性善説をまるっきり信じていないんでしょう(笑)。
性悪(しょうわる)の異能者ということにしておきます(笑)。
No.30
103ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
(号外 2016.5.17) 【目次】 1. ゴーマニズム宣言・第172回「茶魔語の秘密―『きれい』と『美しい』の違いについて」 2. もくれんの「ザ・神様!」・第81回「ミエテルと逆転~となりのおじさん孤独死事件5」 第172回「茶魔語の秘密―『きれい』と『美しい』の違いについて」  岡本太郎がこう言っていた。 『ゴッホは美しい。  しかしきれいではない。  ピカソは美しい。  しかし、けっして、きれいではない。』 『おぼっちゃまくん』を30年ぶりに復活させる。「わしズム」でたまに軽く描いてみたりはしていたが、今度は本格的である。 「コロコロアニキ」という雑誌の7月15日発売号に33ページのボリュームで描く。  その後も月2本のペースで描きためて、全編新作描き下ろしの単行本『おぼっちゃまくん』を出そうと考えている。  ギャグ漫画の描きおろし単行本を出すということが、かつてなかったことだし、画期的な企画だろう。 『おぼっちゃまくん』のファンが現在、30代、40代になって、子供も育て始めた頃であり、 「大人と子供が一緒に笑える格差社会のギャグ漫画」 として、世の中に出すのだ。  ただひたすら屈託なく笑える単行本を作ってみようと思う。 「コロコロアニキ」での復活に向けて、編集部が茶魔語募集をやっていたが、7月発売号で『おぼっちゃまくん』特集の別冊付録が付いて、そこで優秀作が発表されるらしい。わしも選ぶだろう。   しかしこの茶魔語にも時代の弊害が現れるなぁと思うのだが、昔は「はがき」に茶魔のイラストと共に茶魔語が描かれていたのだ。  子供の絵だから、ヘタクソでも、全然かまわなかった。  デッサンと、絵の上手さや魅力は違う。ニュアンスが表現されていたら、それで可笑しみが伝わるのだ。  ダジャレそれ自体は大して面白くなくても、その表現の仕方が面白いのが茶魔語だった。 子供たちは全員、絵を描いてきてたのだ。  茶魔語と単なるダジャレの違いを今も多くの人は分かっていないだろう。 「おはヨーグルト」 と文字で書いても、その面白さは伝わらない。  ところが、茶魔にパジャマを着せて、黒目部分を大きくして、ヨーグルトを片手に持って、ぼやっとした感じで 「おはヨーグルト」 という言葉を発している絵を子供は描いてきていた。  その絵を見た瞬間に、可笑しみが伝わったのだ。      
小林よしのりライジング
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!