トワージさん のコメント
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第221号 2017.4.26発行 「小林よしのりライジング」
『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。
毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてクリ!」、著名なる言論人の方々が出版なさった、きちんとした書籍を読みましょう!「御意見拝聴・よいしょでいこう!」、読者との「Q&Aコーナー」、作家・泉美木蘭さんが見舞われたヘンテコな経験を疑似体験!?小説「わたくしの人たち」、漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと紹介する「よしりん漫画宝庫」等々、盛り沢山でお送りします。(毎週火曜日発行)
【今週のお知らせ】
※「ゴーマニズム宣言」…“つなぎ融資の女王”の異名をもつ62歳の女詐欺師・山辺節子が、逃亡先のタイから送還され逮捕された。70人から7億円以上を騙し取ったとされるが、事件そっちのけで注目を浴びたのは山辺の若作りファッションである。さらに山辺は38歳と自称して31歳年下のタイ人男性と交際、日本国内でもホストクラブ通いをし豪遊を繰り返していたという。しかしどうやら、山辺だけが特殊な人間というわけではないようだ。最近増えているという、ホストクラブ通いをする「アラ還」女性の実態とは?
※「泉美木蘭のトンデモ見聞録」…「日本の最高権力者・安倍晋三とその妻・昭恵は、エセ科学やスピリチュアルな物に嵌りやすい、ちょっとイタイ人ではあるけど、只々イノセントでピュアな人なの」なんて擁護に騙されるな!首相夫妻が信じているカルトは、安倍政権の政策に多大なる影響を及ぼしている。今回は、安倍が信じたニセ科学に侵食された教育現場について徹底追及!
※よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」!「戦友」と呼べるような漫画家はいる?読後、何かと格闘していた後でもあるかのような、強い衝撃を感じた作品はある?EUはドイツ帝国なのに、離脱派のペトリ氏が勢力を伸ばしているのは何故?アメリカ抜きでもTPP締結を目指す理由は?アルコール規制の強化をどう思う?子供の嘘は見抜ける?また、嘘をついた子供にはどう接したら良い?…等々、よしりんの回答や如何に!?
【今週の目次】
1. ゴーマニズム宣言・第222回「色と欲にまみれたアラ還女に気をつけろ!」
2. しゃべらせてクリ!・第179回「ぽっくん、涙の誓いぶぁ~い!の巻〈前編〉」
3. 泉美木蘭のトンデモ見聞録・第30回「安倍教育親衛隊から、教育現場を守れ!」
4. Q&Aコーナー
5. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど)
6. 読者から寄せられた感想・ご要望など
7. 編集後記
第222回「色と欲にまみれたアラ還女に気をつけろ!」 62歳の女詐欺師・ 山辺節子(名前をうんこ色にする) が逃亡先のタイから送還され、逮捕された。
山辺 は東芝、ソニーなど大企業の名前を挙げて「大企業が資金繰りに困った際、銀行から融資を受ける前のつなぎとして融資する『シャドーバンキング』に出資しないか」「元本を保証した上で出資額の25%を配当する」などと持ち掛け、「つなぎ融資の女王」と称していた。
被害は少なくとも70人から7億円以上、10数億に上るとの見方もある。
だが事件そっちのけで注目を浴びたのは、TVに映った 山辺 の若作りファッションだ。
タイで入管当局に身柄を拘束された際の 山辺 の服装は、肩を露出させた白いオフショルダーのブラウスに、太もも露出のショートパンツ! そして髪は80年代の「聖子ちゃんカット」にリボンのついたカチューシャ。
まつ毛盛りメイク。ピンクのネイル。でも顔はしっかり62歳。首元の筋も、露出させた腕にも皮膚のたるみは誤魔化せない。
ところがショートパンツから出ている足だけが60過ぎにしては誤魔化せている。そこが腹が立つ。指原莉乃に似た腹立たしさがある。
顔だけはアップになればなるほど婆さんの顔!多分、実際に近づいてみたら吐き気がするだろう。
あまりにもおぞましい。これならまだ 林家パー子 の方が見やすい!
もちろんネット内は騒然で、「痛すぎる」「破壊力すごすぎ」「ごはん時に映すな」等、反響轟々という状態のようだ。
山辺節子 62歳は38歳だと自称して、31歳年下のタイ人男性と交際していたという。
それについて「38歳はサバ読み過ぎだが、若くは見える」だの「タイ人には、日本人が若く見えるのかな?」だのと言ってる人もいるが、超若作りに騙される男もいるのだろう。接近して顔を見たら絶対に無理のはずだ。
山辺 は交際相手のタイ人男性に一軒家を購入し、金を貢いでいたのだ。男は、金目当てだったに決まっている! 金のためなら、婆さんでも抱ける男はいるものなのだ。
もしあれで30代後半か40代だと本気で思っていたのだとしたら、タイ人の眼球を疑わざるを得ない。
山辺 は日本国内でもホストクラブ通いをしていて、1回に100万円の飲食代と100万円のチップを払っており、ホストには200万円の高級時計をプレゼントしていたという。
また、故郷の熊本には1億円の豪邸を建て、高級そうな家具や調度品を置き、ガレージにはベンツやジャガーといった高級車を入れていた。お手伝いさんは2人いて、手入れが行き届いた庭でパーティーやバイオリンの演奏会を開催し、セレブ感を漂わせていた。
おそらく、集めた金はほとんど残っていないだろう。
山辺節子 はあまりにもキャラが濃いから、相当特殊な人間かと思っていたら、実はそうとも言い切れないという恐ろしい話が聞こえてきた。
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!
クリリンがやってきたさん、ありがとうございます。片山氏ですが、このようにちゃんと表記してるように視聴して男系固執論者とはちょっと違うなという印象を受けました。仕草と感情をリンクさせて暗記している私の見違えかもしれませんが、叛逆を掲げた揶戯と比べ、男系論展開で地に足がついていない、迷いがあるような感じがしました。
さて、そんな片山氏ですが、ちょっと調べたところ、確かに皇室に関して幾らか関わってはいるようですが、本業は音楽評論家のようです(シン・ゴジラの音楽に対する評論も行っています)。
彼は陛下のおことばに対し、こんな感想を書かれています。
http://lite.blogos.com/article/199450/?axis=&p=1
読む限り、陛下の意図はしっかり汲まれているようです。しかし、彼の天皇像は明治以降わずか4代で止まっています。
彼は番組前半の様子を見ても彼なりの尊皇心は確かにあるようですが、このおことばを聞いて「戦後レジーム」の完成になるのでは?と危惧しています。なんで?と読み進めていくと、欧米の「人権」はゴッドから与えられたものだから民主主義が成立しており、日本ではそのゴッドにあたるのが皇室しかないとのこと。つまり皇室に「神秘」を求めているわけで、今まで以上に世俗に入り込むとそれが失われ、民主主義が益々機能しなくなるのでは、とのこと。
つまるところ昭和天皇の「人間宣言」から始まった「目に見える世俗主義」が今上陛下の「第二の人間宣言」を経て進むことにより「目に見えない神秘主義」が衰退し、敬意を得られなくなるのでは?ということで、なんか男系固執論者が言ってそうなことを書いています。
やはりというか、片山氏は天皇も、人間宣言も全く知らないで呼ばれたようですね。
そこに天皇論を書く前のよしりん先生が持っていた「男系の方がいいだろう」という考えと男系固執論者の入れ知恵が加わり、後半のあの流れになったのだと思います。
しかし、ブログでも書いてある通り、皇室の「神秘(聖徳概念と言ってもいいかも)」が日本の民主主義に必要とも思っており、天皇なき民主主義は更に日本を劣化させると思っているのも事実です。
ここが男系固執論者との大きな差異だと思います。リアルタイムで見て叛逆万歳の揶戯とも、匙を投げたような御厨氏とも印象が違うと私が思った理由がそこにあるかもしれません。
彼は明治以降の皇室しか知らないから男系で皇統を繋いだ方がよいと思っています。しかし、側室のない今それができないことも改めて分かったのでしょう、堂々と論を展開する川西氏とは対照的に凄まじい葛藤に苛まれたように見えます。
彼とて皇統は守りたいのでしょう。されど、無知故に男系固執論者の入れ知恵を基とした考えを改めることができず、苦しんでいるのだと思います。葛藤に苛まれた状態でやぶれかぶれな発言が出てきた可能性も考えられます。
彼は番組の最後、「象徴天皇とは」という問いに「国民の希望のようなものであり、常に触れあうことが大事」(と昨日のメモに書いてある)と述べられました。
片山杜秀氏は尊皇心を持っていると思います。されど、無知なのに学者という身分から知ったかぶりになり、己が尊皇心と陛下の意図の乖離に苛まれているのが実情でしょう。男系固執論者が蔓延り、マスメディアもそれに同調した今、恐らく彼のような方もそれなりにいらっしゃるでしょう。
親鸞みたいな気も?しますが、天皇論平成29年という経典を差し上げて(親鸞は一々差し上げてなさそうですが)救うのも、大事なことだと思いました。
以上、片山氏はまだ救いの手が差しのべられる筈!という意見でした。
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