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フレデイ タンさん のコメント

トルストイが嘆いた日露戦争では使われた武器は戦国時代に使われた武器と本質的に変わりなかった。両国の兵士が戦場で凄惨な死をするだけで済んだ。後方の人々は株の乱高下に一喜一憂した。そんな具合だったので「平和」を主張しても、勇み切った主張に押し切られた。

これまで何度も言ってきたが、日本政府が米国政府のスタンスに同調して敵とみなしているロシア、中国、北朝鮮は核ミサイル国家だ。この三国の敵は国ではない。資本に依る世界制覇を夢見るネオコンと称される在米のカルト集団だ。日本では朝鮮人嫌い、中国人嫌い、ロシア人嫌い、共産党嫌いが全面的に表面に現れ、対立の本質が見えにくくなっている。その結果、日本は今1940年の鬼畜米英と騒いでいた状態に近似して来た。この際、絶対に忘れてならないのは今度の戦場が朝鮮半島、日本列島丸ごとということだ。

続く
No.7
86ヶ月前
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トルストイは一八二八年生まれ。一九〇四年六月二十七日英国ロンドンタイムス紙に「日露戦争論」を発表した。『現代文 トルストイの日露戦争論(平成二三年国書刊行社』より。 *************************************  戦争はまたも起こってしまった。誰にも無用で無益な困難が再来し、偽り、欺きが横行し、そして人類の愚かさ、残忍さを露呈した。  東西を隔てた人々を見るといい。一方は一切の殺生を禁ずる仏教徒であり、一方は世界中は兄弟であり、愛を大切にするキリスト教徒である。 ・貧困で、無知で、社会情勢に暗い日本の農夫が田畑から引き離され、仏教本義を教えられることはなく、偶像に犠牲を強いることを教えられている。一方ロシアのツーラ地方もしくはニジニ・ノブゴロド地方の貧困で無教育な人々がキリスト教の本義はただキリストを礼拝することにあると教えられた。これは普通の人
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。