中国は、米国に対し、１２８品目２５％関税を２日に実施した。貿易戦争に突入しかねない。

英国とロシアの問題は、米国を含め多くの国がロシアから外交官を引き上げ、経済制裁をさらに強化するようである。ロシアは現在の制裁でかなり疲弊しているが、さらに制裁が掛けられると、ロシア人民の不満が一気に噴出する恐れがある。プーチン大統領も厳しい立場に追いやられている。

北朝鮮の抱き付き戦略に韓国は対応しているが、米国は、FTAの締結を先延ばしして、北と韓の首脳会談の様子見の状況にある。

中東は、シリア、イスラエル、パレスティナ、トルコ、イラン、サウジアラビアの関係が複雑に入り組んでおり、いつ何が起きるかわからない情勢だ。

世界が、大きな変動、渦に巻き込まれた状態なのに、日本は森友問題で明け暮れしている。森友問題が小さい問題とは言わないが、お友達仲間優先の政治が批判されているのであって、収賄罪など大きな法律違反が問題になっているわけではない。あくまでも、安倍首相の政治家としての倫理観の欠如（私物化）が、政治を混乱させているといえる。議会制民主主義の社会で、議会で安倍首相を追い込めなければ、追い込むには選挙しかない。世論調査の結果を見ると、今の野党の体たらくでは、選挙しても議席数を増やすことが極めて難しい。自民党内野党に頑張ってもらうしかないのでしょう。