• このエントリーをはてなブックマークに追加

皿うどんボンバーさん のコメント

今週も配信ありがとうございます!
お疲れ様です。

「ゴー宣」読みました。

「高度経済成長の夢をもう一度」のノスタル爺もそうですが、
70年万博の時に子供だった世代、松井府知事とかダウンタウンの二人とかがそうですね。
なんか涙まで流して感激して決定を喜んでたとか。
私は70年万博の当時は、まだ1歳だったので全然分かりませんが、
(過去映像のVTRとかでは、いろいろ見たことはありますが。太陽の塔は修学旅行で見に行きましたが、80年代でした)
そんなもんなのかなあ・・・と、ちょっと一歩引いたような感覚で、今回の報道などの喧騒を眺めてました。

今回のライジング「ゴー宣」を読んで、岡本太郎という人物の凄まじさの一端を知って、
とても有り難いです。
個性の強い芸術家として「ああ、岡本太郎、こんな感じの人だったよね。TVや雑誌でも見てたし」くらいの印象しか無かったので、
岡本太郎がこんなにカッコいいロックな人だと知ることが出来て、とても興味が湧きました。

それに反して、当時「反博」の若者だった、今じゃすっかり転向した現代のノスタル爺世代の、なんとダサいこと・・・。
70年万博の当時に子供だった世代まで、そんなダサい世代に、わざわざ倣うことなんか無いのに、と思います。

万博をもう一度やったって、岡本太郎のような不世出の天才は、二度と現れません。
しょうもないノスタルジーの為に、莫大な税金を投入するのって、バカバカし過ぎます。
2020年の東京五輪と同じように、その時だけのお祭り騒ぎで甘い汁を啜れる一部企業と、政界・財界人、芸能人などが喜ぶだけでしょう。
あとは開催自治体で、その時は多少お金が回るんでしょうけれども。
その後に残るツケやマイナスの方が大きい気がしますね。
ノスタル爺達は、先のこととかはどうでもいいんでしょう。
自分の老後に最後にお祭りが見れりゃ、それでいいや、くらいな感覚なんでしょう。
70年万博の当時に子供だった世代は、下の世代に、
「俺達の子供の頃はこんな凄い万博やってたんだ。それを俺達はまた実現させたんだ」と、ドヤ顔で自慢したいだけなんでしょう。

スカスカのバカ騒ぎ、本当に虚しいですね。


「トンデモ見聞録」読みました。

「多国籍」な話、どれも濃いです!
濃くて面白いんですけど、それは自分とは関係のない第三者の話として見れるから面白いのかもしれません。
実際に、自分が当事者になって関わることになった場合は、
得難い貴重な経験も出来るでしょうけれども、物凄くしんどい思いをする場合もあるだろうなあ、と、
読んでいて思いました。
それぞれのお国柄、民族性、文化というものがあって、
その違いがあるからこそ面白いという面がある一方で、
グローバル化やら移民やらで、その垣根を無理に取り払おうとしていくことは、やっぱり危険過ぎると感じます。

ケニア人の無茶苦茶な値切り交渉を跳ね付ける接客術(?)のくだりは、凄いなと思いましたし、
読んでて笑っちゃうところもありました。
鉄の意思でブレない木蘭さんすげえ!というのもあり、
このケニア人どんだけしつけえんだよ!というのもあり、
オチも最高でした。

中東というかイスラム圏の男尊女卑の感覚って、想像以上に凄まじいですね。
日本も戦国時代とか、江戸時代とか、明治時代とか、戦前とか。男尊女卑凄かった時代がありましたし、
今でも先進国の中では男尊女卑が根強い方かなと思いますが、
その比じゃないですね。
でも、イスラム圏の国の人達は、ずっとそうやって来たからそれが普通なのでしょうし、
それが、それぞれのお国柄、民族性、宗教、文化の違いでもあるんだろうなと改めて思います。
ほんの一時期に燃え盛った恋愛感情だけで、そうやすやすと乗り越えられるものではないのでしょう。

ジプシー(ロマ族)の話についても、私は不勉強で知らない話が多かったので、
興味深く読みました。
J-POPとか歌謡曲とか洋楽とか、漫画などのサブカルで、
ジプシーについてはそれなりに、なんとなく知ってはいたのですが、
ここまでは流石によく知りませんでした。

最後の若いトルコ人のくだりも笑っちゃいました。
田舎が嫌で飛び出した日本人の若者の感覚にも、どこか通じるところがあるかもですね。

追伸:Q&Aたくさん答えて戴いてありがとうございました。
小林先生に「面白い質問だな」と言って戴けると、
面白いものは面白い、つまらないものはつまらない、と、
いつもはっきり作品で仰っている小林先生を、ファンとして知っているだけに、
「面白いと思って戴けたんだ・・・」と、ちょっと嬉しくなってしまいました。

「石森章太郎先生のマンガ家入門」の話は、BUBKAの吉田豪氏の小林先生へのインタビューの中でも少し出て来たので、
インタビュー記事の感想と併せて「小林先生も読んでおられたのか・・・」と、いろいろ知らない話を知ることが出来て嬉しいです。

他の方々のQ&Aと、その回答は、ふぇいさん、三津五郎さん、がんTさん、ポテトヘッドさんの質問と、先生の回答が印象に残りました。
実写版の鉄人28号、私は当然、全然世代ではありませんが、映像は何か見た記憶があります。
そして、何故か、実写版の鉄人28号の主題歌のレコードを持っています。

「しゃべクリ」は、希蝶さんMVPおめでとうございます!
No.35
73ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
第294号 2018.12.4発行 「小林よしのりライジング」 『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。 毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてクリ!」、著名なる言論人の方々が出版なさった、きちんとした書籍を読みましょう!「御意見拝聴・よいしょでいこう!」、読者との「Q&Aコーナー」、作家・泉美木蘭さんが現代社会を鋭く分析「トンデモ見聞録」や小説「わたくしの人たち」、漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと紹介する「よしりん漫画宝庫」等々、盛り沢山でお送りします。(毎週火曜日発行) 【今週のお知らせ】 ※「ゴーマニズム宣言」…2025年の大阪万国博覧会(万博、EXPO)が決まってしまった。「高度経済成長の夢よもう一度」というノスタルジーでお祭りをリピートしようとする「ノスタル爺」のバカさ加減には辟易する。70年大阪万博の建築物で現存しているのは岡本太郎の「太陽の塔」だけで、今となっては70年万博=太陽の塔というイメージになっている。しかし岡本はこの「太陽の塔」を“反・万博”の象徴として建てたのだ。「人類の進歩と調和」というテーマに対する岡本太郎の応えとは? ※「泉美木蘭のトンデモ見聞録」…深夜のラテンクラブは、完全な多国籍状態になることがある。観光でやってきたメキシコとコロンビアの若者たち、飲食店経営のペルー人、IT技術者のトルコ人、フラれてヤケ酒の日本人の若者etc... さて、“多国籍状態”って、一体どんなことが起きるのか。 ※よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」!『相棒』のシャブ山シャブ子をどう見た?消費税増税は絶対に実施すべき?病院に行く時はどんな気持ちでいる?ゴーンに対する日本の捜査はアンフェアでは?外国人による土地購入問題をどう思う?新たな闘いを始める前、勝算はどれくらいあると思っていた?…等々、よしりんの回答や如何に!? 【今週の目次】 1. ゴーマニズム宣言・第303回「大阪万博はスカスカのリピート経済でしかない」 2. しゃべらせてクリ!・第251回「カメ乗り世界一の妙技を見てクリクリ~!の巻〈後編〉」 3. 泉美木蘭のトンデモ見聞録・第107回「多国籍って、難しい!」 4. Q&Aコーナー 5. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど) 6. 編集後記 第303回「大阪万博はスカスカのリピート経済でしかない」  2025年の大阪万国博覧会(万博、EXPO)が決まってしまった。  2020年の東京オリンピックが終わればお祭り馬鹿騒ぎから解放されると思っていたのに、それがさらに5年続くのかと思うと、本当にうんざりだ。それで次は札幌で二度目のオリンピック開催を目指す動きが加速するのだろう。 「高度経済成長の夢よもう一度」というノスタルジーでお祭りをリピートしようとする「ノスタル爺」のバカバカしさは、「FLASH(11月27日号)の『よしりん辻説法』でも描いた。  二度目の大阪万博に湧きたっている者など、年寄りばっかりだ。中には70年万博の時に子供だった、わしより年下の者もいるが、ガキの頃のおぼろな記憶だけでノスタルジーに嵌っているのだから、わしより脳が老いているのではないか?  若者にしてみれば、オリンピックならまだわかるけれども、「万博って、何?」って感じだろう。  そもそも70年大阪の後も、日本で万博は75年沖縄海洋博、85年つくば博、90年花の万博、2005年愛・地球博と行われている。「大阪で55年ぶりの万博!」とか騒いでいるが、大阪では90年に「花博」をやっている。だから注意して聞くと、「大阪で55年ぶりの大規模な万博」と言っていたりする。  万博とは「国際博覧会条約」に基づいて行われる博覧会で、5年に1度開かれる大規模な「登録博」(旧名称は「一般博」)と、比較的小規模な「認定博」(旧名称は「特別博」)に分類される。  70年万博は「一般博(大規模)」、90年花博は「特別博(小規模)」で、2025年万博は「登録博(大規模)」だから、大阪で「大規模な」万博は「55年ぶり」だというのだ。   しかし、2005年の愛知万博は「登録博(大規模)」だったから、「大阪では55年ぶり」といっても、「日本では20年ぶり」である。  自分でも説明しながらよくわからなくなってきたが、要するに、2025年大阪万博の何がめでたいのか、さっぱりわからない。   結局は70年万博を知っている世代が、ノスタルジーで当時を過剰に美化して、再び大阪万博さえやれば、ありもしない美化された過去が現代に出現するものと妄信しているだけなのだ。 当時を知らない若い世代にとってみれば、何が何だかわからなくて当たり前である。   70年大阪万博の時わしは高校生の修学旅行で会場にも行ったが、わしの記憶に残っているのは岡本太郎の「太陽の塔」だけだ。  そして、70年大阪万博の建築物で現存しているのも太陽の塔だけで、今となっては70年万博=太陽の塔というイメージになっている。   だが、岡本太郎は太陽の塔を「反・万博」の象徴として建てたのだ。  そのいきさつは、岡本敏子著『岡本太郎に乾杯』(新潮文庫)に詳しい。  そもそも、岡本は万博に何の興味も持っていなかった。  70年万博はアジア初の万博で、1965年に開催が決定して日本万国博覧会協会が発足したものの、全く未経験の巨大プロジェクトで、開催のためのノウハウも何もなく、手探り状態のスタートだった。  そんな中、東京都庁舎や東京オリンピックの代々木競技場第一・第二体育館などの実績を持つ建築家の丹下健三は早くから会場計画の中心となり、素人集団の万博協会をリードしていた。  丹下と岡本は盟友といえる間柄だったが、それでも岡本は万博についてはひとごととして傍観していたという。  ところがそんな岡本に、万博テーマ館のプロデューサー就任の依頼が来る。その際、万博協会事務総長の新井真一が言った言葉がすごい。 「先生以外には誰もほかに考えていません。70年3月15日からと会期も決定し、間もなく世界中に参加招請状を発送します。その中心となるテーマ館です。  いま10億の予算があります。この予算を全部お渡しして、お任せしますから、どのようにお使い下さっても、口は出しません。もし絵を一枚描いて、これがテーマだよとおっしゃれば、それでも結構です」  真剣にそう言うので、さすがの岡本太郎も唖然としたという。 
小林よしのりライジング
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!