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カレーせんべいさん のコメント

【平成30年度ライジング版流行語大賞 ノミネート180語】

《上半期》
◆大福も飲んだらのどにつまる?本望です。 (1/2 ささブログ)
◆権力が作る憲法ではなく、国民が作る憲法を目指そう! (1/5 よしりんブログ)
◆わしのやることに「反対」や「批判」を表明して承認欲求を得る者は後を絶たない (1/6 よしりんブログ)
◆「何を成してきた人か?」が分からない者がえらそうに何かを言っていても、信用ならない (1/7 よしりんブログ)
◆わしが評価しない人物はリスクを負わない人物である (1/7 よしりんブログ)
◆恋愛関係になった男女は、大概、幼稚で甘えた内容のトークをするものだ (1/7 よしりんブログ)
◆男は馬鹿が普通! (1/7 よしりんブログ)
◆女子供を守って戦わない奴は男じゃない! (1/9 よしりんブログ)
◆大した才能もないくせに、道徳的に卑劣な奴を許せません (1/9 Q&A)
◆天皇制廃止を目論む「隠れ極左」 (1/10 トッキーブログ)
◆坂田超え (1/13 よしりんブログ)
◆門下生 (1/13 門下生チャンネル)
◆国家を守れずに「言論の自由」は守れない (1/16 ゴー宣)
◆無知は罪だ! (1/18 よしりんブログ)
◆男の側に余裕がないと、リベラルやフェミニストにはなれない (1/19 よしりんブログ)
◆庶民感覚から離れては保守たり得ない (1/20 よしりんブログ)
◆トカトントン (1/25 新・堕落論)
◆女は権力を使わずに口説かなきゃ (1/22 よしりんブログ)
◆自分の哲学や思想を育てていく助力になるように、わしは作品を世に出している (1/23 Q&A)
◆憲法は日本人の決意表明 (1/23 Q&A)
◆弱者のルサンチマン (1/25 新・堕落論)
◆「回復の民権」と「恩賜の民権」 (1/26 よしりんブログ)
◆国民が歴史の中で醸成してきた情緒や、一見、非合理に見える慣習を守るのが「保守」 (1/27 よしりんブログ)
◆人間には文学と哲学が必要だ!! (1/27 トッキーブログ)
◆知性への憧れ (1/30 よしりんブログ)
◆ギャグに差別はつきものである (1/30 ゴー宣)
◆表現は、毒を含まなければ面白くないのだ (1/30 ゴー宣)
◆ギャグの基準は国柄によっても違うし、時世によって変化もする (1/30 ゴー宣)
◆「え。・・・それ、本当にオレの子?」 (2/1 淑女我報)
◆属国に死す (2/4 ゴー宣道場)
◆自民党の名前書きたくない頭髪粉飾男 (2/6 トッキーブログ)
◆わしは「社交」よりも「独立独歩」を取る (2/6 ゴー宣)
◆人を責めたいだけの畜群 (2/6 Q&A)
◆人間はこの先、ますます脊髄反射だけで生きるようになるのだろう (2/9 よしりんブログ)
◆キャラだな (2/11 ささブログ)
◆立憲主義を貫徹する憲法案 (2/14 よしりんブログ)
◆スリーパー・セル妄想 (2/20 ゴー宣)
◆子育ては「贅沢」と化している (2/20 トンデモ見聞録)
◆自分でやれ!自分でやれ!自分でやれ!百回でも言ってやりたい (2/24 よしりんブログ)
◆日本人はどうしても「個人」よりも「世間」が強い (2/27 よしりんブログ)
◆「ゴー宣道場は狂信的熱狂的信者の秘密結社」 (3/3 よしりんブログ)
◆多くの読者の細胞がわしに繋がって総体としての小林よしのりが創られる (3/4 よしりんブログ)
◆読者はわしに影響を与えられるのである。 (3/4 よしりんブログ)
◆あえて真意を質さず (3/4 よしりんブログ)
◆結果を出さなくてもいいのだ。誠実に努力するだけで。 (3/4 よしりんブログ)
◆汁説法(しるせっぽう) (3/4 もくれんブログ)
◆わしは情の独裁者である (3/5 よしりんブログ)
◆「ゴー宣道場」の女性から嫌われたらおしまいだということを男たちは意識しておいた方がいい (3/6 よしりんブログ)
◆権力は国民を裏切る (3/11 ゴー宣道場)
◆背伸びして聞けばいい (3/11 ゴー宣道場)
◆わしはこのゴー宣道場に誇りを持っている (3/13 よしりんブログ)
◆カフェ文化 (3/17 よしりんブログ)
◆文章を見れば、どのくらい客観的に自分を見ているかがすぐ分かる (3/20 よしりんブログ)
◆全ての元凶は、安倍昭恵である (3/20 ゴー宣)
◆「ゴー宣道場」も読者が参加して進化していく創造物かもしれない (3/20 Q&A)
◆女性を傷つけたときは「手当て」をしなければならない (3/22 よしりんブログ)
◆弱者の気持ちが分かる者こそが本物の強者 (3/22 よしりんブログ)
◆青春が戻ってきた! (4/1 よしりんブログ)
◆やまげん教授 (4/3 よしりんブログ)
◆日本はもう法治国家の体をなしていないのだ (4/3 ゴー宣)
◆日本を中国・北朝鮮にしてはならない。せめて韓国並みの国にはしないといけない。 (4/3 ゴー宣)
◆怒りを失わないよう踏みとどまり、真実を見破る姿勢を貫こう (4/3 トンデモ見聞録)
◆原理主義としての伝統など、日本には存在しないのだ (4/5 よしりんブログ)
◆死者を含めた民主主義 (4/8 ゴー宣道場)
◆憲法は憲法学者のものではなく国民のものだ (4/8 ゴー宣道場)
◆本来の保守とは美意識や恥の意識を持っているはず (4/10 ビジネス・インサイダー・ジャパン)
◆活力も反抗心もない若者たちは自分よりも弱いやつを叩く (4/10 ビジネス・インサイダー・ジャパン)
◆茶魔サブレ (4/12 よしりんブログ)
◆立憲主義は決して護憲主義ではない。 (4/14 よしりんブログ)
◆キャンタマ (4/15 よしりんブログ)
◆セクハラには許容度においてグラデーションがある (4/18 よしりんブログ)
◆痴漢は「違法行為」であり犯罪だが、セクハラは「不道徳」である (4/18 よしりんブログ)
◆男はスケベで馬鹿なだけ (4/19 よしりんブログ)
◆ヒステリックな正義感こそが全体主義への道を舗装してしまう (4/20 よしりんブログ)
◆日本人はどうしても組織に個を埋没させる (4/22 よしりんブログ)
◆「笑い」は全体主義と戦うために重要である (4/29 よしりんブログ)
◆人は傷ついてこそ成長する (4/29 よしりんブログ)
◆自分の間違いを認めると、アイデンティティーが崩壊すると思い込んでる人が多すぎる (5/1 Q&A)
◆えだのんパンダ (5/3 ゴー宣道場)
◆言葉の共同体 (5/4 よしりんブログ)
◆立憲民主党には、教条主義的護憲派はいません (5/5 拡大版ゴー宣道場)
◆人はどうあっても歩まねばならず、恨んで座り込んでばかりはいられない (5/15 トンデモ見聞録)
◆現憲法の解釈を既得権益として守りたい憲法学者 (5/16 よしりんブログ)
◆水商売の素人が厚かましいことばかり言うな! (5/23 トンデモ見聞録)
◆子供も、女も、国家も、強く育てる (5/25 よしりんブログ)
◆社会は不条理だらけで、自分が強くなるしかないんだ (5/25 よしりんブログ)
◆謝ったら死ぬ病気 (6/5 ゴー宣)
◆人間は一生完成なんかしない! (6/5 ゴー宣)
◆統治機構改革 (6/10 九州ゴー宣道場)
◆お笑い砂金すくいにもどりたいなあ (6/12 もくれんブログ)
◆腹立つぐらいまずいラーメン (6/13 もくれんブログ)
◆異性とふざけられないなんて、もう私には生きられない (6/14 もくれんブログ)
◆公よりもラブ上位 (6/15 よしりんブログ)
◆他人のなにが「幸せ」かなんて、頭のなかで考えたって理解なんてできない (6/18 もくれんブログ)
◆トリプルよしりんDAY (6/19 トッキーブログ)
◆梅田耕太郎さんの名は、英雄として末永く顕彰しなければならない (6/19 ゴー宣)
◆AKBにはもうモラルを説いてもしょうがないんだと諦めています (6/19 Q&A)
◆禁煙ファシズムには加担したくない (6/19 Q&A)
◆「俺の女にしてやる」いっぺん言ってみたい言葉だ (6/26 よしりんブログ)
◆トランプは金正恩とのチキンレースに敗北した (6/26 ゴー宣)
◆悪も含む表現の可能性を認めないと、人々が内面を見つめない建て前だけの馬鹿になります (6/26 Q&A)
◆節句孕芽 (6/27 おぼっちゃまくん)

《下半期》
◆家庭も社会である (7/2 よしりんブログ)
◆国防の問題は、「悲観論」で考えるもの (7/3 よしりんブログ)
◆わしの子供は漫画を読んでくれる子供たち、全てです (7/3 Q&A)
◆ともだちぶさ (7/3 Q&A)
◆二人の最初の読者 (7/18 よしりんブログ)
◆何かを感じることと、それを言語化する能力は別だ (7/18 よしりんブログ)
◆食糧自給は安全保障の問題である (7/24 ゴー宣)
◆過去の日本人から受け継いだ財産として公共財となった「水道」 (7/24 ゴー宣)
◆プライドのないメンツ主義者 (8/1 よしりんブログ)
◆小林よしのりの生殺与奪の権利は一般読者が握っている (8/2 よしりんブログ)
◆LGBTは趣味じゃない (8/2 もくれんブログ)
◆本を買う楽しみも、「ゴー宣道場」の魅力の一つになっている (8/3 よしりんブログ)
◆わしの創作意欲を掻き立てることほど尊い、人類のための貢献はないですよ (8/4 よしりんブログ)
◆身障者も普通にいて、人間社会は成り立つものであるはずなのだ (8/7 ゴー宣)
◆「保守」の立場ならば、授かった命を選り好みしてはいけない (8/7 ゴー宣)
◆「生産性」で人間を計るのは保守ではない。 (8/7 ゴー宣)
◆励ましてくれる誰かがいれば自信は湧くんじゃないかな (8/7 Q&A)
◆自分は操られていただけというのは甘えです (8/7 Q&A)
◆完成しないから人生に意味がある (8/12 よしりんブログ)
◆「公」のために、「個」を確立するのは恐ろしく難しいことなのだ (8/13 よしりんブログ)
◆イデオロギーに狂うと、人としての情は完全に死んでしまうのである (8/14 ゴー宣)
◆「泉美さんのヌード写真を見て、興奮したのは、僕があれを芸術写真として見ることができず、エロ写真として見たからです。反省します。」 (8/14 Q&A)
◆海外出羽の守 (8/21 トンデモ見聞録)
◆自虐史観の空気は『戦争論』が変えた (8/21 ゴー宣)
◆平成の御世が続いているうちに次の元号を公表するという無礼 (8/28 ゴー宣)
◆オリンピックなんて、もううんざりだ (9/4 ゴー宣)
◆安倍は国益をたたき売りするような外交しかやっていない (9/4 ゴー宣)
◆フジツボ化 (9/11 オオカミ少女に気をつけろ!)
◆秘書みなぼんによる飯テロの時間ですよー♪ (9/11 編集後記)
◆わしにも孫が出来ている (9/18 よしりんブログ)
◆男女平等なんか、大した価値ではない! (9/18 よしりんブログ)
◆面子にこだわってたら「公論」なんか目指せない (9/23 よしりんブログ)
◆外科医はヒーローであって欲しい (9/25 よしりんブログ)
◆「コンテンツ」は「中味」であって「作品」ではない。 (9/25 ゴー宣)
◆ヘルニア笹さん (9/26 よしりんブログ)
◆知って変わればいいのです (9/29 トッキーブログ)
◆エビデンス・タコデンス・イカデンス (9/30 よしりんブログ)
◆よしりん企画は一般的な企業「組織」ではない。「職人集団」だ。 (10/2 ゴー宣)
◆世の中、間違った傷つき方をしている人が多すぎる (10/2 トンデモ見聞録)
◆自衛隊は旭日旗を堂々と掲げよ! (10/5 よしりんブログ)
◆随分と偉くなったもんだねえ。 (10/9 ささブログ)
◆モテ自慢をハラスメント化すな~っ! (10/9 トンデモ見聞録)
◆憲法における「基本的人権」を守らなければならないのは、国家権力である (10/15 よしりんブログ)
◆「もうひとつの立憲フェス」お助け軍団 (10/16 トッキーブログ)
◆「性差」と「性差別」は違う (10/16 トンデモ見聞録)
◆ドヤハラ(ドヤ顔ハラスメント) (10/17 オドレら正気か?)
◆議論の内容でいちいち傷ついてちゃ、もう公論なんか目指せない (10/19 よしりんブログ)
◆自分を弱者認定、少数者認定した者がいちばん強い社会になっている (10/19 よしりんブログ)
◆表現とは人を傷つけるもの (10/19 よしりんブログ)
◆議論の結果としての転向に謝罪は要らない (10/20 よしりんブログ)
◆弱者って、強いぞ! (10/20 ささブログ)
◆妄想・100年後の小林よしのり伝説 (10/23 よしりんブログ)
◆タコ焼きです!大阪のタコ焼きが食いたいのです! (10/23 Q&A)
◆読者参加型、読者にも考えてもらうための手法 (10/24 よしりんブログ)
◆立憲的改憲をしなかったという無作為の責任 (10/24 よしりんブログ)
◆自分の勇気のなさを反映した「自己責任論」 (10/26 よしりんブログ)
◆わしの「毒」を消すことはできない (11/3 よしりんブログ)
◆兵隊は国民の生命・財産を守るために命を賭け、ジャーナリストは国民の知る権利を守るために命を賭ける (11/6 ゴー宣)
◆不思議の国のHanada (11/6 トンデモ見聞録)
◆う○こ見た後にカレーを食べられるのか? (11/6 編集後記)
◆一人森友学園 (11/11 京都ゴー宣道場)
◆思考停止ワード・反知性ワード (11/13 ゴー宣)
◆後出しじゃんけんで正論を言っても意味がない (11/13 ゴー宣)
◆大人が「傷ついた」と言ったら、罰金取った方がいい (11/19 よしりんブログ)
◆戦後日本の平和至上主義こそがネトウヨを生んだ土壌 (11/20 笹幸恵特別寄稿)
◆「小林よしのり」をそんなちっさい物差しで見て欲しくないですね。 (11/20 編集後記)
◆どの登場人物にも「小林よしのり」は見て取れる (11/20 編集後記)
◆労働力を呼んだが、来たのは人間だった (11/27 トンデモ見聞録)
◆安倍晋三がにわかには信じがたいほどの馬鹿だということも、事実である (11/27 ゴー宣)
◆馬鹿とカルト信者につける薬はない (11/27 ゴー宣)
◆自国の領土をあっさり手放すような国など、世界で相手にされるわけがない (11/27 ゴー宣)
◆安倍晋三の愚かさは、「愚の骨頂」という言葉くらいではとても表しきれるものではない (11/27 ゴー宣)
◆いま必要なことは、「諦めない」国民を、どうやって育てるかである (11/27 ゴー宣)
◆デマ屋ツネヒラ (11/29 よしりんブログ)
◆わしの名は?小林よしのり。まだ大丈夫だ。 (11/30 よしりんブログ)
◆傷だらけの先輩 (11/30 よしりんブログ)
◆(営業、営業!) (12/2 トッキーブログ)
◆打ち合わせと書いて、うまいめしと読む (12/2 ささブログ)
No.41
73ヶ月前
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第294号 2018.12.4発行 「小林よしのりライジング」 『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。 毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてクリ!」、著名なる言論人の方々が出版なさった、きちんとした書籍を読みましょう!「御意見拝聴・よいしょでいこう!」、読者との「Q&Aコーナー」、作家・泉美木蘭さんが現代社会を鋭く分析「トンデモ見聞録」や小説「わたくしの人たち」、漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと紹介する「よしりん漫画宝庫」等々、盛り沢山でお送りします。(毎週火曜日発行) 【今週のお知らせ】 ※「ゴーマニズム宣言」…2025年の大阪万国博覧会(万博、EXPO)が決まってしまった。「高度経済成長の夢よもう一度」というノスタルジーでお祭りをリピートしようとする「ノスタル爺」のバカさ加減には辟易する。70年大阪万博の建築物で現存しているのは岡本太郎の「太陽の塔」だけで、今となっては70年万博=太陽の塔というイメージになっている。しかし岡本はこの「太陽の塔」を“反・万博”の象徴として建てたのだ。「人類の進歩と調和」というテーマに対する岡本太郎の応えとは? ※「泉美木蘭のトンデモ見聞録」…深夜のラテンクラブは、完全な多国籍状態になることがある。観光でやってきたメキシコとコロンビアの若者たち、飲食店経営のペルー人、IT技術者のトルコ人、フラれてヤケ酒の日本人の若者etc... さて、“多国籍状態”って、一体どんなことが起きるのか。 ※よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」!『相棒』のシャブ山シャブ子をどう見た?消費税増税は絶対に実施すべき?病院に行く時はどんな気持ちでいる?ゴーンに対する日本の捜査はアンフェアでは?外国人による土地購入問題をどう思う?新たな闘いを始める前、勝算はどれくらいあると思っていた?…等々、よしりんの回答や如何に!? 【今週の目次】 1. ゴーマニズム宣言・第303回「大阪万博はスカスカのリピート経済でしかない」 2. しゃべらせてクリ!・第251回「カメ乗り世界一の妙技を見てクリクリ~!の巻〈後編〉」 3. 泉美木蘭のトンデモ見聞録・第107回「多国籍って、難しい!」 4. Q&Aコーナー 5. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど) 6. 編集後記 第303回「大阪万博はスカスカのリピート経済でしかない」  2025年の大阪万国博覧会(万博、EXPO)が決まってしまった。  2020年の東京オリンピックが終わればお祭り馬鹿騒ぎから解放されると思っていたのに、それがさらに5年続くのかと思うと、本当にうんざりだ。それで次は札幌で二度目のオリンピック開催を目指す動きが加速するのだろう。 「高度経済成長の夢よもう一度」というノスタルジーでお祭りをリピートしようとする「ノスタル爺」のバカバカしさは、「FLASH(11月27日号)の『よしりん辻説法』でも描いた。  二度目の大阪万博に湧きたっている者など、年寄りばっかりだ。中には70年万博の時に子供だった、わしより年下の者もいるが、ガキの頃のおぼろな記憶だけでノスタルジーに嵌っているのだから、わしより脳が老いているのではないか?  若者にしてみれば、オリンピックならまだわかるけれども、「万博って、何?」って感じだろう。  そもそも70年大阪の後も、日本で万博は75年沖縄海洋博、85年つくば博、90年花の万博、2005年愛・地球博と行われている。「大阪で55年ぶりの万博!」とか騒いでいるが、大阪では90年に「花博」をやっている。だから注意して聞くと、「大阪で55年ぶりの大規模な万博」と言っていたりする。  万博とは「国際博覧会条約」に基づいて行われる博覧会で、5年に1度開かれる大規模な「登録博」(旧名称は「一般博」)と、比較的小規模な「認定博」(旧名称は「特別博」)に分類される。  70年万博は「一般博(大規模)」、90年花博は「特別博(小規模)」で、2025年万博は「登録博(大規模)」だから、大阪で「大規模な」万博は「55年ぶり」だというのだ。   しかし、2005年の愛知万博は「登録博(大規模)」だったから、「大阪では55年ぶり」といっても、「日本では20年ぶり」である。  自分でも説明しながらよくわからなくなってきたが、要するに、2025年大阪万博の何がめでたいのか、さっぱりわからない。   結局は70年万博を知っている世代が、ノスタルジーで当時を過剰に美化して、再び大阪万博さえやれば、ありもしない美化された過去が現代に出現するものと妄信しているだけなのだ。 当時を知らない若い世代にとってみれば、何が何だかわからなくて当たり前である。   70年大阪万博の時わしは高校生の修学旅行で会場にも行ったが、わしの記憶に残っているのは岡本太郎の「太陽の塔」だけだ。  そして、70年大阪万博の建築物で現存しているのも太陽の塔だけで、今となっては70年万博=太陽の塔というイメージになっている。   だが、岡本太郎は太陽の塔を「反・万博」の象徴として建てたのだ。  そのいきさつは、岡本敏子著『岡本太郎に乾杯』(新潮文庫)に詳しい。  そもそも、岡本は万博に何の興味も持っていなかった。  70年万博はアジア初の万博で、1965年に開催が決定して日本万国博覧会協会が発足したものの、全く未経験の巨大プロジェクトで、開催のためのノウハウも何もなく、手探り状態のスタートだった。  そんな中、東京都庁舎や東京オリンピックの代々木競技場第一・第二体育館などの実績を持つ建築家の丹下健三は早くから会場計画の中心となり、素人集団の万博協会をリードしていた。  丹下と岡本は盟友といえる間柄だったが、それでも岡本は万博についてはひとごととして傍観していたという。  ところがそんな岡本に、万博テーマ館のプロデューサー就任の依頼が来る。その際、万博協会事務総長の新井真一が言った言葉がすごい。 「先生以外には誰もほかに考えていません。70年3月15日からと会期も決定し、間もなく世界中に参加招請状を発送します。その中心となるテーマ館です。  いま10億の予算があります。この予算を全部お渡しして、お任せしますから、どのようにお使い下さっても、口は出しません。もし絵を一枚描いて、これがテーマだよとおっしゃれば、それでも結構です」  真剣にそう言うので、さすがの岡本太郎も唖然としたという。 
小林よしのりライジング
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!